ウェルウォーク(歩行練習を支援するロボット)のご紹介

1.ウェルウォークとは
ウェルウォークWW−2000(以下、ウェルウォーク)は、「Mobility For All(すべての人に移動の自由を)」という気持ちを込めて、トヨタ自動車と藤田医科大学によって開発された脳卒中片麻痺者のための歩行練習支援ロボットです。運動学習に基づき、トレッドミル上を歩きながら歩行練習を行います1)。

 

ウェルウォークは麻痺側下肢のみをアシストし、麻痺と反対側の下肢については患者さん自身で制御します。ロボット脚部の足底部には圧力センサを搭載しており、体重がかかる立脚の際には膝を伸ばすことをアシストし、足を振り出す際には、膝を曲げることと、ロボットの重量以上の重さを免荷することをアシストしています。  

適応・対象
脳卒中により片麻痺を呈した患者さんが主な対象となります。当院では長下肢装具が必要となる患者さんには積極的にウェルウォークを使用しています。

引用1):平野哲、他:歩行練習アシスト(GEAR)と運動学習.The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2017

 

2.ウェルウォークの特徴

1.精緻なパラメータ調整

膝伸展アシスト(膝を伸ばす)を10段階、振出しアシスト(麻痺側の足を前に出しやすくする)を6段階で調整可能であり、その他にも膝屈曲開始のタイミング、膝屈曲伸展時間等、歩行中にも操作パネルで変更可能であり、常に適切な難易度の歩行練習を提供できます。

 

2.多彩なフィーバック機能

ウェルウォークの前面モニタに、前額面(前方)の姿勢、矢状面(側方)の姿勢、足元の様子の3種類が映せます。患者さん自身が自分の歩き方を見ながら練習が可能です。その他に、過度に膝が曲がってしまった時や、歩行リズムを教示するための音フィードバックも組み合わせることができます。

 

3.ガイド・ゲーム機能

ウェルウォークには、異常歩行自動判定システムが搭載されており、異常な歩き方を検知し、どうすれば改善するのかの対策も提示してくれます。
また、患者さんのモチベーションを維持・向上させつつリハビリを進めていくために、歩行練習の歩数をカウントし、達成感を得やすくする「東海道五十三次」や、課題をクリアするとポイントが加算されていく「姿勢ゲーム」も搭載されています。

 

ウェルウォークを使用した藤田の研究紹介はこちらをご覧ください

 

ウェルウォークの詳細については、こちらをご覧ください
http://www.toyota.co.jp/robotics/welwalk/
https://fb.watch/2NQy37kors/

 

 

 

連絡先:rehab7n@fujita-hu.ac.jp


<2021.8.19>

                                                                  

 

    

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