2016 藤田保健衛生大学医学部 第2学年
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医学統計学- 184 -医学統計学[教育目標] 医学統計学は、疫学方法論とともに最も重要な医学研究方法である。以前は予防医学や公衆衛生学の研究で主に用いられていたが、現在では、臨床研究を含む医学研究全般で広く適用されている。Evidence Based Medicine(EBM)の考え方に基づく医療実践に向けて、コンピュータの活用とともに、医学研究方法のより深い理解が不可欠のものとなっている。 本科目では医学統計学の基礎の修得を目指している。データ解析について、主な方法の理解、統計ソフトによる適用、および、結果の解釈を重視する。1学年のコンピュータ情報処理学を基礎知識とし、2学年の疫学と密接に関連している。さらには3学年の予防医学と公衆衛生学などの授業の基礎を与えることも想定している。本科目の受講にあたっては、これらの科目とのつながりを念頭に置くことが大切である。[学習目標(到達目標)]⑴医学における統計学の必要性を概説できる。⑵記述的解析とその主な方法を説明できる。⑶統計的推論とその主な方法を説明できる。⑷統計ソフトを用いて、データ入力が実施できる。⑸統計ソフトを用いて、データ解析が実施できる。⑹標本設計とその意義を概説できる。⑺データ解析結果の意味を説明できる。[身につける能力] 別紙参照(卒業コンピテンシー毎にパフォーマンス・レベルA~Fを記した表)[授業の種類] 講義と演習[ 評 価 ] ⑴知識;(卒業コンピテンシー Ⅳ-8)、パフォーマンス・レベルD知識量および理解度の両面をペーパーテストで判定する。 ⑵演習レポート;(卒業コンピテンシー Ⅴ-1)、パフォーマンス・レベルC演習では、どのレベルまで自ら問題点を発掘し、かつそれに答えるべく努力をしたかをレポートから判定し、演習評価の主なポイントとする。 ⑶講義および演習態度;(卒業コンピテンシー Ⅰ-1)、パフォーマンス・レベルC医学生として常識ある受講態度であったか、演習に積極的に参加したかという受講態度を評価する。

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