ISPRM印象記 2005.4 園田 茂、鈴木美保、米田千賀子、國分実伸、和田陽介

3rd World Congress of the International Society of Physical and Rehabilitation Medicine. (Sao Paulo, Brazil, 2005.4.11-14)

ブラジルはやはり遠かった。ロサンゼルス経由で丸一日の飛行旅行の末に着いたサンパウロは夏だった。藤田リハグループは4.10のWelcome receptionからの参加となりSala Sao Paulo行きのShuttle busに乗り込んだ。大型busが4台での大移動、立食パーティーがなし崩しに始まり、2時間ほどして聖堂の中でジャズオーケストラ演奏会が行われた。

学会スケジュールが一週間前まで不明という混迷があり、プログラムの有料無料も入り混じってかなりわかりにくかった。結局course, symposium, workshopが有料、oral/poster presentationとkeynote, conferenceが無料であり、主には無料セッションに出席した。園田が出たworkshopでは、EBMはランダム研究の論文を与えられて出席者が二人組みになり質を吟味するという内容であった。Virtual realityの実演にも参加できて楽しかった。しかし、ブラジルの学会だからとなめている準備不十分な講演もあった。PainやBotoxなどが一日中セッションとして企画される、同じ演者が3回も出てくるなど、かなり偏りが感じられた。

日本からは千野先生、土肥先生、宮野先生、平澤先生、石田先生などの重鎮は出席していたが、演題はかなり少数に思われた。

われわれの発表は、4.11に園田がoral、4.12に鈴木、和田、國分がposter、4.13に米田がposterで、皆つつがなく終了した。質問、意見も何件かもらい、FIT programをイスラエルやスウェーデンに輸出できそうな感じもした。ブラジル人はTreadmillという機械自体を知らないことも判明した。

少し寄り道をして帰途についた。

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2005.4.17 記 Sonoda