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| こころのリスク外来 |
藤田保健衛生大学病院精神科「こころのリスク外来」は、思春期、青年期に発症しやすいこころの病気の一つである統合失調症などの精神病を早期に発見し、発症を予防するための支援を目的とした専門外来です。こころの問題が大きくなる前に、できるだけ早期から支援することで、家庭・学校・職場での生活がよりよいものになるように取り組んでいます。また、血液や脳画像などの検査で、こころの病気の客観的な診断や、より良い治療法の開発のための研究も行っています。 |
| こころのリスク状態とは |
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| 相談対象 |
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| 除外対象 |
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| 初回相談の予約方法 |
藤田保健衛生大学病院精神科外来0562−93−2170に平日9時〜17時、土曜日は9時〜12時までに電話でご連絡いただき、「こころのリスク外来の予約希望」とお伝え下さい。いくつか質問をさせていただき、初回の相談日、時間を決定いたします。日時調整のために、折り返しご連絡を差し上げることもあります。現在医療機関に受診中の方は、診療情報提供書(紹介状)の作成を主治医にご依頼し、初回相談日に必ずお持ち下さい。 尚、予約の電話連絡をいただいた際に、こころのリスク外来の対象に明らかに該当しないと判断される場合には、予約をお取りできないこともありますので、ご了解下さい。 |
| 診察日時 |
| 毎週金曜日の午前9時から午後5時の枠内で行っておりますが、特別外来ですので、ご希望の日時に添えないこともあります。また初回相談は2時間以上の時間を要しますので、お時間の余裕がある日にお越しいただくことをお勧めします。。 |
| 診察の手続き |
| 初診・再診をとともに、詳しくは藤田保健衛生大学病院のウェブサイトをご覧下さい。 「藤田保健衛生大学病院・外来診療のご案内のページ」 「こころのリスク外来」は通常の保険診療で実施しておりますので、保険証を忘れずにお持ち下さい。 |
| 診察場所 |
| 内科外来1番教室で行っております。詳しい場所は総合案内、外来受付・会計でお訊ね下さい。 「藤田保健衛生大学病院・院内施設紹介のページ」 |
| 医療費について |
| 相談は通常の外来診療と同様の保険診療で行います。居住する自治体によって、子ども医療費助成制度がある場合は、その制度が適応されます。通常3割負担ですと、診察のみで、目安として初診3,000円、再診2,000円程度の自己負担がかかります。心理検査や血液検査、画像検査を実施した場合や、お薬を処方した場合は、その内容に応じて追加で自己負担額が必要になります。また藤田保健衛生大学病院は特定機能病院ですので、学校等からのご案内の場合は、医療機関からの紹介状や診療情報提供書が無い場合に該当しますので、初診時に3,150円(2011年12月現在)が別途必要になることをご了承下さい。 |
| 初回相談から「こころのリスク状態」の判断までの流れ |
1. 診察室で面接を行います。困っている症状や問題について、ご本人・ご家族から詳しくお話をうかがいます。また成育歴・生活歴や、家庭・学校・職場環境なども、判断のための大事な情報ですので、併せてお尋ねします。 2. 症状評価のための必要な面接や検査を実施することで、「こころのリスク状態」であるかどうか判定をします。当日実施ができない予約制の検査もあるため、「こころのリスク状態」の判断には数回の来院が必要な場合もあります。 3. 「こころのリスク状態」と判断され、継続的な治療を希望される場合には、カウンセリングや、必要の応じた薬での治療などを引き続き行います。また、ご家族に対しては、「こころのリスク状態」や「こころの病気」への理解を深めて頂くための説明や相談をいたします。 4. 「こころのリスク状態」の基準に当てはまらないと判断された場合には、原則的に当外来での治療を行うことができません。紹介元や、最寄りの医療機関で治療を受けていただくなど、その後のついては可能な範囲でご相談に応じます。 |
| 治療方法について |
| 個々人の症状とニーズに合わせて、カウンセリング、少量の薬物療法、就学支援、家族支援などを組み合わせた支援・治療を行います。ご本人・ご家族と十分に話し合うことを基本に、症状や問題点を理解しあいながら、共同で進めていくことを大事にしています。 |
| 研究へのご協力のお願い |
より良い早期診断・早期支援のあり方を検討するために、ご本人及び未成年者の場合はご両親いずれかのご同意を得られた場合に限り、様々な研究にご協力いただいております。採血検査(遺伝子解析等)、画像検査、神経心理検査等がありますが、これらの研究内で行われる検査は料金が不要です。但し、いずれも研究段階の検査であるため、診断や症状との関連などについてはお答えできかねますのでご了承下さい。また研究参加にご同意いただけない場合であっても、通常の診療には一切支障が出ることはありません。
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| 名古屋市立学校関係者の方へ |
「こころのリスク状態」や「こころのリスク外来」に関してのご質問をお引き受けします。また、児童・生徒に関する一般的な精神保健問題につきましても、可能な範囲でご質問をお引き受けします。「こころのリスク外来」担当・古橋まで、メールにてご連絡下さい。その際、名古屋市立学校関係者からのご相談とわかりますように、学校名もお知らせ願います。 ご紹介に際しましては、以下の資料一覧の「状況報告書」にご記入いただき、学校で実施可能であればメンタルチェックシートの結果も併せて、初回相談日にお持ちいただけるように、本人・家族にお渡し下さい。 |
