ごあいさつ

後期研修にさいして

岩田 仲生

  藤田保健衛生大学医学部では初期研修を経て大学病院での後期研修を希望する意欲的な皆さんに対して、講座または誰座外部門の各教室に所属していただき、教員あるいは大学院生として、専門分野における医師としてのキャリアをスタートできる制度を用意しています。

 本学の後期研修の特徴は、大学病院でありながら専門に特化した高度医療の習得と同時に、初期研修を習熟させるための救急や一般疾患への対応も研修できるところです。これは本学には特徴のある三つの教育病院を持っているところにあります。我が国の医科系大学の中で最大規模の病床数を有し、最先端の高度医療とともに一次から三次までの全ての救急医療を担うと同時に様々な一般疾患についても多面的機能を兼ね備えた藤田保健衛生大学病院(第一教育病院)、名古屋の中心部で大学としての最新医療とともに地域に根付いた中核病院としての医療を担う坂文種報コ會病院(第二教育病院)、三重県中央部に位置して緩和ケア、栄養サポート、リハビリテーションなどの専門医療分野で我が国の医療をリードする七栗サナトリウム(第三教育病院)があります。いずれの病院においても、勤務する医師は日々真摯に医療に取組み、若手医師の指導に対しても熱意を持って教育にあたっています。

 本学では、後期研修医の皆さんのキャリアアップのために、専門医と学位(医学博士)の取得を積極的に支援する後期研修プログラムを平成18年度から開始しています。また、平成22年度からは、上述の3つの病院間を移動しての研修や、所属科の壁を越えた研修など、研修プログラムの自由度が高くなり、専門分野のみならず、他科や関連科を含む幅広い基盤的実力の形成が可能となりました。

  2017年度から開始される予定の新しい専門医制度に先取りして対応するプログラムを既に策定運用しており、高度急性期医療から地域医療、僻地医療、災害支援など様々な分野に対応出来る研修プログラムが用意されています。本学が提示するモデル・コースが皆さんの今後のキャリヤパスとして、また自己研鑽のためのプログラムとして大いに役立つことと確信しております。

 大学は皆さんが医療人として更に発展・飛躍して社会に貢献するための場であると同時に、皆さんに続く後継者の育成の場でもあります。皆さんには、是非とも本学の後期研修プログラムに参加していただき、医師として求められる多面的な能力を究め、診療・教育・研究に思う存分力を発揮していただきたいと心より切望しています。


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