藤田医科大学医学部生化学講座
大学11号館5階


 

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転写

1.  誤っているのはどれか。

a. mRNAはその5’未端に7‐メチルグアニル酸からなるキャップ構造その3’未端にポリA(アデニル酸)からなるポリA尾部を持つ。

b. 真核生物にはα‐アマニチンに対して感受性が異なる2種類のRNAポリメラーゼが存在している。

c. リボソームRNAやトランスファーRNAの遺伝子は、染色体上に200コピー以上存在し、RNAポリメラーゼにより合成された後、プロセッシング切断により生成する。

d. エストロゲンやグルココルチコイドなどのホルモンと受容体(リセプター)の結合物は、特定の遺伝子の転写開始点の上流に存在する特別なDNA配合に結合し、RNAポリメラーゼによる転写を促進する。

e. RNAポリメラーゼが結合して転写開始するのに必要は領域をプロモーターと呼び、真核生物ではTATAボックスや CAATボックス等の構造が存在している。

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2.  誤っているのはどれか。

a. mRNAはその5’末端に7-メチルグアニンからなるキャップ構造、その3’末端にポリA(アデニル酸)からなるポリA尾部(テイル)を持つ。

b. リボソームRNAやトランスファーRNAの遺伝子は、染色体上に200コピー以上存在している。

c. エストロゲンやグルココルチコイドなどのホルモンと受容体(リセプター)の結合物は、特定の遺伝子のプロモーター領域上に存在する特別なDNA配列に結合し、RNAポリメラーゼによる転写を促進する。

d. RNAに転写された遺伝情報は、アデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの4塩基が3個連続した配列(コドン)で1つのアミノ酸を指定している。

e. 蛋白質合成の開始を指示する開始コドンAUGは、同時にアスパラギン酸のコドンでもあるが、終止コドンUAA、UGA、UAGには対応するアミノアシルtRNAは存在しない。

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3.  誤っているのはどれか。

a. メッセンジャーRNAは5’-末端に7-メチルアデニル酸からなるキャップ構造、3’-末端にポリチミジル酸からなる尾部を持つ。

b. 真核生物にはα-アマニチンに対して感受性が異なる3種類のRNAポリメラーゼが存在している。

c. RNAポリメラーゼが結合して転写開始するのに必要な領域をプロモーターと呼び、真核生物ではTATAボックスやCAATボックス等の構造が存在している。

d. ステロイドホルモンと受容体の結合物は、特定の遺伝子の転写開始点の上流に存在する特別なDNA に結合し、RNAポリメラーゼによる転写を促進する。

e. リボソームRNAやトランスファーRNAの遺伝子は、染色体上に200コピー以上する。

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4.  次のうち誤っているのはどれか。

a. mRNAはその5’末端に7-メチルアデニル酸からなるキャップ構造を持つ。

b. 真核生物には3種類のRNAポリメラーゼが存在している。

c. リボソームRNAやトランスファーRNAの遺伝子は、染色 体上に200コピー以上存在する。

d. ホルモンと受容体(リセプター)の結合物は、特定の遺伝子のプロモーター領域に存在する特別なDNA配合に結合し,RNAポリメラーゼによる転写を促進する。

e. 遺伝子の転写開始点上流のプロモーター領域にはTATAボックスやCAATボックス等の構造が存在している。

転写・翻訳

1.  誤っているのはどれか。

a. ホルモンと受容体(リセプター)の結合物は、特定の遺伝子のプロモーター領域上に存在する特別なDNA配列に結合し、DNAポリメラーゼによる複製を促進する。

b. RNAに転写された遺伝情報は、アデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの4塩基が3個連続した配列(コドン)で1つのアミノ酸を指定している。

c. 20種類のアミノ酸に対して各々1種類以上のコドンが存在する。

d. タンパク質合成の開始を指示する開始コドンAUGは、同時にメチオニンのコドンでもあるが、終止コドンUAA、UGA、UAGには対応するアミノアシルtRNAは存在しない。

