第12回全国X線CT技術サミット
日時:2008年8月9日
場所:札幌コンベンションセンター                                 前のページに戻る。
 
 8月9日土曜日に北海道コンベンションセンターにて、第12回全国X線CT技術サミットと第27回北海道ヘリカルCT研究会同時に開催されました。北海道は初上陸なので楽しみです。

 木曜日は学校のオープンキャンパスがありバタバタしていて飛行機に遅れそうになりましたが、飛行機も遅れていたので無事全員乗ることができました。空港の荷物のX線検査は何kVで何で受像しているのだろうと疑問を抱きつつ荷物検査を通過しました。機内は途中乱気流によって揺れましたが無事、新千歳空港に着きました。夕食は札幌でスープカレーを食べました。スープカレー初体験でしたがとてもおいしかったです。

 金曜日は観光をしました。院2年生の3人と僕は先輩達の運転するレンタカーで積丹半島を回りました。朝は小樽で海鮮丼を食べました。ウニのおいしさにビックリです。食後は運河をぶらぶらしました。途中 神威岬に立ち寄りました。駐車場から岬の先端まで約20分という表示に驚きつつ先端を目指しました。写真を撮りながら先端を目指し雄大な景色を楽しみました。昼食は岩内で朝とは違った海鮮丼を食べました。帰りは羊蹄山を眺めながら温泉に入ろうという計画だったのですが会場でのポスター貼りの集合時間が迫っていたために温泉を断念して札幌へ帰りました。信号機が無く、道は真っ直ぐ、両サイドは草原という北海道らしい景気を見ながら楽しい(?)ドライブでした。先輩たちお疲れ様でした。札幌へ帰ったら会場に行ってポスター貼りをしました。ポスターを貼るボードが硬くてみんな苦戦していました。僕は画鋲で留めてあるポスターを何度も落としてしまい手伝っているのか足を引っ張っているのか・・・ですが無事に貼り終えることができました。
 前夜祭ではTCT-900Sを開発しヘリカルスキャンの基礎を築いた森先生など著名な先生方とお話をすることができ貴重な話を聞くことができました。料理と梅酒がおいしかったです。とてもエネルギッシュな先生たちは前夜祭終了後、夜の街へ消えていきました。僕たちは夜の街へラーメンを食べに行きました。

