先進リハビリテーション棟竣工記念

第106回七栗リハビリテーションセミナー

七栗緩和セミナー(演者、東口高志先生)と合同開催

日程

2017.8.20(日) 講演:14:00-15:30

講師

園田 茂   藤田保健衛生大学七栗記念病院 病院長 

演題名

未来を創るリハビリテーション 園田茂

講演内容  

 近年、医療介護福祉の分野では、ロボット技術の参入が注目を浴びている。リハビリにおいては、練習支援ロボットの導入が有用であり、その最大の特徴は、人では実施困難なことがロボットでは可能だということだ。100から1000単位での一定の反復運動が可能であったり、適切なアシストによる運動のフィードバックが与えられたりすることができる。またAI(人工知能)の出来次第では、状態に合わせた適切な運動が提供できるようになるかもしれない。
 当院では実際に、ウェルウォークWW-1000やInMotionといった最先端のロボットを導入している。先進リハビリテーション棟も完成し、ロボット練習を軸としたリハビリで更なる飛躍を目指している。また藤田保健衛生大学では、豊明団地においてまちかど保健室とRobotic smart homeを展開しており、ロボットはより身近な物となってきている。
 我々が、日々臨床をしていく中で忘れてはいけないことが、患者主体のリハビリの提供である。医療分野において、手術を受けるかどうかはもちろん患者の自己決定であるが、リハビリの方法はどうであろうか。複数の選択肢を提供できることが望ましいし、選択してもらうために治療効果の明示が必要であることがいえる。当院では、七栗データベースを展開し、運動学習に基づいた均質な治療結果や、5000例を越す脳卒中患者のデータを取り留めてきている。データベースを簡易にグラフ化するソフトも開発しており、練習方法や手段においての選択肢を広げている。
 最後に地域リハ活動支援が重要である。遠隔医療が注目されるており、リハビリにおいても「動画」が非常に有用であると考えられる。専門家が遠隔地から患者の状態を把握しつつ、チームの一員として参加する可能性が期待されている。練習モニターや、強度調整、失語症の練習など、すべてのリハビリ領域で、患者評価や量のための遠隔医療技術の使用を考慮に入れるべきであると考えられる。回復期から地域へのリハビリシステムのプラッシュアップが未来を創るリハビリへ繋がると考えられる。

会場

藤田保健衛生大学七栗記念病院 記念ホール

2017.8.30