2016 藤田保健衛生大学医学部 第4学年
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1.内容について この冊子は、Ⅰ.授業、試験についての注意・留意事項、Ⅱ.シラバス、の二つの部分から成っています。Ⅰについては、学生が学習するにあたって、また、試験(定期試験、IT試験など)を受験するにあたっての注意・取り決め事項・心得・留意事項などをまとめた部分です。学生は内容を良く理解した上で責任ある学習の行動をとってください。次に、Ⅱについては、各授業科目の教育目標、学習目標、評価法、授業日程、到達目標などを示した部分です。以下の2~5を熟読し、高い学習効果をあげるよう活用してください。2.シラバスの用い方 シラバスとは授業の概要のことです。この中には各授業を通して学生の皆さんが何を学ぶのかが提示されています。従って、授業に出る前に、シラバスには必ず目を通し、その到達目標を頭に入れて講義や実習に望むことが必要です。 シラバスに提示されていることは、「能動的」に「学ぶ」目標であり、「受身的」に「教えてもらえる」ことではないことを強調しておきます。大学は、学生自らが積極的に課題を見つけ、発掘し、そしてそれを解決して行く過程を学び、その力をさらに高めて行くところだからです。又、社会も藤田保健衛生大学もそのような意欲的な勉学態度を持ち続け、社会に貢献できる医師を養成することが大切であると考えます。各授業では教員は学生の理解を助け深めるような教材を提示し、学生の学ぶ意欲を引き出したいと考えています。授業で理解が十分出来なければ遠慮無く教員に質問してください。3.到達目標について シラバスに記載された「到達目標」は、学生がその授業を通して学ぶ行動目標です。即ち「到達目標」として記載された事柄については、学生自らが説明したり、述べたり出来ることが求められます。「到達目標」のうち○で示されたものは医学部カリキュラム内容のうち「コア」の事項に相当し、全国の医科大学、医学部の授業で必修で学ぶべき項目に当たります。一方●で示されたものは本学独自のカリキュラム内容も踏まえており、コア以外の部分において学生諸君が学ぶべき項目を示しています。(「コア」の事項は、文部科学省との協力により「医学における教育プログラム研究・開発事業委員会」から「モデル・コア・カリキュラム」として平成13年に提示され、平成22年度に改訂されています。以下にモデル・コア・カリキュラムの項目を簡略して示したので参照してください。)本学カリキュラムにおける「到達目標」は○も●もその重要性は同じであることを念頭において学んでください。【医学教育モデル・コア・カリキュラム(抜粋)】A 基本事項1 医の原則(1)医の倫理と生命倫理(2)患者の権利(3)医師の義務と裁量権(4)インフォームドコンセント2 医療における安全性確保(1)安全性の確保(2)医療上の事故等への対処と予防シラバスを読むにあたって- 7 -

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