2017 藤田保健衛生大学医学部 第6学年 〈選択制総合医学〉
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43 講座名 呼吸器内科学Ⅱ(第二教育病院) 責任者 堀口高彦 受入学生数 一期間最大2名 実習期間 6週間コース、分割(3週間)コースどちらでも可 実習内容 主として以下の内容です。 1. 胸部身体所見のとり方 2. 胸部単純X線写真,胸部CT写真読影のポイント 3. 実際の治療検査手技の体験 4. 1,2.3をもとに実際の診断のプロセス・治療へアプローチする流れの理解 医療面接と身体診察は,検査前診断確率を上げるために最も重要な部分です。最近,患者さんへの接遇で問題になるケースも見受けられます。このような問題が起きないように適切な問診,身体所見のとり方を指導していきます。 また,呼吸器診療において胸部単純X線写真は簡便でどこの医療機関でも汎用されている検査です。写真の詳細読影は,教科書などを使用した練習よりも実際の診断・治療に関わった方がより興味深く学べると思います。また短期間ですが,治療によって変化していく画像をみることも大切な経験になると考えます。 手技に関しては点滴,採血(動脈・静脈),中心静脈ラインの確保から気管支鏡検査,胸部US,CT下肺生検,局所麻酔下胸腔鏡検査,胸腔ドレーンの挿入,気管内挿管などが当科で行っているものです。やる気があってタイミングさえ合えばどの手技も行うことができます。 教育者,臨床医が長いキャリアで培ってきたものを,それを必要とする学生に伝えていくという大きな責任感をもって指導していくつもりです。

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