2017 藤田保健衛生大学医学部 第6学年 〈選択制総合医学〉
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60 講座名 腎泌尿器外科学 責任者 白木良一・日下 守 受入学生数 4~5名(2または3週であれば延べ10名前後) 実習期間 6週間コース、分割(3週間)コースどちらでも可 実習内容 当科での実習(選択制総合医学)を行う学生は、病棟では5名の学生指導医(准教授または講師)の指導下に、自分に割り当てられた入院患者さんに対する医療行為を可能な限り行う。IVPやCTなどの画像検査所見の読影を指導医から学び、今後の治療方針をともに考えて、チームの一員として積極的に診療に参加する。受け持ち患者の手術にも助手として参加し、基本的な手術手技や手術器械の構造、使用法などを学ぶ。また、外来では外来担当医から直接、病歴の聴取の仕方、身体所見の取り方、検査の進め方などの指導を受け、可能性の高い病名と鑑別診断などが列挙できる実力をつける。外来検査にも積極的に参加し、主治医あるいは検査医の指導下で検査手技を学ぶ。モーニングカンファランスや抄読会にも参加し、一人のスチューデント・ドクターとしての日課を経験する。 日程の都合が許せば、教室員が部長をつとめる、名古屋掖済会病院、南生協病院、愛知県済生会病院、名古屋記念病院、知多市民病院、静岡日赤、浜松日赤、平塚市民病院など市中総合病院の泌尿器科での短期実習も可能である。 以下に選択制総合医学の学生が医師の指導下に行える医療行為を列挙する。 病歴の聴取、触診、直腸診、 採血、静脈注射、点滴のルート確保、 導尿、膀胱穿刺、バルンカテーテルの留置、 IVP、尿道造影検査、超音波検査、 膀胱鏡による膀胱内観察、逆行性尿管カテーテルの挿入 内視鏡手術による凝固止血 手術助手 最後に選択制総合医学学生諸君に学内実習を通して学んで頂きたいことは、私たち泌尿器科医がチームとして如何に患者さん中心の医療を実行すべく努力しているかということ、言い換えれば、それぞれの患者さんにとって、考えうる限りの科学的、論理的、しかも非侵襲的な優しい医療を実践しようと努めている臨床医チームとしての姿勢である。

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