臨床検査学科 4年間の学び・カリキュラム

1年次

どんな授業をしている?

臨床検査学入門Ⅱ

入学間もない時期に大学病院の臨床検査部を中心とした見学を行います。臨床検査技師の仕事がどのようなものか実際の医療現場で体験し、メディカルスタッフとしての心構えやマナーを自覚します。患者さんから信頼される将来の『医療人』としての第一歩がここから始まります。

解剖学I ・II

人体の各臓器の構造を学ぶのが解剖学です。臓器の構造を知ることで、その機能を理解することができます。これらの知識が蓄積され、各臓器が連携して働いている事に気づいたとき『なるほど!』と実感することでしょう。原理原則を考えながら得た知識は、2年生でおこなう臨床細胞病理学実習や人体解剖学実習で実際に人体の臓器に触れることにより更に理解が深まります。

2年次

どんな授業をしている?

病理学

病理学は、病『やまい』を理『おさめる』学問です。具体的には、病気で異常となった部位を肉眼や顕微鏡を使って正常な部位と見比べ、どのような変化が見られるのか? 原因は何か? どのように発生したのか? などを解き明かすことを学びます。

臨床生化学Ⅰ・Ⅱ

血液や尿に含まれる1,000種類にも及ぶ有機・無機化学成分の中から、病気の診断に必要な成分を生物学的、化学的な原理に基づいて分析し検査結果として提示するのが臨床生化学検査です。講義では目的とする成分だけ抽出する理論と臨床的な意義を中心に学びます。

臨床血液学II

血液検査は、血液疾患の診断だけでなく、多くの患者さんの病態を把握するために不可欠な検査であり、術前検査としても大切です。赤血球・白血球・血小板などの数や形態、機能を学び、止血・凝固に関連するメカニズムを把握することで、各種血液疾患を理解するための基礎を身につけます。

3年次

どんな授業をしている?

臨床免疫学実習

患者さんの血液から病気の感染や免疫の状態を調べる免疫学的検査があります。免疫反応とは、抗原が抗体と結びつく現象で、抗原抗体反応とも言います。臨床免疫学実習では抗原抗体反応を応用して、感染によって体の中にできた抗体があるかどうか、また患者さんの免疫の状態を調べるたりすることで、病気の診断や治療に役立てる免疫学的検査法について詳しく学びます。 また輸血の検査における血液型や輸血副作用に関与する検査法などについても学びます。

臨床病態学I・II・III

臨床病態学では、日常生活で見聞きする一般的な病気から、まれな病気まで扱います。これまでに学んだ他の科目の知識を総動員させ、病気を誘発する要因、遺伝的な素因、発症のメカニズム、臨床的な症状、そして臨床検査の結果がどのように変化するのかを学びます。

臨床生理検査学実習

臨床生理検査学実習では実際に病院で使われているものと同じ性能の装置を使用し、心電図検査、脳波検査、肺機能検査、超音波検査などの生理機能検査に必要な手技・技術と知識を実践的な実習を通して学びます。

臨床生化学実習

臨床生化学検査は、病院の検査室でもっとも多くおこなわれている検査で、生体成分を化学的な測定原理に従って分析します。測定原理を理解するために試薬の調整からおこない、実習を繰り返すことで、測定精度の向上をめざします。

4年次

どんな授業をしている?

卒業論文

4年生の6月から約5ヶ月の間、4年間の集大成として卒業論文研究をおこないます。希望すれば医学部や総合医科学研究所など医学研究の最先端の場で研究をおこなうこともできます。教員指導のもと、自分自身で考えて実験を重ね、研究成果をまとめます。この研究期間で『研究』することに希望を抱いた多くの先輩たちが大学院に進学し、大学の教員職や企業の研究職に就いています。

総合臨床検査学Ⅱ

本学科が伝統的に非常に高い国家試験合格率を維持しているのは、本学科の教員全員で国家試験対策に当たっているからです。総合臨床検査学Ⅱでは幅広い知識が要求される臨床検査技師の国家試験に対し、それぞれの試験科目を担当する教員が出題傾向を徹底的に分析し、『国家試験合格』のためのオリジナルな講義を行っています。