平成13年7月21日付朝日新聞
平成13年7月20日、名古屋みなと祭の花火大会の写真撮影にでかけました。
花火大会の写真は、私にとってほとんどライフワークのようなもので、いろんな写真の分野の中でもっとも得意とする分野であります。みなと祭の花火は、撮影可能な(開拓できる)アングルがたくさんあることもあって、毎年(たぶん8年目)出かけています。毎回朝日新聞に提供させていただいています。
今年は、港区の潮見町からの撮影。あの埠頭は5時になると進入禁止になるのでその前にでかけて場所探し。ロケハンの結果、とある建物のとあるフロアー(詳細は秘密)からの撮影に決定し、大会の始まるのを待った。
花火写真自体はASA400,F9.5,Bで撮影開始(天気や花火の規模で微妙に変えています)。まあはっきりいって今年の場所は見晴らしはいいけれど、場所としては「まあまあ」でした。
花火大会が終板になりそろそろ帰ろうかと思っていたところ(早めに帰るのが渋滞を避けるコツ)のこと。
本来なら上空で破裂する花火が海面ぎりぎりで破裂するのが見えました。写真をやる方はわかるかもしれませんが、そうゆうときは自動的に指が動くものです。間髪入れずシャッターボタンを押しました。カメラは偶然花火の方向、ポートビルが偶然アングルに含まれていました。
いわゆる花火の誤爆事故というのはすぐ分かったので(けっこうあるものです)、誘爆されるだろうと思ってバルブのシャッターは開けっ放しにしていたら案の定2発目が破裂。
撮影した写真はいつもどうり朝日新聞に提供させていただいたところ、以下のように掲載されました。
それなりの花火写真技術と撮影場所探し、社会的な有用性を評価されたことは大変うれしいのですが、けが人が出るようなネタで載ったこと自体はすこし残念で複雑な気分です。
なおこの写真は名古屋発行分の最終社会面に掲載。大阪本社版朝日新聞社会面にも掲載されました。
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