議会報告 


一般社団法人 藤医会 議事録

2011年度(平成23年度)2011.4-2012.3


第八回 総会 議事録

日時:平成24年2月25日(土)午後4時半より

場所:名古屋観光ホテル 18階 御嶽の間

会長挨拶:

 このたびは、ご多忙の中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。昨年3月11日には、東日本大震災が発生し、自然に対する人間の非力さを痛感するとともに、災害時における日本人の絆や規律正しい姿勢を改めて認識した年でありました。そして、5月には、藤田学園におけますデリバティブ取引による損失が明らかになり、新聞紙上を賑わすことになりました。幸い、藤田学園3病院の黒字収益、小野理事長・星長院長をはじめ、学園新執行部の先生方のご尽力もあり、現在その損失も徐々に解決されつつあるようでございます。ただ、藤田保大医学部にとりましても、大変大きな衝撃でありまして、今まで以上に、学園と同窓会が一体となって、日本と同じように、強い絆を持って同じ方向を向いて歩いて行かなければなりません。

 一方、昨年は、藤井直子教授、堀口明彦教授が誕生し、内藤健晴教授は、第63回日本気道食道科学学会総会・学術講演会大会長を務められ盛会裏に終わられました。黒田誠先生は、日本病理学会の理事長選挙に出馬され、現在副理事長を務めておられます。今年の秋には100周年を迎える歴史ある日本病理学会の大会長を務められ、溝口先生もその副会長を務められます。庄田教授も日本脊髄学会の大会長を務められる予定であり、4回生の中部労災病院心療内科:芦原睦先生は、再来年度に日本心療医学会大会長を務められます。ばんたね病院産婦人科には、多田教授が誕生します。このように、身近な卒業生の先生方の活躍も大変頼もしく感じるこの頃です。今年は、是非、全国でご活躍される卒業生にも目を向けてアナウンスしていきたいと考えております。そして、藤田学園50周年事業も再開されることから、今まで以上に、先生方のお力添えを頂けるよう本日の総会で議論を重ねて頂きますようお願い申し上げます(議事録掲載用に編集済)。

議長選出:

 会長より根木副会長を指名、参加者からの承認を得て議長選出した。

議事:

 会員への総会案内状発送に際し、返信540件、うち会長・議長などへの委任状510件あり。当日の総会参加者28名、議案は参加者の同意を得て総会成立とする。

 

第一号議案:平成23度活動概要報告(資料1⇒2.3頁)⇒会長:松山より報告

・「資料1」を供覧しながら内容説明

 ・今年度は出来るだけ支部会への訪問を心掛けた。

   ⇒奈良県支部会設立訪問・東三河支部訪問・佐賀県支部設立訪問・岡崎支部訪問・三重県北勢支部訪問をさせて頂きました。引き続き、根木・松山のペアで、また今年は辻医学部長や松井教授にもお力添えを頂き訪問を重ねていきたいと思います。

 ・医学部晩餐会の中止(震災に伴う)による予算の移動(→会計報告で詳細)あり。

 

第二号議案:平成23年度会計報告(資料2⇒4頁)⇒会長:松山より報告

 なお、議長より、資料掲載の内容、「平成23年度」については、正確には「平成23年」(決算期が12月のため)であることの訂正がなされた。また、事前に藤医会監事(内藤教授・廣田教授)の監査済みであることの説明がなされた。

 

第三号議案:平成24年度活動計画・予算案承認の件(資料3⇒5.6.7頁)

⇒会長:松山より報告

 やはり、平成24年度も引き続き、支部訪問に力を入れてまいります。北海道、東北をはじめ、今年は九州、四国、関東地区、関西地区にも声をかけられるようにしてまいりたいと思います。特に、本日、貝山先生もお越しになっておられますが、何とか東北支部への訪問は実現させて頂きたいと考えております。また、黒田先生、庄田先生、芦原先生方の大会長に際します協賛や、医学部学生の研究会参加助成を積極的に行ってまいりたいと思います。

・「資料3」を供覧しながら内容説明の上、特に「医育助成基金」の趣旨および増額要請についての提案(助成金を現状年額50万円から75万千円へ増額)について、賛成多数で承認された。

 

第四号議案:藤田学園の現状報告 ⇒(PPを用いての説明)

 

第五号議案:藤田学園50周年記念事業協力について⇒(PPを用いての説明)

