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診療放射線技師国家試験問題

放射線計測学

34回(1985.3)35回(1985.9)36回(1984)37回(1985)38回(1986)39回(1987)40回(1988)41回(1989)42回(1990)43回(1991)44回(1992)45回(1993)46回(1994)47回(1995)48回(1996)


 これは、完全版ではありません。誤り等ありましたら鈴木昇一まで連絡願います。可能な限り訂正します。また、これは藤田保健衛生大学としてではなく、あくまでも鈴木の責任で行っています。


34回(S.60.3,1985),最初に戻る


35回(S.60.9,1985),最初に戻る

36回(S.61.3,1986),最初に戻る

37回(S.61.9,1986),最初に戻る
問題 76. SI単位系で正しいのはどれか。 a. 放射能は単位時問当たりの壊変数で表され、その記号はCiである。 b. 照射線量は空気単位質量当たりに発生する電気量で表され、その記号はRである。 c. 粒子フルェンスは単位面積を通過する粒子数で表され、その記号はない。 d. 吸収線量は物質単位質量当たりに吸収されるエネルギーで表され、その記号はGyである。 e. 線量当量は吸収線量、線質係数およびその他の補正係数の積で表され、その記号はremである。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 77. 診断領域エックス線の測定で、水の代用として最も適したファントム物質はどれか。 1. アクリル樹脂 2. MixDp 3. ポリスチレン 4. 塩化ピニル 5. テフロン 問題 78. 熟ルミネセンス素子で光子に対するエネルギー依存性が最も大きいのはどれか。 1. CaSO4(Tm) 2. MgB4O7(Tb) 3. Li2B4O7(Cu) 4. BeO(Na) 5. LiF 問題 79. エックス線フイルムに、1Rおよびl0Rの照射線量を与えた時のフイルム濃度が1.0および2.0であった。フイルム濃度1.5を与える照射線量は何Rか。ただし、この線量範囲ではフイルムのガンマは1とする。 1. 1.2 2. 1.5 3. 2.0 4. 3.2 5. 5.0 問題 80. 正しい組合せはどれか。 a. レムカウンタ −−−−−−−− BF3 b. ガイガー・ミュラー計数管 −− Ar c. フイルムパッジ −−−−−−− AgBr d. 熱ルミネセンス線量計 −−−− Mg2SiO4(Tb) 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 81. 正しい組合せはどれか。 a. フリッケ線量計 −−−− 還元 b. 比例計数管 −−−−−− 飽和電離 c. しきい検出器 −−−−− 光核反応 d. 固体飛跡検出器 −−−− 損傷 e. 半導体検出器 −−−−− 真性領域   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 82. 放射線のヱネルギー測定に用いる検出器で正しい組合せはどれか。 a. CsI(TI)シンチレータ −−−−−−− γ線 b. NaI(T1)シンチレータ −−−−−−− β線 c. Ge半導体検出器 −−−−−−−−−− 中性子線 d. Si(Li)半導体検出器 −−−−−−−− エックス線 e. 表面障壁形半導体検出器 −−−−−− α線   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 83. 高エネルギーエックス線、γ線および電子線の吸収線量変換係数について誤っているのはどれか。 a. コパルトγ線の吸収線量は、線量計の指示値に校正定数を乗じ、更にこの値を乗じて求める。 b. エックス線およびγ線については、深さにより値が異なる。 c. 電子線については、入射エネルギーによらず値が一定である。 d. エックス線およびγ線については、入射エネルギーにより値が異なる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 84. 電離箱線量計のイオン再結合について正しいのはどれか。 a. パルス状放射線で起こり、連続的放射線では起こらない。 b. ペータトロンやリニアックの電子線の測定では起こらない。 c. 電離箱の印加電圧を低くすると起こりにくくなる。 d. 体積再結合と初期再結合は異なった原因で起こる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 85. 6MeV電子線の中心軸深部量百分率の測定に最も適した検出器はどれか。 l.白由空気電離箱 2.シャロー形電離箱 3.写真フイルム 4.ファラデーカップ 5.GM計数菅 問題 86. 液体シンチレーションカウンタによる測定について正しいのはどれか a. 一般には光電子増倍管は試料をはさんで2本用いる。 b. 溶媒にはアルコールが用いられる。 c. PPOとPOPOPをシンチレータとして用いる。 d. 試科にヘモグロピンが混入するとクエンチングが大きくなる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 87. 1回の測定で相対標準偏差を2%にするための計数はどれか。 1. 250 2. 400 3. 2,500 4. 4,000 5. 40,000 問題 88. 50Bqの32Pのβ線源を検出効率2%の端窓形GM計数管でl0分間測定した時のカウント数はどれに近いか。ただし、パックグラウンド計数率は20cpmとする。 1. 70 2. 210 3. 400 4. 620 5. 800 問題 89. エネルギーについて正しいのはどれか。 a. サイクロトロンによる速中性子線は単色スペクトルを示す。 b. ベータトコンのエックス線は連続スペクトルを示す。 c. リニアックの電子線はほぼ単色スペクトルを示す。 d. シンクロトロンからの陽子線は連続スペクトルを示す。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 90. 医療用高エネルギーエックス線治療装置から漏洩する中性子線の測定に用いることができる測定器はどれか。 a. レムカウンタ b. エッチピット検出器 c. 3He比例計数管 d. GMサーペイメータ e. NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e
38回(S.62.3,1987),最初に戻る
問題 76. 放射線に関する量について正しいのはどれか。 a. 放射能とは放射線が物質を電離するときに生成する単位時間当たりのイオン対の数である。 b. 線量当量Hは吸収線量Dに線質係数Q及びその他の修正係数Nを乗じ、H=DQNで与えられる。 c. 粒子束密度とはフルエンス率、すなわち単位時間当たりのフルエンスである。 d. 照射線量はエックス線、γ線、中性子線などの電荷を持たない放射線このみ用いられる。 e. 60Coγ線のビルドアップ領域ではカーマは吸収線量より小さい。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 77. 図はα線について電離箱の印加電圧と電流パルスの大きさの関係を示す。正しい組合せはどれか。 a. 再結合領域 ---------- T b. 比例計数管領域 ------ V c. 境界領域 ------------ W d. GM計数管領域 -------- U e. 電離箱領域 ---------- X   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 78. 連続エックス線の半価層測定で正しいのはどれか。 a.厚さが均一で化学的純度の高いフィルタであれば、Al、Cu、Pbのどれを使用しても問題ない。 b.使用する線量計のエネルギー依存性は関係しない。 c.細い線束で測定すれば第1半価層と第2半価層はほぼ等しい値となる。 d.広い線束での測定は細い線束に比べ半価層の値が大きい。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 79. ブラッグ・グレイの空洞原理について正しいのはどれか。 ただし、Φmは媒質中の電子フルエンス、Jgは気体の単位質量当たりの作られたイオン対の数、Wgは作られる1イオン対当たり気体中で消費される平均エネルギー、SmとSgはそれぞれ媒質と気体の平均質量衝突阻止能である。 a. 空洞気体の吸収線量はΦm・Sgである。 b. 空洞気体の吸収線量はJg・Wgである。 c. 媒質の吸収線量はΦm・Smである。 d. 媒質の吸収線量はJg・Wg・Sm・Sg^-1である。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 80. 校正定数の分かっている空気電離箱線量計と同じ形の線量計を、同時に照射することにより比較校正した。必要ないのはどれか。 ただし、ビームの出力は照射野内で平坦である。 l. 基準大気条件 2. 測定時の大気条件 3. イオン再結合損失の補正 4. 線量計の指示値 5. 放射線のエネルギー 問題 81. 高エネルギーエックス線および電子線の吸収線量の測定で誤っているのはどれか。 a. 指頭形電離箱が最適である。 b. 写真フイルムは散乱エックス線に対するエネルギー依存性が大きい。 c. 高エネルギー領域でのTLDの単位吸収線量当たりの発光量は一定である。 d. 吸収線量の校正は基準深で行う。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 82. 無機シンチレータについて正しいのはどれか。 a. NaI(Tl)はBi_4Ge_3O_12に比べ発光量が大きい。 b. GaWO4とNaI(Tl)の密度はほぼ等しい。 c. ZnS(Ag)は潮解性がある。 d. Bi_4Ge_3O_12は潮解性がない。 e. CsI(Tl)はNaI(Tl)に比べ発光の減衰時間が長い。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 83. 光電子増倍管について正しいのはどれか。 