パスリーダー(服の上から筋肉を刺激可能な磁気刺激装置)の紹介

パスリーダーは、末梢神経に磁気刺激を与え、筋肉の収縮を誘発する医療機器です。

筋肉を収縮させることはリハビリの中でとても重要なことです。

パスリーダーを用いると、電気刺激に比べ痛みや不快感を感じにくい状態で、深部の神経繊維に刺激を加えることができます。

三重県内では当院と他施設の合計2台が導入されています(2021年現在)。

対象となる患者さん

◆脳卒中により運動麻痺や痙縮のある患者さん。
◆骨折などにより、筋力低下を呈した患者さん。
◆長期臥床による筋力低下を呈した患者さん。

※手術などで身体内部に金属が挿入されている部位、てんかんやペースメーカー、重度の心疾患を伴う患者さんへは行えません。

特徴

・低周波などの電気刺激では、電極を皮膚に貼り付ける必要がありますが、パスリーダーは電極が不要で、今まで刺激を加えることが できにくかった体幹や股関節・肩関節周囲の筋肉にも服の上から刺激を加えることが可能です。よって、皮膚の弱い方でも使用する ことができます。
・電気刺激では、皮膚のピリピリ感が発生しますが、パスリーダーは痛みや不快感が少ないです。
・皮膚の電気抵抗が高く、電気刺激では刺激が入りにくい患者さんでも、パスリーダーは身体の深部に刺激が加わりやすいため、筋肉 の収縮を発生させることができます。

 

連絡先:rehab7n@fujita-hu.ac.jp


<2021.8.19>

                                                                  

 

    

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