e. 20種類のアミノ酸の各々に対して、それぞれ1ないし数種類のトランスファーRNA及びアミノアシルtRNA合成酵素が存在している。

1.  誤っているのはどれか。

a. 解糖系の酵素は細胞質に存在する。

b. クエン酸回路(TAC 回路)は細胞内のミトコンドリア・マトリックス中で進行する。

c. グリコーゲンの分解はホスホリラーゼ、脱分枝酵素の二つの酵素反応によってグルコース 6-リン酸を生成する。

d. グルコース、脂肪酸、アミノ酸から生成されたアセチルCoA は、クエン酸回路によってCO2とH2O とに完全に酸化される。

e. 糖新生時におけるピルビン酸キナーゼの逆反応は、ミトコンドリア内のピルビン酸カルボキシラーゼとリンゴ酸脱水素酵素、細胞質のリンゴ酸脱水素酵素とホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼの4種の酵素を必要とする。

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2.  誤っているのはどれか。

a. ホスホフルクトキナーゼは、フルクトース 6-リン酸をフルクトース 1,6-ビスリン酸にリン酸化する解糖系を律速する調節酵素である。

b. 解糖系にはホスホフルクトキナーゼ、アルドラーゼ、ピルビン酸キナーゼの不可逆な酵素反応が3か所ある。

c. 解糖系のピルビン酸キナーゼの逆反応は、ピルビン酸カルボキシラーゼとホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼにより行われる。

d. ホスホフルクトキナーゼは、フルクトース 2,6-ビスリン酸によって活性化される。

e. ペントースリン酸経路では、還元型NADPH及び核酸成分のリボースを生成する。

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3  グリコサミノグリカン(ムコ多糖)を構成するものはどれか。

a. ソルビトール

b. グルコン酸

c. グルクロン酸

d. マニトール

e. デキストリン

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4.  誤っているのはどれか。

a. ペントースリン酸回路によりコレステロールや脂肪酸の生合成に必要なNADPHは合成される。

b. ペントースリン酸回路の非酸化的経路では三単糖から七単糖までの糖が合成される。

c. 核酸の構成成分のリボースはペントースリン酸回路により生成される。

d. グリコーゲン代謝酵素はATP/AMP やグルコース 6-リン酸の濃度によるアロステリック調節及びリン酸化、脱リン酸化による調節を受けている。

e. アドレナリンやグルカゴンにより増加するCa2+は細胞内情報伝達物質としてCa2+ 依存性プロテインキナーゼを活性化する。

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5.  誤っているのはどれか。

a. 正常の空腹時血糖値(グルコース濃度)は110 mg/dlより低い。

b. 六炭糖には、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノースがある。

c. 哺乳動物に存在する単糖の大部分はL型である。

d. 五炭糖のリボースとデオキシリボースは、核酸のRNAとDNAの成分である。

e. TCA回路は細胞のミトコンドリアに存在し、細胞内にATPが枯渇すると進行する。

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6.  誤っているのはどれか。

a. 解糖系のホスホフルクトキナーゼ活性は、細胞内ATP量が増加すると活性化される。

b. ホスホフルクトキナーゼの活性は、フルクトース-2,6-ビスリン酸によって活性化される。

c. フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ及びグルコース-6-ホスファターゼ活性は糖尿病状態やグルココルチコイド投与により活性化される。

d. グリコーゲン合成酵素の活性型は脱リン酸化されており、リン酸化により不活性型になる。

e. ペントースリン酸経路ではNADPHや核酸の構成成分のリボースが合成される。

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7.  誤っているのはどれか。

a. ホスホフルクトキナーゼの活性はクエン酸等によって活性化され、フルクトース 2,6-ビスリン酸により阻害される。 

b. 解糖系には不可逆反応を触媒する3種類の酵素、ヘキシキナーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、ピルビン酸キナーゼが存在する。