a. 光電陰極の量子効率は入射光の波長に依存しない。 b. 印加電圧のある範囲で光電子の増倍率はほ〓ま一定になる。 c. ダイノードが10段のもので光電子の増倍率はl0^6程度となる。 d. 光電陰極やダイノードにはCsとSbの金属間化合物がよく用いられる。 e. 暗電流は一般に温度と共に増大する。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 84. 関係の少ない組合せはどれか。 a. GM計数管 -------------- 電子なだれ b. TLD ------------------- フェーディング c. 熱量計 ---------------- アニーリング d. フリッケ線量計 -------- クエンチング e. ロングカウンタ -------- 気体増幅   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 85. β線の測定に用いられる検出器はどれか。 a. 端窓形GM計数管 b. 2πガスフロー形計数管 c. 3He計数管 d. NaI(Tl)シンチレータ e. 液体シンチレータ   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 86. 分解時間100μsのGM計数管で2,000cpsの実測値を得た。数え落としは真の計数率の何%になるか。 l. 2.5 2. 5 3. 10 4. 20 5. 25 問題 87. 正しいのはどれか。 a. G値は放射線による1Jの平均エネルギー付与当たりに生成、または壊変、変換される平均のモル数で表す。 b.NaI(Tl)シンチレータでは、1個の光子を放出するのに必要な放射線のエネルギーは平均約25eVである。 c.W値は最外殻の軌道電子の束縛エネルギーに等しい。 d.シリコン半導体中で放射線により電子・正孔対が生成される場合、一対の生成当たりに消費される平均エネルギーは気体のW値より大きい。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 88. 放射線のパルス計測において、l分間の計数値から計数率が540cpsと求められた。この計数率の標準偏差は何cpsに最も近いか。 l. 3 2. 4 3. 9 4. 23 5. l50 問題 89. 単独で中性子の測定に使用される気体はどれか。 a. Ar b. C_2H_2 c. 3He d. C_2H_4 e. BF_3   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 90. ウエル形シンチレーションカウンタとマルチチャネル波高分析器を用いて137Csの0.662MeVと65Znの1.116MeVのγ線を測定したところ、対応するピークが264チャンネルと429チャネルに観測された。同じ検出系を用いて88Yから出されるγ線を測定したところ354チャネルにピークが観測された。このピークに相当するγ線のエネルギー(MeV)に最も近いのはどれか。 ただし、γ線のエネルギーとパルス波高との直線性は良いものとする。 1. 0.80 2. 0.85 3. 0.90 4. 0.95 5. 1.00
39回(S.62.9,1987),最初に戻る
問題 76. 正しい組合せはどれか。 a. 質量減弱係数 −−−−− kg・m^-2 b. 線エネルギー付与 −−− J・m c. エネルギーフルエンス − J・m^-2 d. 照射線量率 −−−−−− C・kg^-1・s^-1 e. 放射能 −−−−−−−− s^-2   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 77. 関連のある組合せはどれか。 a. 熱ルミネセンス線量計 −−−−− 酸化ペリリウム b. フリッケ線量計 −−−−−−−− セリウム c. GM計数管 −−−−−−−−−−− ハロゲンガス d. 比例計数管 −−−−−−−−−− PRガス 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 78. 正しい組合せはどれか。 a. カロリメータ −−−−− 発光量 b. フリッケ線量計 −−−− 吸光度 c. フイルム線量計 −−−− 黒化度 d. ポケット電離箱 −−−− 消失電荷 e. 熱ルミネセンス線量計 − 発熱量   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 79. 関係のある組合せはどれか。 a. グリッド電離箱 −−−−− α線 b. GM計数管 −−−−−−−− β線 c. Ge(Li)半導体検出器 −−− γ線 d. BF3比例計数管 −−−−−− 中性子線 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 80. 診断領域エックス線の最大エネルギーを調べる方法で最も適しているのはどれか。 1. ベノアの硬度計 2. 半価層 3. 減弱曲線 4. 物質照射による放射化のしきい値 5. 物質照射による特性エックス線発生のしきい値 問題 81. プラッグ・グレイの空洞理論について正しいのはどれか。 a.物質に吸収されたエネルギーと空洞中に生じたした電荷量との関係を表すものである。 b.空気中での照射線量と物質に吸収されたエネルギーとの関係を表すものである。 c.空洞の大きさは、物質中の2次電子の場に影響を与えないよう十分小さい必要がある。d.空気のW値(J/イオン対)は、2次電子のエネルギーによらず一定である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 82. 診断領域エックス線の測定について正しいのはどれか。 a.エックス線使用室の漏洩線量率の測定には電離箱式サーペイメータが用いられる。 b.空気等価壁の電雑箱では壁厚に関係なくエネルギー依存性は一定である。 c.NaI(Tl)シンチレーションサーペイメータはエネルギー依存性が大きい。 d.熱ルミネセンス線量計素子CaSO4(Tm)はLiFよりエネルギー依存性が大きい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 83. 電離箱について正しいのはどれか。 a. 指頭形電離箱は深部線量の測定に用いられる。 b. 自由空気電離箱の電極は平行平板形である。 c. シャロー形電離箱は表面線量の測定に用いられる。 d. 電離箱の容積の大きさに比例して感度はと昇する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 84. 高エネルギーエックス線、γ線および電子線の水に対する吸収線量変換係数(rad/R)について誤っているのはどれか。 a. 光子のェネルギーが高くなるほどその値は1に近づく。 b. 60Coγ線に対する値は0.95を用いる。 c. 電子線の入射ェネルギーが高くなるほど同し深さでその値は1に近づく。 d. 電子線では、水中での深さが深くなるほどその値は1より小さくなる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 85. 高エネルギー電子線の線量測定について正しいのはどれか。 a.線量計のトレーサビリティはエネルギ‐が2MeVの電子線に対して保証されていなければならない。 b.平均入射エネルギーが10MeV以下の場合にはシャロー形電離箱線量計が適している。 c.円筒形電離箱線量計の実効中心は、その内径の3分の1だけ幾何学的中心より線源側にある。 d.シャロー形電離箱線量計では極性効果は無視できる。 e.水ファントム中での電難量百分率曲線と深部量百分率曲線は等しい。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 86. 基準大気条件22゜C、101.3kPaのもとで佼正された空気電離箱線量計を用いて、大気条件24.8゜C、100.0kPaのもとで線量測定を行った。大気補正係数はいくらか。 1. 0.88 2. 0.98 3. 1.00 4. 1.02 5. 1.14 問題 87. あるエネルギーのエックス線に対する線量計のCo-60γ線に対する単位照射線量当たりの相対感度は1.05であることがわかっている。Co-60γ線に対する線量計の指示値10V当たりの照射線量が0.1C/kgであった。このエックス線に対する線量計の校正定数は何C/kg/Vか。 1. 0.0095 2. 0.0105 3. 0.105 4. 0.95 5. 1.05 問題 88. ある試料およびバヅクグラウンドをそれぞれT分間測定したとき、計数値がNおよびBであった。この試料の正味計数率(cpm)及び標準偏差はどれか。 1. ((N-B)/T)+-((√N-B)/T) 2. ((N-B)/T)+-((√N+B)/T) 3. ((N-B)/T)+-(√{(N/T)}+√{(B/T)}) 4. ((N-B)/T)+-√{((N-B)/T)} 5. ((N-B)/T)+-√{((N+B)/T)} 問題 89. 液体シンチレーションカウンタによる測定について正しいのはどれか。 a. 溶解した試料の沈殿の有無は計数効率に影響しない。 b. 溶媒としてジオキサンが用いられる。 c. 波長変換剤としてPOPOPが用いられる。 d. 試料が着色しても計数効率には影響ない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 90. 関係のある組合せはどれか。 a. 無機シンチレーター −−−−− NaI(Tl) b. プラスチックシンチレタ −−− BGO c. 有機シンチレータ −−−−−− アントラセン d. 液体シンチレータ −−−−−− PPO 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
40回(S.63.3,1988),最初に戻る
