大塚 圭   才藤 栄一   横田 元実   谷川 広樹   金田 嘉清   
理学療法 27(12) 1407-1414 2010年12月
1.運動学習という視点から、脳卒中の歩行障害に対する介入を解説した。2.適切な課題とは、目標スキルへの転移性を持った最適な難易度に調整された課題である。3.装具療法の目的は「自由度制約を通じた運動の単純化」であり、装具は自由度制約を通じて難易度の調整性に役立つ。4.トレッドミル歩行訓練は、速度調整による難易度設定だけではなく、ハーネスによる懸垂を活用した部分法による難易度設定も可能である。5.運動課題の設定は、治療者の介助を軽度介助に留め、道具の活用、残存機能の活用、動作パターンによる容易...