・昨年5月,学園本部執行部より「財務管理状況」について説明あり(デリバティブ等)

 ・平成23年度の卒業生見込み数の説明

 ・医師国家試験の近年実績

  (松井先生)今年の国家試験総評(例年よりは平易な出題が多かった印象である);予想合格率95%くらい

 ・病院長星長先生より,新病棟構想の発信あり

  (外山先生)「低侵襲センター」構想の説明

 ・理事長からのメッセージ;

  ・寄付金募集の強化;現状は約11億 ⇒ 目標50億

  ・国際ライセンス(臨床実習72週実施への必要性)

   (松井先生より)国際ライセンス,参加型臨床実習,条件付き奨学金支給の必要性の説明

  ・医学部定員(現状110名)からの増員を考えている;ただし留年者への調整等課題あり

 ・平成23年度入試情報

 ・藤医会募金の状況説明

 ・寄付金に関する質問;

 寄付金の納付先は藤田学園?藤医会?

   ⇒(会長);「学園」へ (寄付金の税額控除等の兼ね合いを含めて)

 (重村先生);寄付金処理の説明について分かりやすく改訂(校正)して欲しい

   ⇒(会長);(一応)諸々の説明はなされているが,より理解しやすく改める意向

 (黒田先生);「寄付実施の職種別割合は看護部,事務部が多い」ことを念頭に願いたい。医学部も是非多数の卒業生からの参加を願いたい

   ⇒(会長);各支部を訪問し正しい情報を伝え,その上で寄付金を要請していく

 (近松先生);藤田学園理事としての学園現状説明

 ・昨年2月依頼、現執行部に至る経緯について説明あり

 ・財務状況;デリバティブ処理の完了,現状は健全経営が出来ている

 ・昨年8月,「藤田学園グランドデザイン」の構想発信

 ・豊明キャンパス;5年間かけて構築推進(新病棟等)

 ・ばんたね病院;アレルギーセンターの開設、5年後以降の構築を想定しつつ診療構想を立てつつある

 ・第一病院の新棟着工 ⇒ 今年5月より再開

 ・関連会社「藤信興産」の見直し

 ・学内は「オール藤田」を掲げて頑張っている一方で,現場は疲弊していないか心配している

 ・学園理事会;「まず経営ありき」の姿勢が強く,現場運営上の支障を危惧する

 ・学園理事会の卒業生への対応;建設的に理解しているようだが(不安要素もある)

  ⇒卒業生の声をどこまで反映してもらえるのか,卒業生の子息の医学部入学はどうなるか,等

 ・学園理事会の在り方;現在の理事会議決は事前に常務理事レベルで即決している印象が強い

  ⇒外部理事の声は通りにくい印象

 

第七号議案:藤医会保険事業について

⇒(経過報告のみ致します)

・保険事業(代理店契約事業?)は藤医会の重要な収入源であり,加入を推奨している

・藤医会が推奨する保険はいろいろな種類(医師賠償1億・2億、所得補償、がん保険など)が開始されている

(会長)

 ・受託先;東京海上当該担当者は良心的に対応している

 ・現契約中の保険の見直し等も相談できるので活用してほしい

 

第八号議案:平成24年度・25年度の藤医会名簿作成について

⇒(PPにも提示します)

・会員名簿の発行は会員相互の親睦と交流を図る第一の同窓会事業であるが、個人情報保護法の施行とともに、名簿の価値観に変容が生じてきている。また、名簿作成に要する費用が、今後徐々に増大していくことは明白である。収支予算のことも配慮すると、名簿発刊回数を減らせば、その分の会費を別に有効活用できる可能性がある。

⇒どのような形で名簿発刊を進めていくべきか? ご意見をお聞きしたい。

現在、執行部の間での議論として、

・毎年の発刊を継続。

・隔年発刊に減らす⇒完全な隔年発刊か名簿発刊しない年は住所変更者のみの冊子を発行、

・藤田学園同窓会名簿は5年に一回発刊していることから、これに連動した発刊を考える

⇒例えば、(1)藤田学園名簿発刊⇒(2)休刊⇒(3)藤医会名簿発刊⇒(4)休刊⇒(5)藤医会名簿発刊・翌年藤田学園名簿発刊予定を周知案内⇒(6)藤田学園同窓会名簿発刊⇒(7)休刊とい周期、