問題 71. 誤っているのはどれか。 1. 1 toor=133.3 Pa 2. 1 erg=l0^7 J 3. 1 cal=4.l9 J 4. 22゜C=295.15 K 5. 1 eV=l.602x10^-l9J 問題 72. 正しい組合せはどれか。 a. エネルギーフルエンス −−‐ J・m^-1 b. 線量当量 −−−−−−−−− J・kg^-1 c. 質量減弱係数 −−−−−−− m^2・kg^-1 d. 質量阻止能 −−−−−−−− J・m^2・kg^-1 e. 線エネルギー付与 −−−−− J・m^-2 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 73. 放射線に関する量について正しいのはどれか。 a. 吸収線量は単位質量中に電離放射線によって付与される平均エネルギーである。 b. 線阻止能とは荷電粒子が単位長さを走る間のエネルギー損失である。 c. 放射能とは単位時間当たり放出される放射線の数である。 d. 照射線量は空気の吸収線量に等しい。 c. カーマは注目する容積要素内で非荷電粒子によって生じた荷電粒子の初期運動エネルギーの合計をその容積要素の質量で割ったものである。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 74. 電離箱内での一般イオン再結合損失と直接関係のないのはどれか。 a. 電離箱の形状 b. 電離箱の壁厚 c. 電雑箱の壁材質 d. 線量率 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. 電離箱線量計によるエックス線の照射線量率測定で,直読できる方式はどれか。 1. 電離電流を微分回路を通すことにより求める。 2. 電離電流から求める。 3. 電離連流をコンデンサに集めてその電荷量から求める。 4. あらかじめ電荷をコンデンサに与えその放電量から求める。 5. 電子なだれが単位時間に発生する回数から求める。 問題 76. 図のような校正曲線をもつ線量計を用いて,実効エネルギー50keVのエックス線を測定したところ、10分間で50.0Rの指示値を得た。照射線量率は毎分何C/kgか。 1. 2.13 x 10^4 2. 2.13 x 10^3 3. 1.18 x 10 4. 1.18 x 10^-1 5. 1.18 x 10^-2 問題 77. 空気電離箱線量計による高エネルギー電子線の吸収線量の測定について正しいのはどれか。 a. 基準線量計のコバルト校正定数は、標準線量計と校正深で比較校正すべきである。 b. 電離量半価深を求めることにより平均入射エネルギーを求めることができる。 c. 吸収線量変換係数の値は深さとともに大きくなる。 d. 平均入射エネルギーが10MeV以下の場合には、シャロー形の電離箱を使用すべきである。 e. 線量計の実効中心の補正を行えば電子フルエンス擾乱補正は必要ない。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 78. GM計数管にについて正しいのはどれか。 a. 電離気体にはアルゴンやヘリウムなどの希ガスが用いられる。 b. 消滅気体にはハロゲンガスを用いたものは、有機ガスを用いたものより寿命が短い。 c. 出力パルス波高は入射放射線の種類やエネルギーにより大きく異なる。 d. ガスフロー形では電離気体としてQガスを用いる。 e. 数え落し計数率の真の計数率に対する割合は、実測計数率と分解時間の積で与えられる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 79. 正しい組合せはどれか。 a. 光電子なだれ −−−−− 比例計数管 b. 波長シフタ −−−−−− 液体シンチレータ c. 飽和電難 −−−−−−− 電離箱 d. 活性化物質 −−−−−− 無機シンチレータ e. 空乏層 −−−−−−−− 熱ルミネセンス線量計 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 80. 関連の少ない組合せはどれか。 a. ポケット線量計 −−−−−− 放電 b. フリッケ線量計 −−−−−− 酸化 c. 熱ルミネセンス線量計 −−− 電荷 d. ロングカウンタ −−−−−− 正孔 e. Ge(Li)検出器 −−−−−−− 真性領域 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 81. γ線エネルギー の測定に適する検出器はどれか。 1. NaI(Tl)シンチレータ 2. BF_3計数管 3. 液体シンチレータ 4. GM計数管 5. 表面障壁形半導体検出器 問題 82. TLDについて正しいのはどれか。 a. 実効原子番号が大きい素子ではエックス線のエネルギー依存性を考慮しなくてよい。 b. 一般に素子の感度にぱらつきがある。 c. 素子は照射後決められた時間に測定しないと精度が悪い。 d. 線量と測定螢光量は低線量域では直接関係にある。 e. クエンチングの補正が必要である。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 83. ある試料およびバックグラウンドをそれぞれ10分間測定して4,000および900カウントを得た。この試料の正昧計数率と標準偏差(cpm)はいくらか。 1. 310 士 6 2. 310 士 7 3. 310 土 18 4. 3l0 士 22 5. 310 土 30 問題 84. 1回の測定で相対標準偏差を0.5%にするための計数値はどれか。 1. 2,000 2.4,000 3. 20,000 4.40,000 5.200,000 問題 85. 自己吸収の無視できる200Bqの試料をGM計数管で測定したら、1分間で960カウントの正味の計数値を得た。この検出系の検出効率は何%か。 1. 1 2. 2 3. 4 4. 8 5. 16
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問題 71. 放射線測定に関連して正しい組合せはどれか。 a. 照射線量 −−−−−−− 固体飛跡検出器 b. エネルギー −−−−−− GM計数管 c. 荷電粒子フルエンス −− ファラデーカップ d. エネルギーフルエンス − カロリメータ e. 吸収線量 −−−−−−− 空洞電離箱 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 72. エックス線の最大エネルギーに影響を及ばす因子はどれか。 a. ターゲット物質 b. 付加フィルタ c. 整流方法 d. 印加電圧 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 関係の少ない組合せはどれか。 a. 熱ルミネセンス線量計 −−−− 熱欠損 b. フリッケ線量計 −−−−−−− フェーディング c. 螢光ガラス線量計 −−−−−− クエンチング d. 電離箱線量計 −−−−−−−− イオン再結合 e. フイルムバッジ −−−−−−− 潜像退行 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 74. 基準大気条件22.0゜C、l01.3kPaのもとで校正された空気電離箱線量計を用いて、大気条件25.8゜C、103.3kPaのもとで照射線量を測定した。大気補正係数はいくらか。 1.l.03 2.1.0l 3.l.00 4.0.99 5.0.97 問題 75. 図はGM計数菅の出力波形を示す。 計数率の実測値nと真の値Nとの間の関係として正しいのはどれか。 1. N=n(1-nT1) 2. N=n(1-nT2) 3. N=n(1-nT3) 4. N=n/(1-nT2) 5. N=n/(1-nT3) 問題 76. 図は、α線とβ線の混在した試料を一つの比例計数管により測定した場合の,印加電圧と計数率の関係を示している。イのプラトー域の計数率に対応するのはどれか。1. α線 2. β線 3. α線かβ線の和 4. α線とβ線の差 5. バックグラウンド 問題 77. シンチレータについて正しいのはどれか。 a. 有機シンチレータは、無機シンチレータよりも発光減衰時間が短い。 b. 無機シンチレータは、一般に密度が大きく、実効原子番号も高いので発光効率は大きい。 c. プラスチックシンチレータは,大容量のものが得られるが、低原子番号であるためγ線波高分析は困難である。 d. 液体シンチレータ中では、クエンチングが起こる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 78. 正しいのはどれか。 a. Si半導体中で1個の電子−正孔対を作るのに必要なエネルギーは3.5eV程度である。 b.β線に対する空気のW値は、約34eVである。 c.陽電子放出核種の消滅放射線エネルギーは511eVである。 d.シンチカメラに適したγ線エネルギーは300〜500keVである。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 79. 中性子の測定に適していないのはどれか。 a. 3He計数管 b. CdS線量計 c. ZnS(Ag)シンチレーション検出器 d. 反跳陽子計数管 e. 10B半導体検出器   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 80. 半導体検出器について正しいのはどれか。 a. 個体検出器なので吸収線量の測定に適している。 b. p-n接合形、表面障壁形、リチウムドリフト形、高純度形がある。 c. 検出器は固体であるため気体に比べて密度が高く、吸収エネルギーは大きい。 d. GM計数管に比べて分解時間が短い。 e. エネルギー分解能は悪い。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 81. 1分間の計測により1,600cpmを得た。相対誤差は何%か。 1. 1.0 2. 2.0 3. 2.5 4. 4.0 5. 6.3 問題 82. 99mTcパーテクネテイト液(約l.8GBq)の放射能を測定するのに、最も適した測定器はどれか。 1. ガスフローカウンタ 2. ウェル形驚#箱 3. パルス驚雑箱 4. 液体シンチレーションカウンタ 5. GM計数管 問題 83. エックス線線量測定用ファントム材として適切な組合せはどれか。 a. 骨 −−−−− テフロン b. 筋肉 −−−− MixDp c. 脂肪 −−−− ポリエチレン d. 肺 −−−−− コルク 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 84. 高エネルギーエックス線、γ線および電子線の吸収線量の測定について正しいのはどれか。 a. 吸収線量は、基本的には、吸収線量変換係数およびコバルト校正定数、線量計の指示値の積で与えられる。 b. 線量計のコバルト校正定数には、トレーサピリティが要求される。 c. 光子に対する吸収線量変換係数の値は、入射エネルギーにのみ依存する。 d. 電子線に対する吸収線量変換係数は、平均エネルギーが低いほど小さな値になる。 e. 放射線の種類・エネルギーに関係なくJARP形線量計(小容積指頭形電離箱)を使用して測定するのが基準とされる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 85. 図はサーペイメータのエネルギー特性の1例である。曲線イ、ロ、ハに対応するサーペイメータについて正しい組合せはどれか。   電離箱式    GM計数管式     シンチレーション式         1mm真ちゅうカバー付き    NaI(Tl) 1. イ          ロ          ハ 2. ロ          ハ          イ 3. ハ          イ          ロ 4. ロ          イ          ハ 5. ハ          ロ          イ
