近藤 和泉   高野 映子   加藤 健治   尾崎 健一   加賀谷 斉   平野 哲   才藤 栄一   長谷川 泰久   福田 敏男   
Loco Cure 4(3) 246-251 2018年8月
二足歩行するヒトは転倒しやすく、高齢者はさらにその傾向が顕著となる。高齢者では転倒恐怖がフレイルを助長し、さらに転倒リスクを高くする。このため転倒は積極的に予防するべき事象であるが、実際的には一般転倒と病院転倒を分けて考える必要がある。また高齢化社会における労働資源の不足を前提として、そこにロボットやITの適用が強く望まれている。バランス訓練ロボット、杖ロボットおよび転倒予防システムなど、現在、開発と実証が進んでいる技術を紹介し、それが地域および病院のどのフェーズで適用されるべきかを考察し...