◆ IV. 臨床実績

いずれの病院でも豊富なリハビリ症例を扱う。取扱患者数(2008年):初診4,050例、延べ234,500例
●藤田保健衛生大学病院:年間初診患者2,500例
神経疾患30%(脳卒中16%)、整形疾患20%、内科疾患15%、小児疾患5%、その他30%であり、多彩な患者例を急性期から亜急性期まで幅広く診ている。中央診療科としての治療の他、主科として常時10〜15名の患者を受け持っている。主科としての病床には特に歩行再建や嚥下障害の治療のために全国から患者が集まっている。
●藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院:年間初診患者950例
整形疾患50%、脳卒中15%、内科10%、外科10%、その他15%。中央診療科として地域密着型のリハビリを行っている。
●藤田保健衛生大学七栗サナトリウム:年間初診患者600例、年間入院患者500例
週10名のリハビリ入院患者を受け入れている。脳卒中80%の他、外傷性脳損傷、脊髄損傷、脊髄炎、関節リウマチ、整形外科手術後、ギラン・バレー症候群など。当院で開発したFull-time Integrated Treatment (FIT) programは、治療成績の高さで注目を浴びている回復期リハビリシステムである。

いずれの病院においても、脳卒中、脊髄損傷、外傷性脳損傷、摂食・嚥下障害、歩行障害など多岐の疾患・障害において最高水準の臨床と研究がなされている。リハビリ科専門医取得に必要な100症例は、疾患の種類、症例数、内容とも容易に経験できる。