2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第3学年
172/218

内分泌代謝系・乳腺疾患- 166 -内分泌代謝系・乳腺疾患〈乳房C–⑾、内分泌・栄養・代謝系C–⑿〉[教育目標] 生体における恒常性を保つために重要な調節系の1つである内分泌系とエネルギー供給源である栄養・代謝系の構造と機能を学び、その異常をきたす疾患について理解する。さらに癌とホルモンの関連性について内分泌依存性の代表的な癌である乳癌について学ぶ。近年の生活習慣の変化は糖尿病、高脂質血症、高尿酸血症などの急激な増加をもたらしており、その診断・治療ばかりでなく予防対策について学ぶ。ホルモンなどの生体内微量物質は発生・成長・生殖・老化とも深く関わり、古典的な内分泌器官以外の脂肪細胞や心血管系が重要なホルモンを産生していることが近年明らかにされている。また、乳房の構造と内分泌依存性の機能を理解し、主な乳房疾患の症候、診断と治療を学ぶ。基本的な知識を得た上で最近の進歩にも理解を深めるようにする。[学習目標(到達目標)]⑴内分泌・代謝系の構成と機能を理解し、主な内分泌・代謝疾患の病態生理、原因、症候、診断と治療を説明できる。⑵内分泌・代謝疾患の最新の診断法、画像検査、機能検査、組織診断を説明できる。⑶乳房の構造と内分泌依存性の機能を理解し、主な乳房疾患の症候、診断と治療を説明できる。⑷生活習慣に関連した肥満・高脂質血症・動脈硬化、糖尿病、高血圧、乳癌の病態と予防治療を説明できる。⑸外科的治療の対象になる内分泌・乳腺疾患の病態、診断、治療法を説明できる。⑹外科的治療の周術期管理と合併症の対策を説明できる。[ 評 価 ] 第3学年後期末の定期試験(80%)、及び第3学年中のIT試験(20%)によって到達目標に達しているかどうか判定する。 内分泌・代謝内科学、内分泌外科、乳腺外科が合同で、内分泌代謝系・乳腺疾患としての授業評価を行う。[準備学習(予習・復習等)] 学習テーマについて、各自充分学習しておくこと。[コーディネーター]  正コーディネーター 鈴木 敦詞 教授(内分泌・代謝内科学)副コーディネーター 内海 俊明 教授(乳腺外科)副コーディネーター 日比 八束 准教授(内分泌外科)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です