著作権情報:吉岡哲志/syosioka@fujita-hu.ac.jp
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過去のノートまとめ
眼科まとめ
96M4-2 やま by S.Yoshioka,1997-2
◎流行する結膜炎
〇virus
・流行性角結膜炎 (アデノウイルスtype8)
病態=1wの潜伏。 結膜『急性ろほう性結膜炎』。 耳前リンパ節腫張みる。
発症-1wで『点状表層角膜炎』併発。 乳幼児で眼瞼結膜に偽膜形成伴う。
治療=二次感染防御にAb投与、ステロイド点眼
予防=院内感染防止! 70%消エタor60度10分加熱
・咽頭結膜炎 (アデノウイルスtype3、小児に多。咽頭熱と発熱)
病態=5-6日潜伏。 結膜『急性ろほう性結膜炎』。 耳前リンパ節主張もあり。
治療・予防・診断は流行性角結膜炎に準ずる
・急性出血性結膜炎 (エンテロ70)
症状=潜伏期1日、急性に発症。涙・まぶしい・異物感・眼痛のち結膜下出血・耳前リンパ腫張
病初〜3-4日に、角膜に多発性びらん生じる。
治療・予防は流行性角結膜炎に準ずる
・ほか HSV 眼部帯状ヘルペス 水痘 など
〇細菌性
・淋菌性 (淋菌の産道感染で!)
症状=生-1-3Mの潜伏期のち発症、 強い化膿性結膜炎 『膿漏眼』
・トラコーマ (クラミジアトラコマーティス。封入体性結膜炎。)
病態=若年女性のクラミジアに結構多い、STDのひとつ。
新生児は産道感染で『新生児封入体結膜炎』、成人は『成人封入体結膜炎』,STD併発
症状=結膜で、ろほうを主にした乳頭増殖
診断=結膜上皮細胞の『原形質内封入体』証明。 結膜擦過物のギムザ染色で
治療=Tc,EM 点眼
◎ぶどう膜炎
〇サルコイドーシス (全身lyn中心に乾酪壊死(-)の肉芽腫性炎症、両側肺門lynの腫張・心筋病変)
症状=『虹彩毛様体炎』、豚脂様沈着物(プレチピタート)の大量沈着、 隅角癒着(、虹彩後癒着も)
ほか、硝子体で 雪玉状混濁や真珠首飾り状混濁
cf=ヘルホルトsynd. 急性熱発・顔面神経マヒ・舌咽神経マヒ 伴うもの
〇トキソプラズマ (トキソプラズマ感染。猫から感染)
病態=肉芽腫性のぶどう膜炎。かぜ症状・肝炎症状、ただし不顕性も多。
成人に感染・発病する『後天感染』と胎盤感染で死産する『先天感染』とあり
症状=限局性滲出性網脈絡膜炎。硝子体混濁は眼底後極部に発生。
炎症強く網脈絡膜萎縮巣の瘢痕残す。主病巣のそばに衛星病巣や娘病巣を見る。
〇ベーチェット (20-50歳、口内アフタ、ぶどう膜炎、皮膚症状、外陰部ul。 HLA-BW51と関係?)