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問題 71. 検出器と測定する放射線との組合せで正しいのはどれか。 a. 高純度Ge半導体検出器 −−−−− γ線 b. 表面障壁形半導体検出器 −−−− γ線 c. BF3比例計数管 −−−−−−−−− β線 d.液体シンチレーションカウンタ − β線 e. グリッド電離箱 −−−−−−−− β線 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 72. 正しい組合せはどれか。 a. 電離箱 −−−−−−− 電荷の測定 b. フリッケ線量計 −−− 酸化量の測定 c. TLD −−−−−−−− 温度の測定 d.螢光ガラス −−−−− 紫外線の測定 e. 有機シンチレータ −− 着色量の測定 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 73. 関係のある組合せはどれか。 a. 無機シンチレータ −−−−− NaI(Tl) b. プラスチックシンチレータ − BGO c. 有機シンチレータ −−−−− アントラセン d. 液体シンチレータ −−−−− PPO 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. 放射能の絶対測定が可能なのはどれか。 a. ウエル形シンチレーションカウンタ b. β−γ同時計数法 c. 4π計数法 d. シンチカメラ 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. l4Cの測定に最も適切な検出器はどれか。 1. NaI(Tl)シンチレーションカウンタ 2. GM計数管 3. 液体シンチレーションカウンタ 4. 3He比例計数管 5. Si(Li)半導体検出器 問題 76. 放射線の計数装置で正しいのはどれか。 a. シンチレーションカウンタは前置増幅器、主増幅器、波高分析(弁別)器、計数器、記録器などからなる。 b. GMカウンタでは増幅器を用いないこともある。 c. 波高弁別器を用いてもバックグラウンド計数は変わらない。 d.シングルチャネル波高分析器は、2台の波高弁別器と同時計数回路との組合せである。e.マルチチャネル波高分析器では波高・時間変換器を用いて波高分析する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 77. 図はGM計数管の出力パルスである。パラメ タa、b、cの正しい組合せはどれか。     a     b     c 1.不感時間−−回復時間−−分解時間 2. 分解時間−−回復時間−−不感時間 3. 回復時間−−分解時間−−不感時間 4. 不感時間−−分解時間−−回復時間 5. 分解時間−−不感時間−−回復時間 問題 78. 螢光ガラス線量計について正しいのはどれか。 a. 線量率依存性が小さい。 b. 照射直後から測定できる。 c. 使用中随時、線量をチエックできる。 d.フイルムバッジに比べ大線量の測定ができる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 79. 熱ルミネセンス線量計について正しいのはどれか。 a. 線量率依存性が大きい。 b. フエーディングがある。 c. 吸収線量を測定できる。 d.アニーリングを必要とする。 e. 低原子番号の素子はエネルギー依存性が大きい。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 80. 検出効率5%の端窓形GMカウンタで100Bqの32Pを10分間測定した。バックグラウンド計数率を20cpmとするとき、総計数(カウント)はいくらか。 1. 70 2. 250 3. 510 4. 3,010 5. 3,200 問題 81. ダイノードが10段、2次電子放出能4の光電子増倍管の増幅率として投も近いのはどれか。 1. 2.5倍 2. 14倍 3. 40倍 4. 1万倍 5. l00万倍 問題 82. エックス線の吸収線量の測定における、プラッグ・グレイの空洞原理を、直接述べているのはどれか。 1. 空洞の大きさに特別な制限はないが、擾乱補正が必要である。 2. 空洞の吸収線量はJg・Wgで与えられる。ただし、Jgは空洞中に生したイオン対の数、Wgは空洞気体中で1イオン対を生成するために消費される平均エネルギーである。 3. 媒質の吸収線量の空洞の吸収線に対する比は、それらの物質の2次電子に対する平均質量衝突阻止能の比に等しい。 4. 物質の吸収線量は照射線にfファククを乗じて求める。 5. 媒質の吸収線量は線量計の指示値にコパルト校正定数と吸収線量変換係数とを乗じて求める。 問題 83. 電離箱線量計と最も関係の少ないのはどれか。 1. 電位計 2. 分解時間 3. ガードリング 4. イオン再結合損失 5. 電流計 問題 84. 円筒形空気電離箱線量計による高エネルギーエックス線の吸収線量の測定で誤っているのはどれか。 a. 吸収線量変換係数の値は入射エネルギーが大きいほど小さい。 b. 深部量百分率と電離量百分率とは異なる。 c. 半影部分の線量分布の測定には写真フィルムを用いた方がよい。 d. ピーク深より深い位置での電子フルニンス擾乱補正係数は1である。 e.指示値の実効位置は幾何学的中心より1/3d(dは空洞内径)だけ線源側にある。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 85. リニアックのエックス線エネルギー校正法で正しいのはどれか。 a. 光核反応を利用する方法 b. チェレンコフ放射を利用する方法 c. エックス線の深部線量の測定による方法 d. 加速電子の飛程の測定による方法 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
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問題 71. 正しい組合せはどれか。 a. フルエンス −−−−− J・m^-2 b. 吸収線量 −−−−−− J・kg^-1 c. カーマ −−−−−−− J・kg^-1 d. 線エネルギー付与 −− J・kg・m^-2 e. 質量減弱係数 −−−− iJ・m^-2 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 72. プラッグ・グレイの空洞理論について正しいのはどれか。 a. 物質中のある点での吸収線量と空洞中に生じた電荷量との関係を表す。 b. 入射放射線の空洞中におけるカーマと関係する。 c. 空気のW値は2次電子のエネルギーに関係なく一定である。 d,空洞の大きさは物質中の2次電子の場に影響を与えないよう十分小さくなければならない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 72. 照射線量に対するエネルギー依存性が最も小さい線量計はどれか。 1. 空洞電離箱 2. LiF-TLD 3. 写真フイルム 4. 螢光ガラス 5. 自由空気電離箱 問題 74. 電離箱について正しいのはどれか。 a. シャロー形電離箱は表面近傍の吸収線量の測定に用いられる。 b. 中性子線の吸収線量の測定に組織等価電離箱が用いられる。 c. 電離箱が大きいほど放射線感度は低い。 d. 一般イオン再結合損失の大きさは印加電圧に無関係である。 e. 円筒形電離箱の実効中心は幾何学的中心より線源側にある。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 75. 電離箱内での一般イオン再結合損失と直接関係のないのはどれか。 a. 電離箱の形状 b. 電離箱の壁厚 c. 電離箱の壁材質 d. 線量率 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 76. 正しいのはどれか。 a. フリッケ線量計は鉄の酸化を利用している。 b. 螢光ガラス線量計は個人被曝線量のモニタに使用できる。 c. 熱ルミネセンス線量計は線量率依存性が大きい。 d. CdS線量計は中性子の測定に適している。 e.ポケット線量計は放射線による放電を利用している。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 77. 放射線治療における高エネルギーエックス線および電子線の吸収線量を評価するために必要な基本要素はどれか。 a. fファクタ b. 線量計の指示値 c. コバルト校正定数 d. 吸収線量変換係数 e. 照射線量   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 78. 