2015 - 藤田保健衛生大学医学部 第4・5学年
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内科学145内科学(血液内科・化学療法科、内分泌代謝内科、リウマチ・感染症内科、腎臓内科)恵美宣彦  伊藤光泰  吉田俊治  湯澤由紀夫 血液内科・化学療法科、内分泌・代謝内科、リウマチ・感染症内科および腎臓内科の4科が合同で内科学として臨床実習を行います。 患者さんと良好なコミュニケーションをとり、診断・治療・ケアーをしていく上で4週間という充分な時間を確保し、クリニカルクラークシップの理念のもとに学生は4科のうちいずれか1科(主科)を中心として実習します。また、残りの3科(内科2~4)については、1週間ずつ予定表に決められた時間に実習します。本臨床実習ではそれぞれの分野の代表的疾患について理解するとともに、基本的な臨床能力を学ぶ事が重要になります。各人の希望に応じて人数の枠の中で、主科を決めて下さい。 長期間同じ患者さんに接し“もう少しで私たちは医師になるのだ”という自覚を持ち、疾患に関する知識を整理するだけでなく、日々患者さんの傍らにいて見聞きし、研修医やスタッフの医師と同じ様に生活して下さい。 彼らと同じように自分の受け持ち患者さんのことで悩んだり、悲しんだり、喜んだりし、臨床の現場で学んで下さい。一般的な注意事項〈診療について〉・主治医グループの一員として、毎日の診療に積極的に参加する。・臨床医学の基本となる医療面接・身体診察などを積極的に行う。・適切な面接、問診、診察により患者さんおよびその関係者から十分な情報を得たのち、症例要約を作成、担当主治医の監査を受けてサインを受ける。特に慢性疾患を診る場合は、現在までの経過もよく学ぶようにすること。・毎朝回診し、その所見を担当主治医に報告し、一日の患者ケアーについて指導を受ける。・夕回診を行い、朝回診の問題点の経過を確認すると共に、結果を主治医に報告する。・患者さんの病状に変化が生じた際には、率先して病床に赴き、主治医との連携のもと適切な処置を行う。・カルテ、経過表、X線写真などはナースステーション内で見ること。許可なく持ち出さない。患者さんの病状に関する記録の取扱いは、プライバシー保護の面から十分注意する。・患者さんへの疾患に関した説明内容などを主治医より聞き、十分理解してから、患者さんに接する。〈臨床医として〉・頭髪、爪、衣類、白衣、化粧、装飾品など身だしなみは患者に接する医師として良識あるものにこころがける。・患者さんの訴えにはじっくりと耳を傾け、共感を持って接する態度を身につけるよう努める。・回診時やカンファランスの際には、受け持ち患者のプレゼンティションを積極的に行う。・患者さんとの間に問題が起これば、すぐに主治医に相談する。・病棟の備品、医療材料等の使用に際しては、病棟スタッフの確認を得ること。備品等の破損時には担当医に報告し、然るべき対応をする。・看護スタッフなどコメディカルとの医療チームの一員として円滑な人間関係を保つよう配慮する。・オープンスペースなどの学習場所、休憩場所での整理整頓は常にこころがける。〈その他〉・全員参加のカンファランスには必ず出席し、その他時間的余裕があれば他3科でのカンファランスにも出席し、情報の収集に努める。

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