現在当科では、以下のような臨床研究を行っております。参加を希望される患者様を募集しておりますので、予約・不明な点がございましたら小児科外来までお電話ください。
TEL:0562-93-2215(直通)
| 水痘ワクチンとMRワクチン同時接種の安全性と有効性の検討 |
責任者:吉川哲史教授
実務担当:大橋正博講師
対象者:豊明市、知立市在住で、当院にて公費負担でMRワクチンの接種を受けられる方。
概要:第一期のMRワクチン接種時に、水痘ワクチンを同時接種(無料)し、その効果と安全性を確認させていただきます。今後水痘ワクチンの定期接種化が導入される際には重要なデータとなるため、厚生労働省の研究班主導で行われている臨床研究です。詳細についてはこちらをご参照ください。予防接種外来は、金曜日の午後2時からとなっております。
| 食物アレルギー経口免疫療法の検討 |
責任者:柘植郁哉教授
実務担当:近藤康人准教授、中島陽一講師、犬尾千聡助教、田中健一助教
対象者:鶏卵、牛乳、小麦、魚のうちどれかにアレルギーのある小児。原則5歳以上。
概要:アレルギーのある食物をまったく食べないのではなく、食べられる範囲で食べて治す経口免疫療法が、マスコミ等にも取り上げられて注目されています。私たちは、10年以上前から、パイオニアとしてこうした取り組みを行ってきており、現在は、それぞれの患者様の病状や事情に対応できるように、以下の様な選択肢を用意して経口免疫療法を行っています。また、同時に免疫学的な検討を行って、治療法を改善するように努めています。
1.「オボムコイド減量加熱全卵を用いた鶏卵アレルギーの免疫療法に対する抗アレルギー薬の効果増強作用の検討」
卵アレルギーの患者様を対象に、患者様でも食べられるように低アレルゲン化した鶏卵を食べていただく治療法です。抗アレルギー薬を併用して効果が増強するかどうかも検討します。
2.「食物アレルギーに対するアレルゲン食品緩徐漸増経口免疫療法に関する研究」
鶏卵、牛乳、小麦、魚アレルギーの患者様を対象に、患者様でも食べられる程度の少量から、少しずつ増やしていく治療法です。
また、低アレルゲン化したミルクや魚エキスなどを利用した免疫療法も準備中です。
詳細については月曜日の午後2時からのアレルギー外来や担当者の外来(月,火、木、土午前)でご相談ください。
| スギ花粉症に対する免疫療法の治療効果の検討 |
責任者:柘植郁哉教授
実務担当:犬尾千聡助教、近藤康人准教授、中島陽一講師、田中健一助教
対象者:スギの花粉症のある5歳以上18歳以下の方
概要:花粉症は成績低下など、就学時のこどもの日常生活に悪影響を与えるアレルギー疾患です。自然治癒する割合は低いと考えられており、多くは年々花粉をあびているうちに悪化していきます。薬では治すことが出来ず、アレルゲンを皮下注射する抗原特異的免疫療法(減感作療法)のみが根本治癒治療として認められています。
平成20年度より当施設では積極的にこの免疫療法に取り組んでおります。ただ、治療を行うだけでなく、治療前後、飛散期に血液を採取し、個人個人の血液がどれくらい花粉に反応するかを研究室レベルで検査を行い、治療効果のメカニズムを解明を試みています。さらに、血液のデータを参照して、より患者様個人個人に合わせた治療スケジュールを組んでおります。
詳細については月曜日の午後2時からのアレルギー外来や担当者の外来(月,火、木、土午前)でご相談ください。
| アレルゲン解析に基づく各種アレルギー診断法の開発 |
責任者:柘植郁哉教授
実務担当:近藤康人准教授、中島陽一講師、犬尾千聡助教、田中健一助教
対象者:魚介類、野菜・果物類、ラテックス、薬剤、医薬部外品などに対してアレルギーのある方
概要:様々なアレルゲンに対して特異的なIgEを測定することが可能になり、正確な診断に役立っていますが、通常の医療機関では測定できず、診断が難しいアレルゲンも残されています。私たちは、一般の施設では測定していない魚介類(日本でよく食べられている30種以上の魚介類)や野菜・果物類、ラテックスや薬剤、医薬部外品などに対するアレルギー検査(特異的IgE測定や好塩基球の活性化検出など)を開発して診断に役立てています。
また、これまであまり研究が進んでいなかった、@イクラなどの魚卵やウニ Aミカン、ユズなどの果物、B魚介類、Cソバなどにたいしては、さらにアレルゲンを細かく分析し、より正確な診断法の開発を目指すとともに、花粉と果物、イクラとウニなどアレルゲンの類似性から、感作が広がっていく仕組みを解明しようと試みています。
詳細については月曜日の午後2時からのアレルギー外来や担当者の外来(月,火、木、土午前)でご相談ください。