2016 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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早期臨床体験(ECE)- 231 -早期臨床体験(Early Clinical Exposure)<1学年必修科目> 卒業後、大部分が臨床医としての道を選ぶ本学医学部生に対して、入学した早期の段階より医療(臨床)の現場を体験させることを目的として行われるのが、Early Clinical Exposure である。 学生がグループ毎に大学病院内の各部門において、その日常業務を見学・体験する。 大学病院各部門の現場体験をすることにより、医学部に入学したという実感を持ち、近い将来尊敬されるべき医師となるための自覚を持たせることを目標とする。 医学的知識をほとんど持っていない時期に行われる実習であるため、専門的な知識や手技の修得を目的としたものではなく、チーム医療の実践を学ぶために必要な考え方や態度を身につけ、学生自身が今後何をなすべきかを自覚させる。 さらに年間を通して学生が交代で大学病院中央玄関前に立って、患者・家族に対する挨拶と他職種と共同して必要に応じた援助を行い、接遇の基本を学ぶ。[教育目標]○チーム医療の重要性を理解し、医療従事者との連携を図る能力を身につける。○患者と医師の良好な関係を築くために、患者の個別的背景を理解し、問題点を把握する能力を身につける。●医師になるための動機付けを高め、チーム医療の実際を学ぶために必要な考え方や 態度を身につける。[学習目標(到達目標)]●病院の機能を知る。(知識)看護部・事務局・検査部・食養部・放射線部・薬剤部●チーム医療を支える様々な医療職に触れ、チーム医療の必要性を理解し、臨床現場を見学・体験する。(知識・態度) ○医療の現場におけるコミュニケーションの重要性を理解し、信頼関係の確立に役立つ能力を身につける。(知識・態度)●社会人としてのマナーを守る。(態度)自己紹介、挨拶、時間の厳守、服装○医療チームの構成や各構成員(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、その他の医療職)の役割分担と連携・責任体制について説明し、チームの一員として参加できる。(態度)○患者と家族の精神的・身体的苦痛に十分配慮できる。(態度)○患者に分かりやすい言葉で対話できる。(態度)[身につける能力] 別紙参照(卒業コンピテンシー毎にパフォーマンス・レベルA~Fを記した表)

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