放射線治療における高エネルギーエックス線および電子線の吸収線量の測定に用いられる電離箱線量計のトレーサビリティについて誤っているのはどれか。 a. リファレンス線量計は国家標準で校正された標準線量計で校正する。 b. フィールド線量計はリファレンス線量計で校正する。 c. リファレンス線量計はチェック用線源で随時点検し、感度は経時変化がみられなければ校正しなくてもよい。 d. フィールド線量計は校正点の吸収線量の測定に用いられる。 e. モニタ線量計は年に1回校正する。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 79. 関連のない組合せはどれか。 a. 井戸形電離箱 −−−−−−−− イオン再結合損失 b. GMカウンタ −−−−−−−−− ハロゲンガス c. 比例計数管 −−−−−−−−− 光電子なだれ d. Si(Li)半導体検出器 −−−−− PN接合 e. 液体シンチレーションカウンタ −−−クエンチング   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 80. 液体シンチレーションカウンタについて正しいのはどれか。 a. 3H試料は90%以上の計数効率で測定できる。 b. 32P試料の測定はできない。 c. 2本の光電子増倍管が用いられている。 d. 同時計数回路を有する。 e. 光電子増倍管とシンチレータが密着する。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 81. 乳房撮影用軟エックス線の線質の測定について誤っているのはどれか。 1. 窓の薄い電離箱を用いて減弱曲線を求める。 2. できるだけ広い照射野で減弱曲線を求める。 3. アルミニウム減弱板を用いて減弱曲線を求める。 4. 減弱曲線の測定では線源と測定器との距離は100cm程度が必要である。 5. Ge(Li)半導体検出器を用いてエネルギースペクトルを求める。 問題 82. γ線エネルギーの測定に用いるのはどれか。 a. 高純度Ge半導体検出器 b. NaI(Tl)シンチレーションカウンタ c. GM計数管 d. 表面障壁型半導体検出器 e. BF3比例計数管   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 83. α線、β線、γ線、中性子線すぺてについてのエネルギー測定に用いるシンチレータはどれか。 1. CsI(Tl) 2. LiI(Eu)・ 3. ZnS(Ag) 4. アントラセン 5. 液体シンチレータ 問題 84. 検出された100Bqのβ線源を端窓型GM計数管で5分間測定したところ1,300カウントであった。このGM計数管の計数効率は何えか。ただし、バックグラウンドは20cpmであった。 1. 1 2. 2 3. 4 4. 8 5. 16 問題 85. ある試料をGMカウンタで20分間測定したとき計数率の標準偏差が10cpmであった。総計数は何カウントか。 1. 1,000 2. 4,000 3. 10,000 4. 20,000 5. 40,000
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問題 71. SI単位記号がJ・kg-1でないのはどれか。 1. 比付与エネルギー 2. カーマ 3. 質量エネルギー吸収係数 4. 吸収線量 5. 線量当量(等価線量) 問題 72. 正しいのはどれか。 a. G値はlJのエネルギーが付与される場合に生成、壊変、変換される平均モル数で表す。 b. W値は気体の種類によって違うが、電離放射線の種類に関係なく一定の値をとる。 c. Si半導体で1個の電子-正孔対を作るのに必要なエネルギーは25eV程度である。 d. 変換係数Fの値は吸収線量変換係数の値に等しい。 e. ブラッグ・グレイの空洞理論は高エネルギーエックス線の吸収線量測定に用いられる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 73. 通気性の電離箱線量計の光子に対するレスポンスが構造、材科に依存しない因子はどれか。 1. エネルギー 2. 入射方向 3. フルエンス 4. イオン再拮合 5. 大気条件 問題 74. 治療における高エネルギーエックス線、電子線の吸収線量の電離箱線量計による測定について正しいのはどれか。 a. 線量計の校正は使用エネルギーで行う。 b. 線量の校正は空中で行う。 c. 校正点吸収線量の測定にはフィールド線量計を用いる。 d. エックス線に対する吸収線量変換係数の値は入射エネルギーが高いほど小さい。 e. 電子線に対する吸収線量変換係数の値は、電子のエネルギーが低いほど大きい。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 75. リニアックのエックス線エネルギー校正法で正しいのはどれか。 a. 光核反応を利用する方法 b. チェレンコフ放射を利用する方法 c. エックス線の深部線量の測定による方法 d. 加速電子の飛程の測定による方法 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 76. 正しい組合せはどれか。 a. 比例計数管 --------------- 電子なだれ b. GM計数管 ----------------- 放電 c. シンチレーション検出器 --- 蛍光 d. フリッケ線量計 ----------- 還元 e. 写典フイルム ------------- 酸化 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 77. GMカウンタについて正しいのはどれか。 a. 気体増幅を利用している。 b. 放射線の種類によりプラトー特性は異なる。 c. ハロゲンガス封入管は有機ガス封入管よりプラトーこう配が駿やかである。 d. 有機ガス封入管はハロゲンガス封入管より寿命が長い。 e. エネルギースペクトルは測定できない。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 78. 端窓形GM計数管によるβ線測定で正しいのはどれか。 a. 散乱線の影響を少なくするため測定台は低原子番号の材質が選ばれる。 b. 後方散乱のある場合とない場合との計数率比を後方散乱係数という。 c. 吸収補正を行った同じ試料支持板物質に対する飽和後方散乱係数は、β線の最大エネルギーに依存しない。 d. 飽和後方散乱を与える試科支持板の厚さはβ線の最大エネルギーによらず一定である。 e. 試料支持板の原子番号の増大とともに飽和後方散乱係数は一定値に近づく。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 79. 液体シンチーションカウンタと関係の深いのはどれか。 a. 波長シフタ b. ウエル形 c. クエンチングガス d. 同時計数画路 e. 第一・二溶質 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 80. γ線の測定に用いられるシンチレータはどれか。 a. CsI(Tl) b. 6LiI(Eu) c. PPO+POPOP d. BGO e. NaI(Tl) 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 81. 誤っている組合せはどれか。 a. BF3計数管 ------------ 中性子線 b. Xe検出器-------------- エックス線 c. 比例計数菅------------ β線 d. グリッド電離箱 ------- γ線 e. CdTe半導体検出器 ----- α線 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 82. シンチカメラについて正しいのはどれか。 1. 計測に最適のの放射線のエネルギーはl00〜200keVである。 2. β線、γ線の検出は可能であるが、α線の検出はできない。 3. l.85MBqの123Iを投与した場合、放射能が少なくイメージとならない。 4. l,ll0MBqの99mTc‐パーテクネテートをボーラス注入した場合、放射能が高すぎて定量評価はできない。 5. 半導体検出器を用いたものも利用されている。 問題 83. MIRD法による臓器吸収線量の計算で必要なのはどれか。 a. 深部量百分率 b. 標的臓器重量 c. 平衡(吸収線量)定数(equilibrium dose constant) d. 吸収分率(absorbed fraction) e. 空気衝突カーマ率定数 問題 84. ある試料を測定して総計数率600±24cpmを得た。バックグラウンド計数率が50±7cpmのとき、正味の計数率は何cpmか。 1. 550 ± l7 2. 550 ± l8 3. 550 ± 25 4. 550 ± 3l 5. 550 ± 32 問題 85. バックグラウンド計数率とほぼ等しい正味の計数率を示す放射性試料がある。限られた時間内に測定するとき正味の計数誤差が最も小さいのは、バックグラウンドの計数時間と試科の計数時間との比が何対何の場合か。 1. 2 : 1 2. √2 : 1 3. 1 : 1 4. 1 : √2 5. 1 : 2
45回(H.5.3,1993),最初に戻る
