前提編
学部学生レベルの教科書です。全て日本語の訳本があります(但し版が遅れているモノもある)。
最低限の常識として一通り目を通しておいてください。
実験するときにもよく引きますのでできれば手元に持っていてください。
Molecular Biology of the Cell
by
Bruce Alberts
,
Dennis Bray
(Contributor),
Julian Lewis
,
Martin Raff
,
ke R
oberts
,
James D. Watson
3rd edition (March
1994)
Garland Pub;
ISBN: 0815316194
細胞の分子生物学(第3版)ニュ−トンプレスから日本語訳がでています。
生化学の教科書は蛋白質・核酸といった分子ごとのくみたてになっていますが、細胞レベルでの機能についてはまとまりが余りよくありません。世界的教科書として定番です。
自習用の問題集もあります。
Genes VII
by
Benjamin Lewin
7th edition
(December 1999)
Oxford University Press;
ISBN: 019879276X
雑誌Cellの編集長Lewinがまとめている非常にup-to-dateな世界的標準教科書。世界最高峰の雑誌に投稿される論文を最初に見ることが出来る立場から、今後の研究の方向や現状について網羅的にまとめている。2−3年ごとに改訂され、引用文献も初回印刷時にはin
pressのものが半分以上というはやさ。内容は広範囲のことを詰め込もうとして少し読みにくいが、一度どれかの版を読んでおけば、後は改訂された部分だけみれば大体わかるので楽。
日本語訳も東京化学同人から出ているが、現在は6版までしかない。
Human Molecular Genetics
by
Tom Strachan
,
Andrew P. Read
2nd edition
(December 15, 1999)
Wiley-Liss;
ISBN: 0471330612
人類遺伝学に関してよくまとまった教科書。初版は96年と新しい教科書だがあっという間に世界標準教科書になっている。99年に2版に改訂され、こちらもスピードが速い。日本語訳も既に2版がメディカル・サイエンスからでている。
これも自習用の問題集が出ています。