2016 藤田保健衛生大学医学部 第2学年
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微生物学- 123 -微生物学[教育目標] 細菌・真菌による感染症を、病原体の性質とヒトの防御機構の両面から理解することを目的としている。微生物の構造・代謝・遺伝などの知識に基づき、微生物がヒトの細胞とどのように異なるかを知ることが要求される。これらは感染症の的確な予防・診断・治療を行う上で重要である。しかし、細菌・医真菌感染と対象が広いので、全体を把握するには教員との質疑応答や自己学習など各自の積極性が一段と要求される。同時に進行する分子生物学、免疫学の知識は感染症の理解には不可欠である。一般に感染症は環境の変化や社会の仕組みに影響されやすい。日和見感染症、院内感染、輸入感染症、人獣共通感染症、新興再興感染症などでは、ヒトと病原体の動的関係を考慮しながら迅速かつ適切な対応が求められるので、講義と実習を通していつでも応用できる実力を養って欲しい。[学習目標]1.基本的な細菌学の用語の意味を理解すること。2.各細菌の特徴及び宿主への病態との関連性を理解すること。[身につける能力] 別紙参照(卒業コンピテンシー毎にパフォーマンスレベルA~Fを記した表)[授業の種類] 講義と演習[ 評 価 ] ⑴知識;(卒業コンピテンシー Ⅰ-2、Ⅳ-4, 5, 6)、パフォーマンスレベルD知識量と理解量を定期試験及びIT試験で判定する。 ⑵実習レポート、試験;(卒業コンピテンシー Ⅴ-1, 2, 3)、パフォーマンスレベルC微生物学実習では細菌の適正な取り扱い、病原細菌の検査法と同定を論理的に行えているかどうかを、実習レポートと実技試験により判定する。 ⑶講義および実習態度;(卒業コンピテンシー Ⅰ-1)パフォーマンスレベルC受講態度や質疑応答及び実習に対する積極的な参加や口頭試問等により評価する。[準備学習(予習・復習等)] 学習テーマについて、各自充分学習しておくこと。

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