桑原 和伸   堀口 高彦   
薬局 70(11) 2063-2068 2019年10月 [査読有り]
<Key Points>◎不十分な喘息管理は気道リモデリングを引き起こし、経年的な呼吸機能低下につながる可能性がある。◎同一患児で異なる時期に、異なるアレルギー疾患を発症する現象をアレルギーマーチと呼ぶ。◎乳幼児に対するスキンケアやアレルゲン免疫療法が喘息の自然史に影響を与える可能性のある治療法として注目されている。◎喘息は小児から高齢者まで、あらゆる年齢で発症しうる病気である。◎高齢者喘息では、喘息の罹病期間が長いほど呼吸機能の低下が認められる。(著者抄録)