「これから・・・〜2000年〜」
松阪中央総合病院リハビリテーション科 医師 清水 康裕
かつて幼い頃,“2000年”と聞くと遠い話のように感じていました.その“2000年”がついに到来.世間で話題となった“Y2K”もほぼ問題なく過ぎ,私は通常の職務に勤しむ毎日です.と言っても私,“清水康裕”を知らない方の為に,自己紹介をさせて頂きます.
私は,平成9年3月に藤田保健衛生大学医学部を卒業し,平成9年5月に藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座に入局し,平成9,10年度は,研修医としてリハビリテーションに関係する,もしくは必須の科をローテート致しました.その後,松阪牛で有名な,三重県松阪市にある松阪中央総合病院リハビリテーション科に平成11年4月より勤務,また同時に,藤田保健衛生大学リハビリテーション医学講座研究生として七栗サナトリウムに勤務しています.
松阪中央総合病院には,平成9年5月から平成11年3月まで,小野木先生(現在は藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座助手)が勤務されていましたが,この後を私が引き継だ形になります.
松阪中央総合病院について簡単に紹介をします.この病院は,リハビリテーション科を含め,内科,外科など17科があり,また,440床の病棟を備え,地域の救急告示病院にもなっています.この病院の診療圏人口は,約23万人で,うち松阪市は12万人です.私は,この病院で理学療法士6人,作業療法士3人と一緒に“脳卒中における急性期のリハビリテーション”,“呼吸リハビリテーション”,“摂食・嚥下障害のリハビリテーション”などを中心に,特に嚥下障害に対しては,VFG(嚥下造影検査)を毎週水曜日の午後に施す体制を整え,積極的に検査・治療を行っています.現在,リハビリテーション病棟はありませんが他科の併科という形で診療をさせて頂いております.そして,入院患者管理では,クリティカルパスを導入し,リハビリテーション看護を指導しております.リハビリテーションカンファレンスも定期的に開き,各職種毎活発に意見の交換を行っております.
赴任当初より才藤栄一教授が月に1回,小竹伴照先生,武上泰光先生が週に1回来院して下さり,様々な御指導を,また私のオーベン(上司の意味)である馬場尊先生にはいろいろな相談に乗って頂き,七栗サナトリウムとの連携もより充実し,順調に日々の診療に励む毎日です.
私個人として,今年は大きく変わる1年だと考えております.才藤栄一教授を始めとする医局の先生方,素晴らしいスタッフの方々に支えら,より良い医療を提供していきたいと思っております.そして,才藤栄一教授の口癖でもある,“Over
Load Principal”(過食は太るの法則??)をモットーに,これから更に,外見だけでなく,中身も大きくなりたいと思います.