問題 71. 電離箱線量計と最も関係の少ないのはどれか。 1. 電位計 2. 分解時間 3. ガードリング 4. イオン再結合損失 5. 電流計 問題 72. 開放型の電離箱による測定の際に、温度および気圧の補正を行う理由として適切なのはどれか。 1. 空気の質量エネルギー吸収係数が変化するため。 2. 空気の単位質量当たりの電離量が変化するため。 3. 電離箱内の空気の質量が変化するため。 4. 電離イオンの再結合損失が変化するため。 5. 電離箱内の電界強度が変化するため。 問題 73. 自由空気電離箱を用いて照射線量の絶対測定をするための必要条件はどれか。 a. 一次線は集電極に衝突しない構造であること。 b. 電子平衡となるように絞りと実効二次電子源体積との距離を十分とること。 c. 飽和電圧を印加すること。 d. 実効二次電子源体積は正確であること。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. 空中のある点における照射線量を測定したところ10 C/kgであった。この点の空気1gに放出されたエネルギーは何Jか。ただし、空気のW値は33.7eVとし、この点では電子平衡が成立しているものとする。 1. 0.00337 2. 0.0337 3. 0.337 4. 3.37 5. 33.7 問題 75. GM計数管の特性と関係の少ないのはどれか。 a. 不感時間 b. 分解時間 c. 回復時間 d. 減衰時間 e. 放電時間 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 76. GM計数管で試料を20分問測定し、1,600カウントを得た。自然放射線が10分間で200カウントのとき正味の計数率は何cpmか。 1. 60 ± 0.2 2. 60 ± 1.41 3. 60 ± 2.45 4. 60 ± 3.16 5. 60 ± 10 問題 77. GM計数管による測定で30,000cpmの実測値を得た。真の計数率は何cpsか。ただし、この計数管の分解時間を100μsとする。 1. 505 2. 510 3. 526 4. 556 5. 625 問題 78. シンチレータの特性で測定系の分解時間と関係があるのはどれか。 1. 原子番号 2. 密度 3. 蛍光の減衰特性 4. 潮解性 5. 発光スペクトルと光電子増倍管の感度特性との整合性 問題 79. シンチレーション検出器における光電子増倍管について正しいのはどれか。 a. 光電子を放出する光電陰極、二次電子増倍を行うダイノード及び電流のパルスを取り出す陽極からなる。 b. シンチレータ中の光の強度を増幅する。 c. 電流を光エネルギーに変換する。 d. 外部磁場の影響を受けない。 e. 安定した直流高圧電源を必要とする。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 80. 誤っている組合せはどれか。 1. 電離箱 --------------------- 放射能の強さを直流電圧で測定 2. NaIシンチレーション検出器 -- 放射線のエネルギースペクトルを測定 3. 熱ルミネセンス線量計 ------- 吸収線量を熱の発生量で測定 4. GM計数管 ------------------- 放射能の強さをパルス数で測定 5. 半導体検出器 --------------- 放射線のエネルギースペクトルを測定 問題 81. 液体シンチレーション検出器について誤っているのはどれか。 1. 低エネルギーβ線の測定に適している。 2. 検出器の窓や容器による吸収が少ない。 3. 溶媒にはキシレン、トルエンなどが用いられる。 4. 幾何学的効率が悪い。 5. 2本の光電子増倍管を用いた測定が行われる。 問題 82. リニアック治療室出入ロドアからの漏洩中性子線の測定に用いられるのはどれか。 1. 電離箱サーベイメータ 2. BF3ガス入り比例計数管サーベイメータ 3. ハロゲンガス入りGM計数管サーベイメータ 4. NaI(Tl)サーベイメータ 5. Si半導体サーベイメータ 問題 83. ある核種より放出されるγ線の鉛の半価層は1.25cmである。 このγ線の鉛の質量減弱係数(cm2/g)はいくらか。ただし、鉛の密度は11.3g/cm3、1n 2=0.693とする。 1. 0.0491 2. 0.0613 3. 0.0767 4. 0.554 5. 2.036 問題 84. 関連のない組合せはどれか。 1. 電離箱 -------------------------- 照射線量測定 2. 比例計数管 ---------------------- ガス増幅 3. 液体シンチレーション検出器 ------ クエンチング 4. GM計数管 ------------------------ エネルギースペクトル測定 5. 熱ルミネセンス線量計 ------------ アニーリング 問題 85. 正しい組合せはどれか。 1. 照射線量 ---------- dps 2. 放射能 ------------ eV 3. 線量当量 ---------- Bq 4. 光子エネルギー ---- Sv 5. 吸収線量 ---------- Gy
46回(H.6.3,1994),最初に戻る
問題 71. 光子と物質との相互作用の全断面積(cm2/atom)から質量減弱係数 (cm2/g)への換算値として正しいのはどれか。 ただし、Nはアボガドロ数、Aは原子量、Zは原子番号とする。 1. N/A 2.N/Z 3.A/N 4.(A・N)/Z 5.(Z・N)/A 問題 72. 検出器と測定する放射線との組合せで正しいのはどれか。 a. 高純度Ge半導体検出器 ------------ γ線 b. 表面障壁形半導体検出器 ---------- γ線 c. BF3比例計数管 ------------------- β線 d. 無機シンチレータ ---------------- γ線 e. グリッド電離箱 ------------------ α線   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 73. 正しい組合せはどれか。 l. 電離箱 -------------------- 電子なだれ 2. 比例計数管 ---------------- ガス増幅 3. GM計数管 ------------------ 飽和電流 4. シンチレーション検出器 ---- 電子・正孔対 5. 半導体検出器 -------------- 光電子増倍 問題 74. 低エネルギーβ線放出核種の放射能測定において最も適した測定法はどれか。 1. GM計数管2πガスフロー法 2. GM計数管定位立体角法 3. GM計数管4πガスフロー法 4. 液体シンチレーション法 5. β-γ同時計数法 問題 75. 気体電離による放射線測定に口係のないのはどれか。 1. W値 2. 照射線量 3. G値 4. 再結合損失補正 5. PRガス 問題 76. 自由空気電離箱について誤っているのはどれか。 1. 300kV程度のエックス線の照射線量の絶対測定ができる。 2. 電離容積は電極およびエックス線入射窓の幾何学的寸法で決定する。 3. 照射線量はエックス線人射窓の位置での値である。 4. 保護電極は高圧電極と同じ平面に置く。 5. 集電極と高圧電極との問隔は2次電子の飛程の2倍以上とする。 問題 77. 電離容積が5cm3の自由空気電離箱を用いてエックス線を測定したときに0.2μC/minの結果を得た。照射線量率(C/(kg・min))はいくらか。ただし、電離箱内の空気の密度は1.3kg/m3とする。 1. 6.5×10^-6 2. 1.3×10^-5 3. 1.5×10 4. 2.6×10^-3 5. 3.1×10^-2 問題 78. 空中におかれた10GBqの60Co点線源から10cm離れた点の照射線量率(C/(kg・h))はいくらか。ただし、60Coの照射線量率定数は2.53×10^18 C・kg-1・s-1・Bq-1・m2とする。 1. 7.03 x 10^-4 2. 9.11 x 10^-3 3. 1.42 x 10^-2 4. 7.81 x 10^-2 5. 1.70 x 10^-1 問題 79. プラック・グレイの空洞原理を用いて媒質中の吸収線量測定をする場合、必要のないのはどれか。 1. 空洞中の気体に作られたイオン対の数 2. 気体中で1イオン対を発生するのに必要なエネルギー 3. 気体の平均質量阻止能 4. 媒質の平均質量阻止能 5. 気体の質量減弱係数 問題 80. GM計数管を使用した定位立体角法による放射能測定で誤っている補正項はどれか。 1. 幾何学的効率 2. 分解時間 3. 密度効果 4. 検出器窓および空気の減弱 5. 線源支持台の後方散乱 問題 81. GM計数管の分解時問測定法はどれか。 a. チャンネル比法 b. オシロスコープによる直接観察法 c. 2線源法 d. 内部標準線源法 e. 外部標準線源法   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 82. GM計数管で支持板上のβ線源を計測するとき考慮すべきものはどれ か。 1. 質量減弱係数 2. ビルドアップ係数 3. 線源の自己吸収 4. 大気補正係数 5. イオン再結合補正係数 問題 83. 低濃度の放射性核種をGM計数管で100分間測定したところ10,000カウントを得た。標準偏差(cpm)はいくらか。 1. 0.1 2. 0.3 3. 1.0 4. 3.0 5. 10.0 問題 84. エネルギースペクトル測定について誤っているのはどれか。 1. α線 ------------ A1吸収板とGM計数管とを用いたフェザー(Feather)法 2. β線 ------------ 半導体検出器 3. γ線 ------------ NaI(Tl)シンチレーション検出器 4. エックス線 ------ 半価層測定 5. 重荷電粒子 ------ 半導体検出器 問題 85. NaI(Tl)検出器のエネルギー分解能を求めるのに適切なのはどれか。 1. 後方散乱ビーク 2. コンプトンエッジ 3. エスケープビーク 4. 全エネルギー吸収ビーク 5. サムピーク
47回(H.7.3,1995),最初に戻る
