2016 藤田保健衛生大学医学部 第2学年
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疫 学- 180 -疫 学[教育目標] 疫学は、医学統計学とともに最も重要な医学研究方法である。生活習慣病のリスク要因の探索検証をはじめ、Evidence Based Medicine(EBM)の考え方に基づく医療実践、医薬品の有効性評価などに関係し、その理解は不可欠のものといえる。 本科目では疫学の基礎の修得を目指しており、とくに、疫学方法論の理解を重視する。1学年のコンピュータ情報処理学、2学年1学期の医学統計学に続く内容として実施され、さらに3学年の予防医学と公衆衛生学などの授業内容と密接な関連を持たせている。いわば、系統的授業として構成されている。本科目の受講にあたっては、この点を念頭に置くことが大切である。[学習目標(到達目標)]⑴疫学の基本を概説できる。⑵疫学研究デザインを説明できる。⑶疫学指標を説明できる。⑷交絡、偏りと因果関係を概説できる。⑸臨床疫学とEBMを概説できる。[身につける能力] 別紙参照(卒業コンピテンシー毎にパフォーマンス・レベルA~Fを記した表)[授業の種類] 講義と演習[ 評 価 ] ⑴知識;(卒業コンピテンシー Ⅳ-7)、パフォーマンス・レベルD知識量および理解度の両面をペーパーテストで判定する。 ⑵演習レポート;(卒業コンピテンシー Ⅴ-1)、パフォーマンス・レベルC演習では、どのレベルまで自ら問題点を発掘し、かつそれに答えるべく努力をしたかをレポートから判定し、演習評価の主なポイントとする。 ⑶講義および演習態度;(卒業コンピテンシー Ⅰ-1)、パフォーマンス・レベルC医学生として常識ある受講態度であったか、演習に積極的に参加したかという受講態度を評価する。[準備学習(予習・復習等)] 学習テーマについて、各自充分学習しておくこと。[コーディネーター] 橋本 修二 教授(衛生学)
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