・名簿購入希望者のみ対象に販売する。

などの意見が出ています。平成24年度の発行も踏まえて議論をお願いします。

 

議長および会長)

 ・名簿作成は藤医会の主要活動,従来いろいろあったが今後も継続したい意向

 ・ただし,予算的観点からも運営困難となっている現状もある

 ・来年は5年毎の学園同窓会名簿の作成年であり,藤医会名簿を割愛したい

 ・藤医会執行部の意向;

  ⇒ 案1)毎年発行,案2)隔年発行,案3)5年毎の年は割愛,案4)希望者のみ販売

(重村先生)

 ・毎年は不要,できれば廃止(毎年2冊(夫婦),破棄に困る),せめて隔年は如何か

(高浜先生)

 ・種々考慮すると「希望者へ販売」が良い.販売の場合は収支の想定は出来ているか?

  ⇒(議長)まだ試算できていない 

⇒(会長)名簿の単価等についての説明を補足

(黒田先生)

 ・客観的な指標が必要(毎年希望は何%,不要な人は何%など),個人的には10年毎でよい

 ・名簿の「使われ方」が重要,基本スタンスは「毎年」でよいが「不要」な人との区別を

 ・入学式で新入生に配布している,これは意味(効果)があるのか?

  ⇒(議長)毎年名簿を作成しているのは西日本の私立医大では2校

  ⇒来年度(平成24年)は、学生配布は中止、晩餐会で名簿ご希望のご父兄に配布

(坂野先生)

 ・名簿の考え方として,毎年新たな卒業生が増えるので「愛校心」の意味でも毎年,隔年がよい

(松井先生)

 ・毎年の名簿は「学年毎」でもよい,ただし実態把握は随時継続して必要

  ⇒(議長)実態把握は毎年,随時行っている

(重村先生)

 ・結局,本議題は毎回持ち越しとなるため,本日決定しては如何か.

  ⇒(平光先生)来年分の名簿をどうするかを決めて,後は進捗状況で決めては如何

  ⇒「基本は「隔年発行」とする」で承認

(重村先生)

 ・藤医会を隔年とするなら,5年毎の全体の名簿を4年毎にしては如何か.

  ⇒(近松先生)意見のあったことを藤田学園同窓会で伝える

 

第九号議案:理事・役員について

 来年度は、役員改選の時期になります。逆に今年は継続のみの確認です。辞退願いも出して頂いている先生もおられます。理事会などの行事への積極的なご参加をお願いいたします。

・今年度の役員改正は無い

・現理事一名より辞職願があった

・来年は新理事選任の時期となる

・総会は勿論、臨時の理事会への積極的な参加をお願いします。

 

第十号議案:その他

⇒入学記念晩餐会連絡、学生ボランティア報告、学術講演会参加出張費協賛の増資、40周年記念祝賀会など

(松井先生)

 ・鹿児島の同期(玉井?先生)より「40周年の会」開催要望あり;医学部のみの開催提案

(黒田先生)

 ・その会を藤医会で実施するのか,医学部で実施するのか?

  ⇒ 出来れば「医学部から起案して藤医会に要請」のスタイルがよい

(松井先生)

 ・医学部は資金不足なので主催は困難

(黒田先生)

 ・実行は藤医会が行うべき

(近松先生)

 ・自分は実行委員長として30周年を実施,とても大変であった

 ・実施する際の主催決定は慎重に議論すべき

(会長)

 ・医学部40周年は想定していたが,すぐ直後に学園50周年があるため、50周年においての合同開催が現実的であると想定している

(黒田先生)

 ・基本は「学年毎」の会でよいと思う.各学年で実施した状況を藤医会へフィードバックする

(松井先生)

 ・では玉井?先生へは「医学部全体としての40周年開催は困難なため学年毎で」と伝える

(芦原先生)

 ・2013年12月7,8日で「日本心療内科学会」を開催するので,参加してほしい

 ・自分が学会登録医選考委員長なので,是非積極的に「学会登録医」を希望してほしい

(黒田先生)

 ・今年「還暦」を迎える・・・

 ・日本病理学会の会長が自分で,副会長が溝口先生となっており、やはり積極的な参加をお願いしたい

(議長)

 ・4月には愛知藤医会があり参加してほしい

 

書記:篠崎 

文責:松山 

 

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