2016 藤田保健衛生大学医学部 第3学年
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病 理 学- 32 -[授業内容]<臓器別講義> 授業内容は、主たる臓器の疾患を対象とし、正常構造・機能と病気での変化を理解する。なぜそのような変化が起こるのかをそれまでの知識をもとに考える。その考察方法と検索方法について例示して自学自習の役に立てる。各臓器に共通して学ぶべき点を示す。1)臓器の解剖学的構造とその病気の発症に与える影響と変化2)正常の機能と病気における病態生理学的変化3)発生・分化の視点も加え疾患発症機序を学習する。4)必要に応じて、分子メカニズムを学習する。*詳しくなりすぎないように、記憶に残すべきことを中心に講義する。以下の臓器・系について時間の許容する範囲で講義を企画する。1.循環器と循環障害 心臓の構造異常、心弁膜の構造と機能の異常、心筋の異常をきたす疾患の病因と病態、心不全の病態、脈管疾患の病因と病態2.肝胆膵 肝臓に傷害をきたす疾患の病因と病態、胆道系疾患の病因と病態、膵疾患の病因と病態、急性腹症の病因と病態3.造血系 赤血球、白血球、リンパ球、組織球の異常による疾患の病因と病態、出血性疾患と血栓傾向の病因と病態4.内分泌系と代謝異常 間脳・下垂体に異常をきたす疾患の病因と病態、甲状腺・副甲状腺に異常をきたす疾患の病因と病態、副腎に異常をきたす疾患の病因と病態、糖質・脂質・蛋白・アミノ酸などの代謝に異常をきたす疾患の病因と病態5.脳・神経・運動器 中枢神経系・末梢神経系に異常をきたす疾患の病因と病態、脊椎・脊髄・骨・関節に異常をきたす疾患の病因と病態6.腎・泌尿器系 糸球体・尿細管・間質・尿路の病変の病因と病態7.呼吸器 免疫学的機序が考えられる肺疾患の病因と病態、実質性・間質性肺障害をきたす疾患の病因と病態、呼吸不全・呼吸異常をきたす疾患の病因と病態8.皮膚・生殖器 免疫学的機序が考えられる皮膚・感覚器の疾患の病因と病態、女性生殖器に異常をきたす疾患の病因と病態

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