第85回七栗リハビリテーションセミナーNishioka

日程

2014.1.31(金)  講演 18:30-20:00

講師

西岡心大先生 長崎リハビリテーション病院

演題名

リハビリテーションと栄養-回復期リハ病棟における栄養サポートの実践-

講演内容

回復期リハビリテーション病院に勤める栄養士の西岡先生は、栄養とリハビリテーションの関係のエキスパートです。まずは基本と言うことで、「栄養障害 = 除脂肪体重の減少」「Body cell mass = 脂肪と細胞外水分を除いたもの」「サルコペニア = 筋量の減少及び筋力の低下」栄養障害の原因として、飢餓、慢性疾患(弱い炎症が続く)、急性疾患/外傷(侵襲への防御反応)が挙げられました(ASPEN/ESPENコンセンサス)。Nishioka

これまでの研究ではFOOD trialでの低栄養群は生命予後が悪いこと、補助食品負荷の影響が話されました。回復期リハビリテーション病棟で栄養障害が多いのは、急性期の飢餓、活動性増加で相対的な負のエネルギー出納、合併症(慢性疾患)、急性疾患後、と、栄養障害の原因を多数含んでいるからだそうです。9単位の訓練に相応する摂取栄養量の問題もあります。

長崎リハビリテーション病院での栄養障害の内訳、栄養障害とFIM帰結、経口摂取移行率、筋量を片麻痺の指標としてよいか、実際の症例などが提示されました。

サルコペニア肥満についての話もありました。カロリー制限+プロテインパウダーの症例が示されました。連携の話もして戴きました。

 

Nishioka_Sonoda

 

 

 

 

 

 

会場

三重県総合文化センター

2014.1.31