2016 藤田保健衛生大学医学部 第3学年
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内分泌代謝系・乳腺疾患- 169 -内分泌代謝系・乳腺疾患〈C―2⑶,4⑶〉〈D―12〉〈E―5,6〉〈F―1,2⑸〉[教育目標] 生体における恒常性を保つために重要な調節系の1つである内分泌系とエネルギー供給源である栄養・代謝系の構造と機能を学び、その異常をきたす疾患について理解する。さらに癌とホルモンの関連性について内分泌依存性の代表的な癌である乳癌について学ぶ。近年の生活習慣の変化は糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの急激な増加をもたらしており、その診断・治療ばかりでなく予防対策について学ぶ。ホルモンなどの生体内微量物質は発生・成長・生殖・老化とも深く関わり、古典的な内分泌器官以外の脂肪細胞や心血管系が重要なホルモンを産生していることが近年明らかにされている。また、乳房の構造と内分泌依存性の機能を理解し、主な乳房疾患の症候、診断と治療を学ぶ。基本的な知識を得た上で最近の進歩にも理解を深めるようにする。[学習目標(到達目標)]⑴内分泌・代謝系の構成と機能を理解し、主な内分泌・代謝疾患の病態生理、原因、症候、診断と治療を説明できる。⑵内分泌・代謝疾患の最新の診断法、画像検査、機能検査、組織診断を説明できる。⑶乳房の構造と内分泌依存性の機能を理解し、主な乳房疾患の症候、診断と治療を説明できる。⑷生活習慣に関連した肥満・脂質異常症・動脈硬化、糖尿病、高血圧、乳癌の病態と予防治療を説明できる。⑸外科的治療の対象になる内分泌・乳腺疾患の病態、診断、治療法を説明できる。⑹外科的治療の周術期管理と合併症の対策を説明できる。[身につける能力] 卒業コンピテンス・コンピテンシー(別表1)参照[授業の種類] 講義のみ[ 評 価 ]⑴知識;(卒業コンピテンシー Ⅲ-1, 2, 3、Ⅳ-1, 2, 3, 4, 5, 6, 7、Ⅵ-1, 3, 4、Ⅶ-1, 2)、 パフォーマンスレベル D 第3学年後期末の定期試験(80%)、及び第3学年中のIT試験(20%)によって到達目標に達しているかどうか判定する。⑵講義中の態度; (卒業コンピテンシー I-5)、パフォーマンスレベル C 医学生として常識ある受講態度であったかについての評価を行う 内分泌・代謝内科学、内分泌外科、乳腺外科が合同で、内分泌代謝系・乳腺疾患としての授業評価を行う。

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