2016 藤田保健衛生大学医学部 第3学年
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成長・発達・小児系- 200 -成長・発達・小児系〈C―4〉〈D―1,2,4,5,6,7,8,10,12〉〈E―1,2,3,4,5〉〈F―1,2〉[教育目標] 一般目標:胎児・新生児・乳児期・小児期から思春期にかけての生理的成長・発達とその異常の特徴および精神・社会的な問題を理解する。 成長と発達の科目は主に小児科学と、小児外科学とからなる。 小児科学は成長・発達とその健康とのかかわり合いを学び、健康保持の原理を理解することにある。講義は、総論と各論に分けて行う。 総論では正常な成長・発達に関する年齢的な特徴・個体特性の成立、小児の健全育成のための栄養に関する基本的知識を理解してもらう。 各論ではその生物学的特徴の上にみられる疾患の病態・診断・治療・予防についての基本的知識について講義する。 強調しておきたいこととして小児科学は生体を成長・発達という動的状態において取り扱うのが特徴であり、生体の生理と病理を解明するためのアプローチに特色がある。 小児外科とは年齢では16才未満で外科的治療を必要とする患児を扱う診療科であるというのが広い解釈であるが成人外科との決定的な相違はその外科的治療が患児自身の心身成長の障害となってはならないことであり、先天的または後天的に障害された胸腹部内臓臓器の機能回復を目的とするところにある。 対象とする全年齢を通し、その年令域に応じた臓器発生学的基礎、小児特有な生理、心身発育の理解の基に病態と外科的治療法、術後管理を習得する。ここで学生諸君が学ぶことは外科医としては勿論、将来小児科医・産婦人科医としての道に進むにあたり、患児の異常をより早く発見し、そして最も心身発育に障害を残さない適切な治療を受け得る方向に患児を導くための小児外科的知識を修得することである。[学習目標(到達目標)]⑴新生児・乳幼児・小児期にかけての、小児の生理的特徴、病因の特徴、診療上の特徴を説明できる。⑵症状からみた小児外科的疾患の診断と治療についての知識を習得する。[身につける能力] 卒業コンピテンス・コンピテンシー(別表1)参照[授業の種類] 講義のみ[ 評 価 ] 知識;(卒業コンピテンシー Ⅳ-1, 2, 3, 4, 5, 6, 7)、パフォーマンスレベルD 知識量および理解度を中間試験・定期試験・IT試験の結果で総合的に評価する。

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