周産期医療体制

当院の周産期医療におきましては、平成25年4月にMFICU(Maternal-Fetal Intensive Care Unit:母体・胎児集中治療管理室)を開設し、ハイリスク妊娠(母体合併症妊娠、多胎妊娠、切迫早産、前期破水、妊娠高血圧症候群など)・ハイリスク分娩・産褥の方を対象に、より安全に配慮した適切な医療を提供できるように努力しております。
 

当院の分娩数につきましては、2014年5月に産科専用病棟(すべて個室)を開設して以来、年間500件前後で推移しており、通常分娩からハイリスク分娩まで対応しています。また、産科病棟のスタッフは助産師を中心として編成されている強みを生かし、母乳相談をはじめとした分娩後のお母さんの悩みにも気軽に相談できる体制となっています。

また、超音波・CT・MRIなどの画像診断を積極的に導入し、羊水検査・母体血を用いた出生前遺伝学的検査(Noninvasive prenatal genetic testing:NIPT)などの出生前診断技術の向上に努めるとともに、小児科・小児外科をはじめとするNICU(新生児集中治療室)のスタッフとの連携を強化し、全ての妊婦さんに対し安全かつ安心な出産および育児をサポートすることが可能な診療体制の構築を図ってまいりました。

当大学病院は全国的に見ても高い水準の周産期医療を提供できていると考えていますが、一方、近年の出生数の減少と晩婚化やそれに伴う高齢出産は今後も増加していくものと思われます。このような状況であるからこそ、安全かつ安心な出産をご家族と共有できるように、教室員一同、一丸となって取り組んでいきたいと考えています。