問題 71. 空気衝突カーマ定数の単位として正しいのはどれか。 1. Gy・m2・Bq-1・s-1 2. Sv・m2・Bq-1・s-1 3. C・kg-1・m2・s-1 4. カーマ・m-2・Bq-1・s-1 5. J・m-2・Bq-2・s-1 問題 72. 1kgの空気を照射したとき照射線量は1C・kg-1であった。空気中に生じたイオンの数はどれか。ただし、電子の電化は1.6 x 10-19Cとする。 1. 3.4 x 10^18個 2. 6.3 x 10^18個 3. 1.6 x 10^19個 4. 2.2 x 10^19個 5. 4.1 x 10^19個 問題 73. 図は乳房撮影用エックス線管から放射されるエックス線光子スペクトルの分布である。正しいのはどれか。 a. エックス線管のターゲットはタングステンである。 b. モリブデンの薄いフィルタでろ過されている。 c. 管電圧は30kVである。 d. スペクトル曲線の積分値は照射線量に等しい。 e. 2本の特性エックス線はK及びL特性エックス線である。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 74. 検出器と測定する放射線との組合せで正しいものはどれか。 a. アルベド型線量計-----------------中性子線 b. 液体シンチレーションカウンタ-----β線 c. GMカウンタ-----------------------α線   d. NaI(Tl)シンチレーションカウンタ--β線 e. 高純度Ge半導体検出器-------------エックス線   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 75. MixDpファントムに含まれないものはどれか。 1. パラフィン 2. 酸化マグネシウム 3. ポリエチレン 4. 硫酸カルシウム 5. 松脂 問題 76. エックス線撮影室の周囲隔壁からの漏洩線量測定で使用するのはどれか。 a. NaI(Tl)サーベイメータ b. GM計数管サーベイメータ c. 電離箱サーベイメータ d. CsI半導体サーベイメータ   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 77. 分解時間による数え落としが1%であるときGM計数管の計数率(cps)はどれか。ただし、分解時間は250μsecとする。 1. 4 cps 2. 40 cps 3. 400 cps 4. 4,000 cps 5. 40,000 cps 問題 78. 高エネルギーエックス線、γ線および電子線の吸収線量の決定に使用するリファレンス線量計の校正で誤っているものはどれか。 1. 線源は60Coである。 2. 校正を測定値の比較で行う。 3. 校正は水中で実施する。 4. 購入時および3年目まで毎年行うのがよい。 5. ビルドアップキャップを装着して測定する。 問題 79. 10MVエックス線治療室の出入口ドアの漏洩線量測定に最も適しているのはどれか。 a. 電離箱サーべイメータ b. BF3比例計数管サーベイメータ c. GM計数管サーベイメータ d. ガスフロー型サーベイメータ e. シンチレーションサーベイメータ   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 80. エックス線診断領域での実効エネルギーの測定について誤っているのはどれか。 1. 焦点-検出間距離を100cmとする。 2. 吸収版はアルミニウムとし焦点-検出間の中間点に設置する。 3. 片対数グラフを使用して減弱曲線から半価層を得る。 4. 検出器面での照射野は20x20cm2とする。 5. 実効エネルギーの単位はkeVである。 問題 81. 2,500カウントを得た場合の相対誤差は何%か。 1. 1.0 % 2. 1.5 % 3. 2.0 % 4. 2.5 % 5. 3.0 % 問題 82. NaI(Tl)検出器で1.022MeV異常のγのエネルギースペクトルで観測されるのはどれか。 a. 光電ピーク b. エスケープピーク c. コンプトン端 d. サムピーク   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 83. 誤っている組合せはどれか。 1. BF3計数管------------------(n,α)反応 2. シンチレーション計数装置---着色 3. フリッケ線量計-------------酸化 4. 半導体検出器---------------固体の電離 5. ポケット電離箱-------------消失電荷 問題 84. 半導体検出器について正しいのはどれか。 a. エネルギー分解能がよい。 b. 電子・正孔対が気体のW値の約1/2で作られる。 c. 分解時間は気体電離箱より短い。 d. 高純度Ge検出器は液体窒素で冷却して使用する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 85. 99mTcO_4-液(約1.8GBq)の放射能を測定するのに最も適しているのはどれか。 1. ガスフローカンタ 2. ウエル形検出器 3. パルス電離箱 4. 液体シンチレーションカウンタ 5. GM計数管
48回(H.8.3,1996),最初に戻る
問題 71. 単位で正しいのはどれか。 a. 質量エネルギー吸収係数 :m^2・kg^{-1} b. エネルギーフルエンス率 :W・m^{-2} c. 質量阻止能 :J・kg^{-1} d. 照射線量 :C・kg^{-1}・s^{-1} e. 線エネルギー付与 :J・m^{-1} 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 72. エックス線照射線量測定用空洞電離箱の備える条件はどれか。 a. 壁の材質は空気に近い平均原子番号であること b. 電離箱内は安定な窒素ガスが封入されていること c. 壁によるエックス線の減衰が無視できる厚さであること d. 二次電子平衡が成立していること 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 73. 熱ルミネセンス線量計として用いないのはどれか。 1. LiF(Mg) 2. CaSO_4(Tm) 3. BeO(Na) 4. LaOBr(Tm) 5. Mg_2SiO_4(Tb) 問題 74. 光電子増倍管を使用している測定器はどれか。 a. 高純度Ge検出器 b. 液体シンチレーションカウンタ c. ガラス線量計 d. ウエル型電離箱 e. BF_3計数管 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 75.NaI(Tl)シンチレーション計数装置の構成で正しいのはどれか。     イ      ロ      ハ      ニ     ホ 1. 安定高圧電源 前置増幅器  波高分析器  比例増幅器 計数装置 2. 比例増幅器  波高分析器  安定高圧電源 前置増幅器 計数装置 3. 波高分析器  比例増幅器  前置増幅器  計数装置  安定高圧電源 4. 計数装置   安定高圧電源 前置増幅器  比例増幅器 波高分析器 5. 前置増幅器  比例増幅器  波高分析器  計数装置  安定高圧電源 問題 76. GM計数管で試料を20分間測定したところ1,600カウンタを得た、また、 バックグラウンドは10分間で400カウントであった。このときの真の計数率(cpm) はいくらか。 1. 40 2. 40±√8 3. 40±√40 4. 40±√120 5. 40±√200 問題 77. BF_3計数管の反応で正しいのはどれか。 1. (n,α) 2. (n,n) 3. (n,p) 4. (n,2n) 5. (n,γ) 問題 78.誤っている組合せはどれか。 1. 個人被曝管理 --- ポケット型電離箱 2. 施設の管理 --- 円筒型電離箱サーベイメータ 3. 診断用線量測定 --- 指頭型電離箱 4. 高エネルギー電子線の測定 --- 平行平板型電離箱 5. 放射性医薬品の放射能測定 --- 球型電離箱 問題 79. 診断用エックス線のエネルギースペクトルで最大エネルギーに関係する のはどれか。 1. 付加フィルタ 2. ターゲット 3. 管電圧波形 4. 管電圧 5. 管電流 問題 80. 正しいのはどれか。 1. TPRの測定は基準線量計を使用しなければならない。 2. フィールドファクタの測定は基準線量計で測定しなければならない。 3. PDDの測定は基準線量計で測定しなければならない。 4. 基準線量計は空気中で校正しなければならない。 5. R_{50}、d_{50}の測定は基準線量計で測定しなければならない。 問題 81. 誤っている組合せはどれか。 1. 照射線量 --- 空気のみ 2. 吸収線量 --- すべての物質 3. カーマ --- 水のみ 4. 線量当量 --- 人体のみ 5. 放射能 --- 放射性核種 問題 82. 放射線検出器について直接関係のない組合わせはどれか。 a. 化学線量計 --- G値 b. チェレンコフ検出器 --- 分極 c. 比例計数管 --- PRガス d. 熱ルミネセンス線量計 --- W値 e. フィルムバッチ --- 半値幅 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 83. 関係のない組合せはどれか。 1. 電離箱線量計 --- イオン対の数 2. 熱ルミネセンス線量計 --- 発熱量 3. フリッケ線量計 --- 酸化 4. エックス線フィルム --- 潜像 5. 半導体検出器 --- 固体の電離 問題 84. 図は気体イオン化検出器の印加電圧とパルス波高との関係を示す。 電離箱領域はどれか。 1. A 2. B 3. C 4. D 5. E 問題 85. GM計数管について正しいのはどれか。 a. アルゴンやヘリウムなどの希ガスが用いられる。 b. ハロゲンガスを用いたものは有機ガスを用いたものより寿命が短い。 c. 出力パルス波高は入射放射線の種類により大きく異なる。 d. ガスフロー型ではQガスを用いる。 e. 数え落とし計数率と真の計数率との割合は、実測計数率と分解時間との積である。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e
49回(H.9.3,1997),最初に戻る
