2017 藤田保健衛生大学医学部 第6学年 〈選択制総合医学〉
37/70

36 講座名 リウマチ・感染症内科学 責任者 吉田俊治 受入学生数 1名まで 実習期間 6週間または分割も可 実習内容 病棟での臨床実習あるいは研究室での実習が選択可能です。もちろん、両方を選択することも可能です。 病棟での臨床実習では、内科一般および専門科としてのリウマチ性疾患、感染症患者の診断・集約的治療について実習が可能です。 まず、専門科としての診療を行う前に、クリニカル・クラークシップで学んだ診断学、身体所見の取り方、検査所見の見方を実際の臨床の場で確認し、診療の技術を習得すると同時に、医師としての心構え、勉強の仕方など将来、良き医師となるための礎となる臨床実習の期間となり、進路の決定に一助となることでしょう。 当教室は東海地区で他大学や病院に先駆けて、膠原病をはじめとするリウマチ性疾患を専門科として標榜してきました。現在も同地区におけるリウマチ・膠原病診療の拠点の一つであり、毎日数名〜10数名の新規患者が、新たに紹介されてきます。 一方、感染症においては髄膜炎、脳炎、敗血症や種々の免疫不全状態に合併した重症感染症などの集約的治療を行っています。また、院内感染防止対策委員会やICTに参加しています。 研究においては、難治性疾患である膠原病の研究に教室全体で取り組んでいます。特に、近年、肺高血圧症合併膠原病患者に対する治療法や病因解明に向けたプロジェクトを進めています。研究にも興味のある、あるいは一度研究の雰囲気を味わってみたい、さらに将来、海外留学を夢見ている意欲のある人は是非、研究室での実習も経験してみるのもよい機会と思います。教授を始め、多くの留学経験者がいますので、留学時の話なども将来の進路を決める上で転機になるかも知れません。 膠原病や感染症は種々の臓器に病変が起こり得る全身性疾患です。したがって、膠原病や感染症患者に対し、内科全般にわたるオールラウンドな集約的医療が必要です。将来、一般内科医を目指す人にとっても、リウマチ専門医、感染症専門医を目指す人にとっても、きっと実りのある臨床実習となると思います。

元のページ 

page 37

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です