病態=発作性、一過性、再発性に、前房蓄膿性ぶどう膜炎+激しい虹彩炎。
小血管に『閉塞性血栓性血管炎』生じている(;眼底出血を高率に起こす)
◎白内障
〇先天性白内障 (先天素因geneによるもの、風疹によるもの(先天風疹synd) )
分類=層間白内障、前・後極白内障、点状白内障、核白内障、全白内障。
治療=視覚刺激遮断性弱視が問題、(+)ならop対応
〇老人性白内障 (最多。加齢でなる。 初発→未熟→成熟→加熟 白内障。)
〇外傷性、併発性、糖尿病性、ステロイド性、放射線性、全身疾患併発、代謝異常併発 など
治療=のう外摘出 (後のう残し、皮質・核を全部摘出。後のうあり、眼内レンズ挿入可)
;US白内障opもこの一部、小切開でこのopが可能だ
のう内摘出 (後のう含め、水晶体をカプセルごと摘出、レンズ挿入不可能)
◎緑内障 (開放隅角-と閉塞隅角- とあり)
〇開放隅角緑内障
症状=眼精疲労、 不定愁訴、 虹輪視。 経過はゆるやか
診断=眼底(緑内障乳頭陥凹)、 視野変化(ブエルム! レンネ鼻側階段)、 眼圧(高い・低下)
検査=眼圧日内変動、トノグラフィ(房水産生↓)、飲水試験 など
治療=塩酸ピロカルピン(縮瞳)、 エピネフリン・βblk(散瞳) 副作用に注意
点眼でコントロール不可能なら 炭酸脱水控訴阻害薬(ダイアモックス)。
opは 繊維柱体切除術、 繊維柱体切開術、 レーザーでの隅角繊維柱帯照射(形成)術
〇閉塞隅角緑内障
症状=急性緑内障発作。 そのとき強い眼痛・悪心嘔吐を自覚、 結膜充血・各膜浮腫を認める。
診断=視野変化と眼圧検査! 症状所見! 中年以上の女性に多い、通常片側に急性発症。
暗室試験、散瞳試験、うつむき試験 で誘発試験する
治療=発作時に、ピロカルピン・βblk点眼。ダイヤモックス。 エピネフリン禁忌!!
op=レーザー虹彩切開術! 周辺虹彩切除術。
◎網膜疾患
〇糖尿病性網膜症
分類=単純型、 前増殖型(軟性白斑・静脈走行異常)、
増殖型(虹彩新生血管(ルベオーシス)ある静脈走行異常、網膜からの血管新生)
検査=蛍光眼底造影法で新生血管の検出、 網膜電図(ERG)で 律動小波の減弱〜消失
治療=血糖コントロール!! 単純(止血薬)、前増殖(光・冷凍凝固)、増殖(硝子体切除が多)
〇網膜中心動脈閉塞症 (単独で起きるのはまれ。予後極めて不良;壊死は回復しない)
機序=血管病変に血栓形成が加わることによって、網膜動脈が閉塞、といわれる
原因=網膜動脈は終動脈ゆえ、一度閉塞すると支配域の網膜の壊死を1-2時間で起こす
症状=片眼性の急激かつ高度の視力低下(いきなり眼が見えなくなる)、
眼底所見で、後極部を含む広い範囲の網膜の乳白混濁内に赤斑点『cherry-red spot』
蛍光眼底造影で、動脈への蛍光色素の出現が遅延する
治療=眼球マッサージ、亜硝酸アミル吸入
◎視神経疾患
うっ血乳頭: 視力不変、視野マリオット暗点拡大、脳圧亢進が原因、ふつう両目、眼球運動で痛まぬ
視神経炎 : 視力低下、ラケット型盲点中心暗転、多発性硬化に伴う、片目も、運動で痛いことも。
◎眼球の腫瘍
〇悪性黒色腫 (脈絡膜発生が最多)
症状=眼底にドーム状・半球状・茸状に隆起した黒褐色の腫瘍。
続発性網膜剥離を生じる代表的疾患。
診断=US、MRI など
治療=小(光・冷凍凝固、経過観察) 大(眼球摘出。ただしメタると予後不良!)
〇メタCA (女は乳、男は肺由来が多。脈絡膜へメタ。続発性網膜剥離来す。US,MRI,CTで原発巣 を調べて診断。原発性の治療が一番大事だ)
〇網膜芽細胞腫 (乳幼児発生、2-3歳まで。常優。両眼性が1-3割、早期発生)
症状=瞳孔の"キャッツアイ"。白色瞳孔のひとつ。 組織で ロゼット形成
治療=小(光凝固) 大(眼球摘出。両側性でも片側だけ取り、視力保存をねらう)
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