第13回 全国X線CT技術サミット
日時:2009年7月4日
場所:沖縄コンベンションセンター                                       前のページに戻る。
 
 全国X線CT技術サミット(通称CTサミット)も回を重ねて13回になりました。これまでCTサミットは日本全国で開催されてきましたが、今年は沖縄です。当番世話人は広島大学の石風呂先生。最近、沖縄CT研究会が活発になっているということで、沖縄開催となりました。
 今回、沖縄CTサミットのテーマは「世界に誇れるCT技術」。なんと魅力的なテーマでしょう。その内容はもう濃縮ジュースのようでした。PDF そして結果は大成功! これも、現地沖縄CT研究会の皆様の献身的な運営と多くの参加者のおかげと思います。参加者は県外110人、沖縄126人、学生4人、実行委員14人、演者・座長26人で合計280人でした。ここで、沖縄CTサミットについて報告します。

サミット前夜祭(X線CT技術セミナー)PDF
 これはCTサミットの前日に行なわれたセミナーでサミット会場とは違って沖縄市内で開催されました。内容は「データベースを活用した心臓CT検査法」ということで千葉西総合病院の鈴木諭貴先生の講演でした。CTサミットも発足当初の午後半日の開催から終日開催となりましたが、それでもスケジュールはいっぱいです。それなら前日の夕方にもセミナーを開催しようという企画です。会場には沖縄県の内外から多くの参加がありました。講演内容も実際の臨床に役立つ内容で、翌日のCTサミットが楽しみなセミナーとなりました。

サミットの会場にて
 今回のCTサミットの会場は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターというところでした。大きな会場です。当日は横のホールでドリカム(DREAMS COME TRUE)のコンサート。我々のCTサミットは会議場Aというホールです。会議場といっても収容人員は300人可能という会場でした。会場内のレイアウトも講演ホール、機器展示ホール、ポスター展示ホールと非常によくレイアウトされていました。今回のCTサミットの最適な会場でしたね。

ポスターの設置
 会場に到着してポスターの設置です。今回のCTサミットでは30演題のポスターがありましたが、我々の研究室から清水君、棚瀬君の2題、一緒の研究をしている愛知県厚生連江南病院から伏屋君、赤塚君の2題、そして、市立四日市病院の丹羽君と5つの発表をさせていただきました。このポスター発表は昨年の札幌CTサミットから始まったのですが、みなさん力の入った優れた発表で、これを見るだけでも1つの学会といえる内容でした。
 そうそう、せっかくのポスター発表ですから、昼休みに発表者がポスターの前に立って質疑応答するようなことをしてもよかったかなと思っています。これは、次回のCTサミットへの宿題ですね。

CTサミット午前の部「CT画像の成り立ち」
 今回のCTサミット午前の部はリフレッシュセミナーでした。CTの基礎講座と思われるかもしれませんが、そこはCTサミット。基礎を解説しながら最新の研究を紹介するという素晴らしいセミナーでした。演者は5名、「デジタル画像について(金沢大 市川先生)」「CT特有のアーチファクトについて(辻岡)」「ヘリカルスキャンから320列への進化(藤田保大病院 井田先生)「被写体サイズにおける線量と画質(国立国際医療センター 村松先生)」「造影理論(長野赤十字病院 八町先生)」、座長は耳鼻咽喉科麻生病院の宮下先生と福島県立医大附属病院の村上先生でした。

ランチョンセミナー「メーカープレゼンテーション」
 CTサミットでは昼休みも休んではいられません。機器展示メーカーのプレゼンテーションを聞きながらランチョンセミナーです。最新は320列CTのアプリケーションやらマルチソースCT、そしてエネルギーサブトラクションと新技術がいっぱいです。その内容も春のJRCからは大きく進歩・発展しています。箸を持つ手をペンに代えて真剣に聞いている人が多くいました。

機器展示・ポスター閲覧
 ランチョンセミナーの後はメーカーの機器展示とポスター発表の閲覧です。今回、沖縄という地でありながら、多くのメーカーに参加いただけたことに感謝しています。そうそう、会場の外には関東ナンバーのトラックが一台、GEの展示は八王子から鹿児島まで自走し、そこからフェリーで搬入されたそうです。ほんとにご苦労様でした。
 ポスター展示もよかったですね。それと、ポスターの横に展示されていた沖縄CT研究会の臨床データ。優れたCT技術を拝見できて楽しかったです。

CTサミット午後の部「臨床で活きる3Dボリュームデータの有用性」
 さあ、午後のCTサミットの始まりです。午前の基礎的な内容から、今度は臨床的な内容です。実際に臨床現場でCTを操作している皆さんには多くの情報が得られたものと思います。今回は4つのセッション、「頭部&抹消血管」「Cardiac CT」「腹部&整形外科」そして「救急」でした。若い発表者も多く、また、その発表者の力の入ったわかりやすいスライドで、CT研究の活性ぶりがよくわかるセミナーでした。彼らの発表ぶりを見て「僕(年寄り)も頑張らなくっちゃ」と思いました。

ポスター表彰
 午後7時近くなって今回のCTサミットも終了の時間です。恒例のポスター表彰がありました。金賞は「腰椎脊髄造影検査(Myelography)に代わるFusion画像(CTとMR Myelography)の有用性」東京女子医科大学八千代医療センター・小池尚矢氏でした。おめでとうございました。

その他
 今回の沖縄CTサミット、本当に楽しく、有意義な内容でした。島袋先生、井戸先生をはじめ沖縄CT研究会の皆さんのチームワークに感謝します。そうそう、本学の卒業生の銘苅ひよりさん(旧姓 友利)も受付で頑張っていました。全国で頑張っている卒業生の顔を見ることは教員として嬉しいことです。受付って、セミナーの内容が聞けなくて辛いんですよね。ご苦労様でした。

さて、次回、第14回全国X線CT技術サミットは・・・
 埼玉CTサミットです。2010年7月24日(土)開催。今度は首都圏です。多くの方に「世界に誇れるCTサミット」を体験していただきたいと思っています。楽しい企画いっぱいですよ。全国のCT仲間の皆さん、今度は埼玉でお会いしましょう。

PS:
 今回の沖縄CTサミットのレポートはインナービジョン誌のポータルサイト「インナビネット」にも掲載されています。
http://www.innervision.co.jp/05report/2009/05r_09_08_04.html
また、CTサミットの講演内容はインナービジョン誌11月号に掲載予定です。

                     (辻岡勝美)

 学生レポートはこちら





















CTサミットの講演ホール




CTサミット会場




となりのホールではドリカムのコンサートが




丹羽君のポスター設置中(深田君)




ポスター設置の棚瀬君と清水君




江南病院の伏屋君、赤塚君




閉会式直後、みなさん疲れた表情



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