問題 71. 正しい組合せはどれか。 a. ポケット線量計 --- 電離箱 b. シンチレーション検出器 --- 光電子増倍管 c. 半導体検出器 --- 潜像 d. 比例計数管 --- フェーディング e. GM計数管 --- アニーリング 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 72. 正しいのはどれか。 a. NaI(Tl)シンチレータは潮解性がある。 b. ウエル型シンチレーションカウンタは異なる試料容積でも計数率は同じである。 c. シンチレーションカウンタは半導体検出器よりエネルギー分解能がよい。 d. 光電子増倍管の増倍率は10^2程度である。 e. 液体シンチレーションカウンタの波長シフタとしてPOPOPがある。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 73. 熱ルミネセンス線量計について正しいのはどれか。 a. エネルギー依存性がある。 b. 線量率計として使用する。 c. 発熱量を測定する。 d. リーダに光電子増倍管がある。 e. アニーリングにより再使用できる。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 74. 放射能試料を1分間測定したところ、試料の正味計数値が400カウント、バックグラウンドの計数値が50カウントであった。 全測定時間を1時間としたときの時間配分で適切なのはどれか。 バックグラウンド --- バックグラウンド+試料 1. 50分 ------------------- 10分 2. 45分 ------------------- 15分 3. 30分 ------------------- 30分 4. 15分 ------------------- 45分 5. 10分 ------------------- 50分 問題 75. 液体シンチレーションカウンタの構成で正しいのはどれか。(fig-pm75)     イ ---    ロ ---     ハ ---     ニ ---     ホ 1. 比例増幅器 --- サム回路 --- 同時計数回路 --- ゲート回路 --- 波高分析器 2. サム回路 --- 比例増幅器 --- 波高分析器 --- 同時計数回路 --- ゲート回路 3. ゲート回路 --- サム回路 --- 波高分析器 --- 比例増幅器 --- 同時計数回路 4. 波高分析器 --- 比例増幅器 --- ゲート回路 --- サム回路 --- 同時計数回路 5. 同時計数回路 --- サム回路 --- 比例増幅器 --- 波高分析器 --- ゲート回路 問題 76. 誤っている組合せはどれか。 無機シンチレータ --- 有機シンチレータ 1. 減衰時間   長い ------------- 短い 2. 発光量   大 ------------- 小 3. 線種   γ線 ------------- β線 4. 潮解性   無し ------------- 有り 5. 実効原子番号   大 ------------- 小 問題 77. 診療従事者がフイルムバッジの着用を義務付けられていないのはどれか。 1. エックス線撮影室 2. 核医学検査室 3. エックス線CT撮影室 4. MRI撮影室 5. 放射線治療室 問題 78. エネルギー測定ができないのはどれか。 1. パルス電離箱 2. 比例計数管 3. GM計数管 4. アントラセンシンチレーションカウンタ 5. Ge(Li)半導体検出器 問題 79. 表面吸収線量Dを表す式を示す。「D=R・k・N・f・B」誤っているのはどれか。 1. Rは線量計の読値である。 2. kは大気の補正係数である。 3. Nはエネルギー校正定数である。 4. fは吸収線量変換係数である。 5. Bは距離の減弱補正係数である。 問題 80. 同一核種を繰り返し測定したときの平均値をNとし、\sqrt{N}をSで表したときに誤っているのはどれか。 1. N±Sの中に入る計数値の確率は約68%である。 2. N±0.675Sの中に入る計数値の確率は約50%である。 3. N±2Sの中に入る計数値の確率は約85%である。 4. N±3Sの中に入る計数値の確率は約99.7%である。 5. Sは標準偏差である。 問題 81. 照射線量Xを表す式で正しいのはどれか。 ただし、μ_{en}/ρは質量エネルギー吸収係数、μ_{tr}/ρは質量エネルギー転移係数、μ/ρは質量減弱係数、Wは空気中で1イオン対を作るのに必要なエネルギー、eは電気素量、Ψはエネルギーフルエンスとする。 1. X=μ_{en}/ρ・e/W・Ψ 2. X=μ_{en}/ρ・W/e・Ψ 3. X=μ_{tr}/ρ・e/W・Ψ 4. X=μ/ρ・W/e・Ψ 5. X=μ/ρ・e/W・Ψ 問題 82. 高線量率の治療用密封小線源の出力測定に最も適しているのはどれか。 1. フイルム法 2. サンドイッチ法 3. Hピット法 4. 同時計数法 5. 飛行時間法 問題 83. 鉛に対する半価層が0.7cmのとき、質量減弱係数はいくらか。 ただし、鉛の密度は11.3g/cm^3、log_{10}2は0.693とする。 1. 8.8×10^{-3} cm^2/g 2. 9.9×10^{-3} cm^2/g 3. 8.8×10^{-2} cm^2/g 4. 9.9×10^{-2} cm^2/g 5. 8.8×10^{-1} cm^2/g 問題 84. ブラッグ・グレイの空洞原理を表す式はどれか。 ただし、Dmは媒質の単位質量当たりの吸収エネルギー、Jgは気体の単位質量当たりのイオン対数、Wgは気体中に1イオン対を作るのに必要なエネルギー、SmとSgはそれぞれ媒質と気体の質量衝突阻止能とする。 1. Dm=Wg・Jg・Sg/Sm 2. Dm=Wg・Jg・Sm/Sg 3. Dm=Jg/Wg・Sg/Sm 4. Dm=Wg/Jg・Sm/Sg 5. Dm=Jg/Wg・Sm/Sg 問題 85. 検出効率が5%のGM管で1分間に360カウントの計数を得た。 この試料の放射能は何Bqか。 1. 20 2. 60 3. 120 4. 360 5. 600
50回(H.10.3,1998),最初に戻る
問題 71. 正しい組合せはどれか。 1. ポケット電離箱 ――― 検電器 2. フイルムバッジ ――― 光電子増倍管 3. 蛍光ガラス線量計 ――― 飛跡 4. 半導体検出器 ――― 潜像 5. 熱ルミネセンス線量計 ――― 空乏層 問題 72. ウエル型NaL(Tl)シンチレーション検出器について正しいのはどれか。 a. 幾何学的検出効率が大きい。 b. 試料容積が異なれば検出効率は異なる。 c. 光電ピークの波高値は試料の計数率に反比例する。 d. 125の計数率はガラス製とプラスチック製の試験管で同じである。 e. 13Nのエネルギースペクトルを測定すると1.02MeVにピークが現れる。   1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 73. NaI(Tl) シンチレーション検出器でエネルギースペクトルを測定するとき、観測される可能性があるのはどれか。 a. サムピーク b. ブラックピーク c. グローピーク d. コンプトンピーク e. 光電ピーク   1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 74. ガンマカメラの空間分解能に関係のないのはどれか。 1. PSF 2. MTF 3. TAR 4. FWHM 5. LSF 問題 75. GM計数管について誤っているのはどれか。 1. 印加電圧は約3,000Vである。 2. 不活性ガスを封入している。 3. 分解時間は約200μsである。 4. ガス増幅率が大きい。 5. プラトーの傾斜は約3.5%/100V である。 問題 76. GM計数管で100分間測定したところ、10,000カウントを得た。この時の標準偏差は何cpmか。 1. 0.1 2. 1 3. 10 4. 50 5. 100 問題 77. 内半径rの指頭形電離箱を使用して吸収線量の測定を行った。測定の実効中心は幾何学的中心から線源側へいくらの距離か。 1. 0 2. r/3 3. r/2 4. 2r/3 5. 3r/4 問題 78. 生成電荷量の直接測定に基づいているのはどれか。 1. 固体飛跡検出器 2. 熱ルミネセンス線量計 3. チェレンコフ検出器 4. 金箔しきい検出器 5. コンデンサ電離箱 問題 79. 放射線エネルギーに比例しないパルス波高を表示する測定器はどれか。 1. PRガス入りガスフロー比例計数管 2. Ge(Li)半導体検出器 3. 表面障壁型Si半導体検出器 4. NaI(Tl)シンチレーション検出器 5. Qガス入りガスフローGM計数管 問題 80. 放射能測定で2,500カウントが得られた。真の値が68.3%の確率で含まれる計数値の範囲はいくらか。 1. 2,475〜2,525 2. 2,466〜2,534 3. 2,450〜2,550 4. 2,400〜2,600 5. 2,350〜2,650 問題 81. 空洞電離箱による測定でイオンの一般再結合について誤っているのはどれか。 1. 印加電圧が低いほど多い。 2. 補正法に2点電圧法がある。 3. 補正法はパルス放射線と連続放射線とで異なる。 4. 線量率が小さいほど多い。 5. 多数の飛跡相互間の再結合である。 問題 82. 照射線量が1.5 C・kg^−1のとき、空気100gが吸収するエネルギーは何Jか。ただし、電子の電荷は 1.6×10^−19 Cで、空気中で1イオン対を作るのに消費される平均エネルギーは34 eVとする。 1. 4.4×10^−2 2. 4.4×10^−1 3. 5.1×10^−1 4. 5.1 5. 5.1×10 問題 83. 標準測定法による水の吸収線量Dを表す式を示す。   D=M・Cq・Nc・kl・Pion 誤っているのはどれか。 1. M : メータの読み値 2. Cq  : 変位係数 3. Nc : コバルト校正定数 4. kl : 大気補正係数 5. Pion : イオン再結合補正係数 問題 84. エックス線の半価層の測定で正しいのはどれか。 a. 吸収板と線量計は30cm以上離す。 b. ゼロ照射野の半価層は外挿で得られる。 c. 管電流の影響を受けない。 d. 吸収板の純度は80%あれば十分である。 e. 半価層が決まれば線質は一元的に決まる。   1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 85. 図はサーベイメータのエネルギー特性の1例である。 曲線(イ)、(ロ)、(ハ)に対応するサーベイメータについて正しい組合せはどれか。 電離箱式 ――― GM計数管 1mm真ちゅうカバー付き ――― シンチレーション式 NaI(Tl) 1. (イ) ――― (ロ) ――― (ハ) 2. (ロ) ――― (ハ) ――― (イ) 3. (ハ) ――― (イ) ――― (ロ) 4. (ロ) ――― (イ) ――― (ハ) 5. (ハ) ――― (ロ) ――― (イ)
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