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医局便り

野球大会報告

 2018年7月15日、今年も豊明に脳神経外科野球部の夏がやってきた。

 思い起こせば昨年は賛否あった川副キャプテンの采配の下、近年で最強と称された戦力を揃え、全国を制した名古屋大学と中部地区大会決勝戦で激突した。若手中心の継投でしのぐも、ワイルドピッチで1-0とリードされていた後半、大枝先生の3塁打で同点。後攻であった為、残るは同点か勝利か、あと一歩まで名古屋大学を追い詰め、全国大会の扉へ手をかけた…… が、ジャンケンの末に5対4で敗れた。

 あれから1年、雪辱を果たすべくキャッチボールから再開。私藤原はただ脳外科に入ったのではない。野球をしたかったのだ、とふと思う。手伝って下さるスタッフに支えられ、伝統の朝練も継続しながら、日に日に西山先生の顔は黒くなり、中尾と藤原の上下関係を越えた友情も育まれつつ、試合本番まで充実の日々を過ごした。唯一の心残りは、朝練の平均参加人数が2.5人ほどであったことだ。

 初戦が雨天順延となり、開催そのものが危ぶまれたが、7月15日夕、石川県は小松ドームで進撃のダブルヘッダーが開催された。
一人の負傷交代も許されない9人ギリギリの状態であったため、試合直前に、専門医試験を控えてマジで野球をやっている場合ではない伊藤先生に無理にご参加いただくことにした。
雲一つない青空と眩しい日差しを遮るドームの下、日本海からの夏風を全く感じられない閉ざされた球場で、金沢大学との初戦に臨んだ。そこはドームという名のサウナであった。
初戦は金沢大学。やり場のない疲労感が序盤から漂う中、井水―大枝先生の投手魂を受け継ぐ男、中尾が対戦相手の元同級生の気持ちも考えずに好投。また、昨年のジャンケンで最後の一人となったトラウマを抱える若子先生からは雪辱のタイムリーも飛び出し、12対1のコールド勝ち。不思議な強さを見せつけた。尚、中尾にとっては投手として嬉しい人生初勝利であった。

 準決勝は対岐阜大学。毎年力をつけてきていると言っては失礼だが、侮れない相手である。序盤は先方の本格右腕に零封され、3点リードを許す苦しい展開に。岐大のユニフォームはバラバラであり、当初は(失礼ながら)弱そうに見えていたのが、だんだんオールスター選抜チームに見えてきて完全に向こうの流れ。ベンチもいつの間にか葬式のようである。そんな中、3回先頭の公文先生の、3年分の運は使ったであろう火の出るようなレフト前ヒットで勢いづくと、一挙に5得点。その後同点に追いつかれるも、藤原のオータニばりの決勝打でリードを奪った。最後は両足に痙攣を起こした中尾に代わり、大枝先生が疲労感をかもしだすいぶし銀の投球を見せつけ、岐阜大学の猛追を振り切り6-5で勝利したのであった。

 試合後の両チームとの集合写真は、敵味方のない良い雰囲気で、野球をやれることに、良い仲間に感謝。しかし満身創痍である。名古屋に向かう家路で熱中症と思われる頭痛を覚え、ハンドルを握る手には振ったバットのマメを、足には激走の疲労を感じながら、それでも金沢の地で思うのは、ただ感動であり、仲間との信頼関係の体現であった。
必ずや手術室やER、病棟でも、同じ一体感を感じられると思い至る。御協力頂いた先生方、ありがとうございました。
名古屋大学との中部地区決勝はいよいよ今週末に迫る。必ずや優勝を!

藤田保健衛生大学
脳神経外科野球部主将
藤原英治


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