| 名古屋市立以外の学校関係者の方へ |
| ご紹介に際しましては、以下の資料一覧の「状況報告書」にご記入いただき、初回相談日にお持ちいただけるように、本人・家族にお渡し下さい。 |
| 精神保健相談機関の方へ |
| ご紹介に際しましては、貴機関所定の情報提供書等をご作成いただき、初回相談日にお持ちいただけるように、本人・家族にお渡し下さい。 |
| かかりつけ医の方へ |
予防や早期発見・早期治療は、一般にも浸透している概念ですが、精神科領域においても、早期介入について注目され、様々な研究や実践が行われるようになってきました。 統合失調症については、発症から治療開始までの未治療期間(duration of untreated psychosis: DUP)が短ければ短いほど予後がよいと報告されています。統合失調症の診断基準では、陽性症状が出現した時を発症とされていますが、その数年前からすでに社会機能の低下や陰性症状が高い割合で認められることや, 発症時にはすでに脳の形態学的変化が起こっていることなどが分かっており、生物学的な病気の始まりは 臨床症状が目立ってくる発症時よりかなり前であることが想定されています。そのため前駆期をいかに判断し対応するかが重要となりますが、前駆症状には非特異的症状が中心となっていることや、前駆状態と診断された群には当然偽陽性群が含まれることなど、容易でないことは明らかであるかもしれません。 近年、Yungらによって提唱された精神病罹病危険状態(At Risk Mental State略してARMS)という、概念が用いられるようになっています。これは精神病発症リスクが高い状態のことで、 必然的な移行を意味する前駆状態と厳密には同義ではありません。ARMSの条件としてまず、過去あるいは現在において精神病状態になったことが否定されていることを前提に、下記のいずれかを認めるものをいいます。 1. 微弱な陽性症状(APS: Attenuated Psychotic Symptoms)がある場合 2. 短期間の間歇的な精神病症状(BLIPS: Brief limited intermittent psychotic symptoms)がある場合 3. 精神病になりやすい特性(家族歴や人格特徴)があり社会的機能低下(1年以内に30%以上のGAF*スコアの低下)のある場合 (* Global Assessment of Functioningの略) 前駆状態の診断については様々な議論がありますが、操作的診断基準は満たしていないものの、非特異的な症状や、間歇的あるいは微弱な陽性症状があり、それらの症状に苦痛を感じ、help-seekingし来院する若者に対して、「診断基準を満たしていないから病気ではない」と応じたり、逆に「統合失調症」と過剰診断して、抗精神病薬をすぐに処方するということは、再考を要するものと思われます。 藤田保健衛生大学病院精神科「こころのリスク外来」では、先進的に取り組まれている諸外国の事例に学び、国内の大学病院等で行われている早期介入専門外来と連携をとりながら、help-seekingし来院する若者のサポートに尽力したいと考えています。先生方の医療機関で、ARMSかもしれないと考えられる方がおられましたら、ご紹介いただけましたら、診断面接・心理検査・血液検査・画像検査等をすすめ、現在の状態について判断させていただきます。尚、ARMSではないと判断された場合には、原則紹介元での通院を継続していただくことになりますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。 |
| お問い合わせ先 |
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| ダウンロード資料一覧 |
1)「こころのリスク外来」のご案内(PDF書類) ご紹介いただく際に、本人や家族へのご案内としてご利用下さい。 2)メンタルチェックシート(PDF書類)(小林啓之先生、水野雅文先生ご提供) 米国Yale大学のMillerらによって作成されたPRIME-Screenと呼ばれる自己記入式スクリーニングシートであり、小林ら(2008)によって日本語版が作成され、妥当性が確認された。 <診断基準> のいずれかを満たす場合に「陽性」と判断する。 (注)ただし、「メンタルチェックシート」で陽性と判断されても、必ずしもこころのリスク状態とは限りません 。 Hiroyuki Kobayashi, Takahiro Nemoto, Hiroki Koshikawa, Yasunori Osono, Ryoko Yamazawa, Masaaki Murakami, Haruo Kashima, Masafumi Mizuno. A self-reported instrument for prodromal symptoms of psychosis: Testing the clinical validity of the PRIME Screen-Revised(PS-R) in a Japanese population. Schizophrenia Research 106, 356-362, 2008. 3)状況報告書(PDF書類)、状況報告書(記入例)(PDF書類) 学校関係者からのご紹介の際には、「状況報告書」をご記入頂き、初回相談日にお持ちいただけるように、本人・家族にお渡し下さい。 |
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