佐々木 香る   小幡 博人   山田 昌和   宮田 和典   平野 耕治   北川 和子   木下 茂   
臨床眼科 61(9) 1641-1644 2007年9月
細隙灯顕微鏡検査でアミロイド沈着が疑われ、続発性角膜アミロイドーシスと診断された6施設20例(男4例・女16例・平均44.5歳)の臨床像をまとめた。全例片眼性で、基礎疾患は睫毛乱生12例(A群)、円錐角膜5例(B群)、不明3例(C群)、罹病期間1〜35年であった。細隙灯顕微鏡で膠様滴状を示す隆起型が15例、線状の格子状型が5例で、格子状型3例は隆起型病変を合併していた。病変の部位は、A群では全例睫毛との接触部位、角膜下方に位置していた。B群では全例コンタクトレンズを使用しており、4例はその...