2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第1学年
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教 育 学- 44 -教育学Ⅰ(臨床教育学入門)[教育目標] 教育ってなんだろう?勉強させられること?入試や試験に合格すること? ホントにそれだけだったら、すごく味気ないことじゃないか。教育という係わりのなかには、天使と悪魔、二つの顔がある。障害や病気、各種の困難の中でも、学ぶ意欲、知的好奇心がチャンスを開くこともあるし、また社会体制によっては、それで人を意のままに管理、操作することもある。教育、即ち教養の世界には、時間と空間を越えて、シェイクスピアから、ヒトゲノム、ウィキペディアまでさまざまな教養や知のかたちがあるが、その一方では、たかが自分1人がこの生涯で触れられる文化や教養、知識なんか、たかが知れたものと呟いてもみたくなる。人を育てても教育、自分を育てても教育、最近では自分育てなどとも言ったりもする。 その教育をめぐるトピックスのすべてを紹介というのは、限られた時間数ではできないが、〈子ども〉〈学校〉〈教育の手法〉〈特別支援教育〉を軸にして、その玄関くらいまでをご案内しようというのが、この入門編の目標である。[学習目標]・教育学の考え方やその研究範囲に触れる。・教育学の主要なキーワードやテーマについてあらましを理解する。[ 評 価 ] 定期試験の成績と授業への出席状況などを総合的に判定して評価する。[準備学習(予習・復習等)] 講義便覧の講義予定を参照し、次回のテーマにつき予め自分でも考えておく。[担当教員]  石川 道夫 兼任教授(医療科学部)[教科書]  「家族・育み・ケアリング-家族論へのアプローチ」成山文夫・石川道夫編(北樹出版)[推薦参考書]  「新版教育学がわかる」AERAムック(朝日新聞社)「教育学がわかる事典」田中智志(日本実業出版社)

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