 土曜日。サミットの開催です。僕たちはまず機器展示の準備をしました。再びあの硬いボードとの戦いですが何とか乗り切りました。ファントムたちも机の上に勢ぞろいです。そんなことをしている間に北海道ヘリカルCT研究会が始まりました。
 講演Tでは「CT画像における空間フィルタの基礎知識〜臨床応用を目指して〜」として西丸英治先生が講演を行いました。メディアンフィルタなどの基本的なフィルタから自作フィルタの説明を原画像とフィルタ処理後の画像、また同じフィルタでもパラメーターを変化させた画像を比較しながら説明していただきました。あらためてフィルタってすごいなと思いました。
 講演Uでは「高速連続回転CT開発の話〜第4世代その他について技術側面から〜」として森一生先生が講演を行いました。第4世代の開発の秘話や苦労話など開発者でないと語れない貴重な話を聞くことができました。
 午後からは全国X線CT技術サミットがテーマ「臨床に役立つ画像作成のために」として始まりました。まず始めに機器展示、一般演題発表、機器メーカープレゼンテーション、昼食と多くのことが同時に行われました。いろいろな企業が機器展示をしていて、ポスターもたくさん飾ってありました。ランチョンはおにぎりとおかずという小学生のお弁当みたいで懐かしかったです。僕たちは「藤田CT研究会 ファントム工房」として機器展示を行いました。機器展示では、多くの方々に自作のファントムを見ていただきました。
 最初のワークショップは「良好な3次元画像作成のために 基礎編」として市川勝弘先生が「3次元画像の原理と活用における基礎技術」、村上克彦先生が「三次元画像のアーチファクトの低減」、寺沢和晶先生が「TDCから考える3D-CTAでの造影法〜CT撮像時間を基準にした造影剤使用量の適正化〜」、小倉圭史先生が「3次元画像作成〜臨床へつながるテクニック〜」と4人の先生方が講演を行いました。基礎編とは思えないようなハイレベルの講演にびっくりしましたが3次元の原理や臨床への応用が少しわかったような気がしました。
 二つ目のワークショップは「良好な3次元画像作成のために 臨床編」として坂本崇先生が「頭頚部領域における3D-CTAの画像作成法〜臨床医が求める3Dがぞうとは?〜」、山口隆義先生が「冠動脈および抹消血管のインターベィション治療支援画像について」、吉川秀司先生が「臨床医が求める3次元画像〜腹部領域〜」と3人の先生が講演を行いました。臨床医が求めている画像をどのようにしたら得ることができるのかを処理の方法、造影剤の量などいろいろ変化させてその結果の画像が多く使われていて分かりやすかったです。
 一つ目と二つ目のワークショップの間にポスターと機器の撤収がありました。硬いボードに貼り付けていた苦労が切ないくらい簡単にはずせてしまいました。
 教育講演の「誰でもわかるプラークの基礎知識〜CT、MR、USによるプラークの性状診断〜」として久米伸治先生が講演を行いました。最初に線維性病変などプラークの種類を説明していただきました。その後多くの臨床の画像、とくに病理標本とMRIの画像との比較を交えながらどのように画像化されているかなど、分かりやすい講演でした。
 特別講演の「脳神経CTの最前線:標準化と最新技術の動向」として佐々木真理先生が講演を行いました。CT-perfusionの話でメーカーによって使うアルゴリズムや色のグラデーション度合いが違っていたものが標準化されてった過程を知ることができました。標準化される前の画像ではメーカーによって正反対の画像が得られていたなど驚くことがたくさんありました。
 最後にポスターの表彰が行われ、われらが関谷先輩が見事、デザイン賞を受賞しました。おめでとうございます!!
 懇親会では先生方の過去の写真が「○○伝説」として紹介され、辻岡先生と井田先生の写真もありました。そこでは井田先生の過去の衝撃の写真が流出しました。またイグノーベル賞と題して3つの実験と報告がありました。一つ目は造影剤に変わる造影剤を身近な食品から探そうということでソースやマヨネーズなど色々な液体をスキャンしてみた結果、濃い口醤油がCT値300を超えるというものでした。二つ目は寝台の寝方によって普段、布団で寝ているかベッドで寝ているかという調査でした。臨床実習で寝方が違う患者は見たけどそこから普段何で寝ているかを調査するなんて思いつきもしませんでした。結果は布団、ベッドに優位な差はないとのことでした。三つ目は低コントラストのCT画像を見て性格診断をしようというものでした。高コン人間、低コン人間、だめコン人間の3つのタイプにわかれます。僕の性格診断の結果はダメコン人間でMRIに転向したほういいかも・・・とのことでした。
 2次会では著名な先生方や若い技師さんたちと交流を深め、就職の情報などためになる話を多く聞くことができました。とくに若い技師さんたちとの交流が多くあり、次回の再会を約束しました。

 最終日は新千歳空港でお土産を購入。定番の「白い恋人」はもちろん「じゃがポックル」などを買いました。「じゃがポックル」はすごくおいしいのでおすすめです!!北海道に行ったらジンギスカンを食べなきゃということで10時くらいに飛行機の時間を気にしつつ朝食にジンギスカンを食べました。ですが帰りの飛行機も航空祭の影響で遅れたのでもう少しゆっくりできたなぁと思いました。そして予定より30分遅れでしたがみんな元気に愛知県に戻ってくることができました。

 今回の北海道は観光、サミットを含めてとても密度の濃いものでした。世話人の皆さん、講演をしてくださった先生方お疲れ様でした。そしてありがとうございました。来年のCTサミットは沖縄で行われ、世話人は広島大学病院の石風呂実先生です。今年の北海道、来年の沖縄とオセロみたいな感じで全国制覇をしてみてはどうでしょうか。


追伸:空港のX線検査の管電圧は100kVや160kVと固定のものや80〜300kVと変更できるものがありました。さらに有機物と無機物の識別機能、擬似カラーと白黒反転機能、自動輪郭強調機能、高密度警報機能、密度自動最適化画像処理機能、自動画像保存・再生機能などの画像処理技術を搭載していてさらにネットワーク機能も持っているという想像以上にハイテクな装置ということが分かりました。
                      文章:4年 兼子


             辻岡先生のレポートはこちら





















北海道一食目 おいしそう


ウニ イクラ ホタテと豪華です


小樽運河にて 昔は何が流れていたんだろう


神威岬にて 遊歩道が万里の長城みたい


羊蹄山にて 温泉入りたかったです


ポスター無事貼り終えての一枚


機器展示 あっガンダムだ


座長としての挨拶をしている先生


関谷先輩おめでとうございます!


ジン ジン ジンギスカーン♪



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