医療科学部 放射線学科 ４年
S.I
放射線学科では、X線撮影をはじめCTやMRI、放射線治療など、放射線画像診断/治療の一翼を担う「診療放射線技師」になるための知識や技術を習得します。私自身、入学当初は放射線に関する知識はほとんどありませんでしたが、講義や実習を経て、多くの知識を得ることができました。最近では、学びを進める中で、理解が深まっていくことを実感できるシーンも増えてきました。例えば、講義で新たな原理や理論を学ぶ際には、過去に学んだ知識と紐づけをすることで体系的に考え、より深く理解できるようになり、自分の成長に手ごたえを感じています。
また本学では、他大学とは異なる貴重な体験ができるのも魅力です。2022年度は学生が防災士の資格取得試験を無償で受験できる機会に恵まれるなど、豊富な経験の場が用意されていることに感謝しています。
学内設備も充実していて、ラーニングコモンズや図書館など、自主学習をできる場が多く設けられているのも本学の魅力です。空き時間や講義後の時間などを使って、効率的に学習に励むことができるのはもちろん、多くの学生が予習や復習、課題に取り組むために集まっているので、お互いに刺激を受け合うことができます。同じ医療の道を志す友人らと、相談をしたり、切磋琢磨したりしながら、勉強に対するモチベーションを高めることができる学習環境もプラス要素です。
さらに、隣接する藤田医科大学病院で臨床実習を行うことができるのも本学ならではの特権です。最先端の医療設備を備えている放射線棟において、実際の医療現場を目の当たりにするという経験は、知識や技術の習得にとって糧となるだけではなく、将来、医療現場に従事する際にも自信となり、自分の支えとなると思います。
藤田医科大学に入学して以来、さまざまな学びの場面で強く感じたことは、“人とのつながりの大切さ”です。実際の医療現場においては、医師や看護師をはじめとした他職種のプロフェッショナルの方々と連携しながら、チーム医療で患者さん一人ひとりと向き合うことになります。このような医療人としての核となる部分に関して、日々の講義を通して理解し、さらに早期臨床体験などを通じて実感できたことは、私にとって大きな財産になっています。
今後も、周囲の方々とのつながりやコミュニケーションの大切さを常に意識しながら、日々の学習に精力的に取り組んでいきたいと思っています。