2006年度の嚥下関連の受賞報告

◆ 大塚Award優秀論文賞 (2006.9)

藤井 航, 馬場 尊, 才藤栄一, 柴田斉子, 小野木啓子, 横山通夫: ビデオ内視鏡を用いた健常例の嚥下反射運動の観察. 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 8巻1号: 17-25, 2004.06.

藤井 航君(論文当時 リハ医学講座大学院生.現 歯科口腔外科助手)が日本摂食・嚥下リハビリテーション学会における大塚Award優秀論文賞を受賞しました。これは本年度新設された賞であり、摂食・嚥下の優れた臨床研究に対して毎年1名が受賞するもので、藤井君はその第1回目の受賞者になりました。この研究は、Chew-swallow complexを内視鏡的に観察する手順を確立するための検討で、藤井君の学位研究の一環としてなされたものです。Chew-swallow complex関連研究での4本目の受賞となりました。

※本人のコメント※

◆ The best research project junior practitioner

Matsuo K, Yokoyama M, Saitoh E, Baba M, Palmer JB: Eating and swallowing foods with various consistencies: the effect of aging and stroke. Presented at 18th Congress of International Association for Disability and Oral Health (IADH), Goteborg, Sweden, 2006. Journal of Disability and Oral Health 7:89, 2006.

ジョンズホプキンス大学講師松尾浩一郎君がスウェーデンのエーテボリで開催されたInternational Association for Disability and Oral Health (IADH)(2006.8.25)で最優秀研究プロジェクト賞を受賞しました。この研究は、ジョンズホプキンス-藤田リハのchew-swallow complex(Process model)共同研究の一部として、藤田リハで行った脳卒中患者への応用研究です。Chew-swallow complex関連研究での受賞は、武田斉子(2003.6日本リハビリテーション医学会最優秀論文賞)、松尾浩一郎(2004.9日本摂食・嚥下リハビリテーション学会論文賞)に引き続き3本目です。

2006.9.15 SS