機械を動かすだけではなく知識や経験が診療の助けに
近年はAIの進化・普及による検査の機械化や自動化が進み、臨床検査技師の仕事の将来性については、今まで以上に人にしかできない仕事が重要視されると思います。例えば血液検査の場合、検体の採取法や保存状態によっては誤った値が出てくることがあるため、値が正しいものであるかを精査する臨床検査技師の知識や経験は不可欠です。また、患者さんの検査値を最初に目にするのは臨床検査技師であることから、検査値を基に病態を把握する能力も求められます。
単に検査機器を操作するだけではなく、専門的な知識や医療分野全般に対する幅広い情報を有し、それらの知識や情報を、生きたものとして現場で反映させることが肝要となる臨床検査技師という仕事。実習を通じ、このような臨床検査技師としての意識、役割を実感できたことは大きな財産になりました。
大学で学んでいる知識が実際の現場でどのように生きるか、どのような場面で必要になるかということをイメージしながら学びを重ねています。


