2016-17 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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実習内容1.発育歴の聴取日本版デンバー式発達スクリーニング用紙を用いて成長・発達を評価する。2.乳児の身体計測①身長、体重、頭囲、胸囲測定の見学と介助 ②Kaup指数の計算3.医師による診察の見学と介助①マススクリーニングの意義(先天性代謝異常症) ②原始反射、姿勢反射の観察③診察担当医師の指導のもと、乳児健康診査報告書に記載4.栄養相談の見学授乳、離乳食の進め方5.まとめ① 受け持った乳児について口頭でレポートする例:日本版デンバー式発達スクリーニング用紙による評価結果、新生児マススクリーニングの結果、ヘパプラスチン試験の結果、体重・身長発育評価、Kaup指数、栄養法、原始反射・姿勢反射の有無、皮膚、顔貌、斜頸、臍、股関節、外陰部② 知識の整理事前の準備下記項目について教科書を読んでくるScammonの臓器別発育曲線、身体各部のつりあい、大泉門の評価、身長・体重増加、成長速度曲線、Kaup指数、Rohrer指数、原始反射、姿勢反射、粗大運動の発達、微細運動の発達、言語・コミュニケーション行動の発達、発達スクリーニング検査(日本版デンバー式発達スクリーニング検査など)、新生児マススクリーニング、離乳食、母乳栄養(母乳栄養の利点、母乳不足、母乳禁忌、母乳栄養の問題点、母乳栄養にともなう黄疸)、血管腫、色素性母斑、ダウン症候群、斜頸、先天性股関節脱臼、鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、停留睾丸、半陰陽、肥厚性幽門狭窄、吐乳、溢乳について理解する。外科系実習AB班 新患患者を診察し、その患者の医療上での問題点を明らかにし、それに対する鑑別診断、プライマリーケアーを行う。総合診療内科ポリクリの教員による評価を受ける。実施方法1.外来診療の実習は毎週(月~金)の午前2~5回行う。学生は毎朝9時30分に、新患外来に集合する。第1週と第4週は新患外来担当医師の指示に従い、第2週と3週は毎日(金曜日は除く)1~2名の学生は救急外来へ移動して救急科の患者を診察する。第3週のみは内科診療実習になるため内科系の第1週を参照し、内科系クルズスや教授回診などに参加する。第4週は木曜日12時から神経内科カンファレンス、15時から薬剤部クルズス、金曜日は午前9時半から放射線クルズス、10時半から病理のクルズスに参加する。2.新患外来の医師は新患患者のうち、適当と考えられる患者を選択し、学生はその患者に問診および身体診察を行い、患者の訴え、所見、考えられる疾患名、その軽重、次に行うべき検査、治療について検討し、まとめる。3.ポリクリの診察は予診室にて行う。ポリクリ用カルテは内科外来にて使用しているカルテを学生用として使用する。4.新患外来の担当医師はポリクリ学生より患者の診察の報告を受けた後、患者を診察し、学生を指導する。もし、次の検査が外来で必要な場合(例:胸部X線写真など)には学生を患者に付き添わせ、その所見についても検討する。検査の結果については、学生の診断を聞き、その指導をする。学生は学生用カルテにこれらについてまとめる。5.入院が必要な患者には、引き続き病棟において患者を診る。外科系臨床実習の実際 A)「午前中の各科外来実習」とB)「受け持ち症例での学習(手術見学・病棟診療と週末の検討会)」、C)各診療科の検討会への参加の3つの主要な部分から構成される。受け持ち症例での学習と外来実習が重なる場合は、受け持ち症例実習を優先する。A)午前中の外科系外来診療実習日程-各科学生1名ずつ。各科 外来9時から第2週目の月・火・水・木は1~2名救急外来で救急科の患者を診察する。256総合診療(第2教育病院全科)

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