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腫瘍治療電場療法について

腫瘍治療電場(tumor treatment field)療法は、電荷を帯びた細胞成分に物理的な力を及ぼす低強度の交流電場を脳内で発生させ、腫瘍細胞にみられる急速な細胞分裂を阻害し、アポトーシス(細胞死)を誘導することで、腫瘍細胞の成長を抑制する治療法です。

本邦では2017年12月に保険収載の承認を受けたことにより、一般診療として初発膠芽腫の患者さんに治療を提供することが可能となりました。従来とは全く異なる治療法ではありますが、副作用が非常に少ないことが特徴です。初発の神経膠芽腫の患者さんに対し、化学療法(テモゾロミド)単独療法と比較して、併用治療により生存期間を約4か月上乗せする効果が臨床試験で証明されています。4か月は短いと感じられるかもしれませんが、神経膠芽腫は大変治療が難しい病気ですから、大変意義のあるものです。

具体的な治療は、頭部にトランスデューサーアレイと呼ばれるシール型の電極を貼り、1日18時間以上電場を発生させることで、腫瘍の増殖を抑えるという方法です。ジェネレーター(発生装置)やバッテリーを携帯して暮らさなければならず、剃髪が必要などの条件がありますが、普通に暮らすことが可能です。また代表的な副作用は皮膚炎など頭皮に影響する軽度のものですから、安心して治療をうけることが可能です。ご不明な点や質問などございましたら、脳神経外科の担当医にご相談ください。


■NovoTTF-100Aシステム製品カタログ[PDF/581KB]

■腫瘍治療電場療法を受けられる患者さんとご家族の方へ[PDF/1,022KB]