2016-17 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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内科④血液内科(副科:リウマチ・感染症内科)臨床実習担当責任者恵美 宣彦 教授(正) 冨田 章裕 准教授(副)臨床実習担当者恵美 宣彦 教授岡本 昌隆 教授赤塚 美樹 教授冨田 章裕 准教授山本 幸也 講師蟹江 匡治 講師柳田 正光 講師稲熊 容子 講師岡本 晃直 講師德田 倍将 助教はじめに 血液は、絶えず全身を循環して各臓器の機能を支え、生命現象維持のために不可欠な機能を担っています。血液疾患は、酸素運搬能の低下、免疫力の低下、出血・血栓傾向などを通して、全身の臓器障害として症状が現れることが特徴です。診療においては、身体全体の症状を丹念に観察し、検査データと合わせて総合的に判断する能力が必要とされます。また血液組織は、末梢血、骨髄、表在リンパ節など、比較的採取されやすいことから、かねてから分子生物学的手法を用いた病態解析研究が積極的に進められ、今日の分子診断や分子標的治療の先駆けとなってきました。 本実習では、造血組織とその機能の基礎を理解するとともに、血液疾患による全身症状を経験し、所見を総合的に収集、分析できる能力を身につけることを目標とします。また、各疾患の病態を理解し、疾患に応じた化学療法、分子標的療法などについても理解を深めます。また、血液疾患治療に不可欠である輸血療法や感染予防など種々の補助療法の実際についても理解します。ローテート終了時までに身につける能力:別紙卒業コンピテンス、コンピテンシー参照評価方法・指導医による評価(Mini-CEX)・カルテ記載・症例要約(レポート)・ポートフォリオ・カンファレンス、教授回診における症例呈示・選択症例についてのプレゼンテーション など102血液内科

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