2016-17 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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地域医療臨床実習担当責任者浅井 幹一 教授(正) 大杉 泰弘 講師(副)臨床実習担当者<連携地域医療学>浅井 幹一 教授石黒謙一郎 助手大杉 泰弘 講師河本あてな 助手山本 俊輔 助教寺澤 佳洋 助教<診療所・地域病院>名古屋市医師会、東名古屋医師会、刈谷医師会、愛知県医療法人協会に所属する実習参加医療施設の指導医師はじめに 超高齢化と並行する少子化を背景として、人口の大都市集中による医療の地域偏在が社会的な問題となっています。地域医療の中では、地域医療連携による医療機関の機能別役割分担が重要とされていますが、最近では地域包括ケアが重視され、高齢者や、重度の障害を持つ人達がいつまでも地域で住み続けることのできる体制を構築するために医療・福祉・保健の連携も必要といわれています。診療所・地域病院は住民が、最初に受診する医療機関であり、医療の最前線であります。そこでは、診療科を問わず専門に偏った診療ではなく、患者中心の全人的医療を行う基本的能力が求められます。本実習では、学外に出て、プライマリケアを中心として地域の診療所・小規模病院でどのような診療が行われているかを見学・体験します。また診療所や病院内で行われる医療のみでなく、これらの医療機関が地域の予防・保健活動、福祉などにどのように貢献しているかも学びます。278地域医療

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