2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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物 理 学- 172 -物 理 学[教育目標] 物理学は全ての自然科学を学ぶ基礎となるものであり、教科内容は多岐にわたる。本講義では教科内容をいくつかの部分にわけ、それぞれに教育目標を設定する。1学期には物理学の基礎として力学、電気、波、流体について学び、2学期には表面張力と熱力学を中心に、基礎医学に関連の深い現象を学ぶ。[クラス編成]   1学期は約60名ずつ「標準コース」と「入門コース」の2クラスに分かれ、それぞれ異なった授業が実施される。標準コースでは大学受験の際に物理を選択したことを前提として、入門コースでは選択していないことを前提として、授業が行なわれる。入門コースの学生も、1学期終了時には標準コースの学生と同程度の数理的処理能力や物理的な考え方を身につけていることが要求される。そのため入門コースではより多くの時間が割り当てられ、より多くの課題が課せられ、細かい指導がなされる。入門コースの方が簡単で楽であるということではないし、試験に通りやすいということでもない。 2学期は共通クラスで授業を実施する。[担当教員]  鴨下 淳一 准教授[ 評 価 ]  中間試験、定期試験、レポート、受講態度などを総合的に評価する。[準備学習(予習・復習等)]   講義形式の授業(1学期の標準コースと2学期の一部)では、授業中に取り上げた新しい内容について、復習することが求められる。入学以前に学習した内容について振り返った上で授業に出席することが望ましい。 TBL形式の授業(1学期の入門コースと2学期の一部)では、次の単元に進む際に、その単元の内容について予習することが必須になる(予習範囲は事前に告知する)。以前の単元が次の単元の内容に関係することもあるので、こまめに復習することが望ましい。[教科書]  標準コース向けの教科書「医歯系の物理学」 赤野松太郎・鮎川武二・藤城敏幸・村田浩著(東京教学社)入門コース向けの教科書「物理学基礎(第4版)」 原康夫(学術図書出版社)「医歯系の物理学」 赤野松太郎・鮎川武二・藤城敏幸・村田浩著(東京教学社)その他,必要に応じ講義時に印刷物を配布する。

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