手術支援ロボットの操作練習などトレーニングを重ねより深く探求 | 藤田医科大学 高校生向け特設サイト

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医学部の学び

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手術支援ロボットの操作練習など
トレーニングを重ねより深く探求

医学部 医学科 卒業

Y.A

「ダビンチ」の操作を体験。オペに対する意識が変わった

学内にあるタビンチのトレーニングセンターで1カ月間にわたり、手術支援ロボット「ダビンチ」の実習をしました。ゲーム形式で学べるソフトを使って操作の練習をしたり、鶏肉で層の剥離を体験したり、非常に濃い内容でした。ダビンチの鉗子は、腹腔鏡手術で使用するものよりも可動域が広く、手で掴んでいるような感覚で執刀することができます。オペ中に必要な操作を学んだことで、実際のオペを見学する際もイメージが湧きやすく、より興味を持って見るようになりました。
医療現場では、オペが長時間になると、執刀医の心身疲労などから手術ミスの可能性が高まります。最新機器を導入すれば、オペ時間の短縮や縫合不全のリスク回避など、患者さんへの負担を軽減できるため、手術ロボットの進歩は医学に多く貢献すると思いました。

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動物の肝臓を使った腹腔鏡手術を体験。珍しい症例に触れる機会も多く

動物の肝臓を使って腹腔鏡下胆囊摘出術を行う勉強会に参加したことも、オペに対する意識が変わるきっかけになりました。見学する姿勢も積極的になり、縫合のトレーニングを積んだことで4年次よりもできる手技が増えています。おかげで、臨床実習では先生の手技のどこに注目すれば良いかがわかるようになり、成長を感じています。
本学は、積極的に最新機器を導入し、検査や治療のあらゆる面で最先端の医療を提供しています。学生のうちから珍しい症例やこれらの機器に触れる機会も多くあります。治療に必要な環境の整備に力を入れていることは、医師をめざす私たちにとっても魅力的といえます。

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患者さんの思いを汲み取り、適切な治療を一緒に考える医師に

私がめざすのは、患者さんのバックグラウンドにも気を配りながら診療にあたれる医師になること。治療の成功率や生命予後だけに注目して医療を行うのではなく、“患者さんが何を大切にしているのか”に最も重きをおくべきだと考えます。家族との時間を大切にしたい方、仕事を継続したい方、価値観は人それぞれです。これらは患者さんと良好なコミュニケーションを育むことで初めて共有することができ、適切な治療の選択につながります。患者さんの思いを傾聴し、医師としての立場から患者さんの生活をも支えられる医師になります。
将来は、外科系の診療科をめざします。外科系は、基本的にオペを行うことで症状の改善が見られるケースが多く、自分の技術の熟練度が直接患者さんの症状改善に寄与します。自身のスキルを磨き、知識を蓄え、それにより患者さんが元気になる、そこに達成感を感じることができる魅力的な診療科だと感じています。これからも努力を怠らず、探求し続けたいです。