c. 解糖系及び糖新生系はアロステリック調節とホルモン調節を受けている。

d. グリコーゲン分解に関与するグリコーゲンホスホリラーゼの活性はプロテインキナーゼによるリン酸化で活性化される。

e. グリコーゲン合成酵素の活性はプロテインホスファターゼによる脱リン酸化により活性化される。

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8.  誤っているのはどれか。

a. フルクトース 1,6-ビスホスファターゼ及びグルコース 6-ホスファターゼ活性は糖尿病状態やグルココルチコイド投与により不活性化される。

b. 解糖系のホスホフルクトキナーゼ活性は、インシュリンにより増加し、細胞内高ATP量で阻害される。

c. 細胞質で生じたNADHはリンゴ酸シャトル機構あるいはグリセロールリン酸シャトル機構でミトコンドリアに入り、電子伝達系で2.5-3及び1.5-2ATPが生じる。

d. フルクトース 1,6-ビスホスファターゼはフルクトース 2,6-ビスリン酸、インシュリンにより強力に阻害される。

e. 解糖系及び糖新生系はアロステリック調節とホルモン調節を受けている。

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9.  誤っているのはどれか。

a. 解糖系及び糖新生系はアロステリック調節とホルモン調節を受けている。

b. 細胞質で生じたNADHはリンゴ酸シャトル機構あるいはグリセロールリン酸シャトル機構によりミトコンドリアに入る。

c. ミトコンドリアの電子伝達系は内膜にあり、4種の複合体からなっている。

d. ミトコンドリア内幕に形成されたカルシウムイオン濃度勾配の解消に共役してF0F1ATPaseによるATP合成が起こる。

e. ミトコンドリアの電子伝達系と酸化的リン酸化反応は共役してATPの生成を行う。

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10.  誤っているのはどれか。

a. フルクトース 1,6-ビスホスファターゼはフルクトース 2,6-ビスリン酸やインシュリンにより強力に抑制される。

b. 細胞質で生じたNADH はリンゴ酸シャトル機構あるいはグリセロールリン酸シャトル機構でミトコンドリアに入ってATP産生に使われる。

c. フルクトース 1,6-ビスホスファターゼ及びグルコース 6-ホスファターゼ活性はグルココルチコイド投与により活性化される。

d. 解糖系のホスホフルクトキナーゼ活性は、グルカゴンにより増加し、細胞内高AMP濃度で阻害される。

e. ピルビン酸脱水素酵素はアセチルCoAの増加により抑制される。

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11.  誤っているのはどれか。

a. グリコーゲンの合成と分解に関与するグリコーゲン合成酵素とホスホリラーゼの活性はリン酸・脱リン酸化により調節されている。

b. 酸化的リン酸化によって、NADH(NADH+H+)から2.5-3分子のATPが、FADH2 から1.5-2分子のATPが生成する。

c. 酸化的リン酸化とは、電子伝達系によって電子が酸素まで流れる過程で遊離されてくる自由エネルギー(プロトン駆動力)を、ATPの高エネルギーリン酸に変換捕捉する反ある。

d. クエン酸回路の過程でアセチルCoAから3分子の(NADH+H+)、1分子のFADH2、1分子のGTP、2分子のCO2が生成する。

e. クエン酸回路のピルビン酸脱水素酵素複合体やコハク酸脱水素酵素複合体では、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、パントテン酸、リポ酸のビタミンが補酵素として使われている。

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12.  誤っているのはどれか。

a. 二糖類にはマルトース、ラクトース、スクロースなどがある。

b. 六炭糖にはグルコース、フルクトース、ガラクトースがある。

c. 糖尿病では空腹時の静脈血漿中のグルコース濃度が126mg/dl以上となる。

d. 糖尿病では75gブドウ糖負荷2時間後の静脈血漿中のグルコース濃度が200mg/dl以上となる。

e. フルクトサミンは過去1か月程度の血糖状態を反映する指標である。

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13.  誤っているのはどれか。

a. 酸化的リン酸化とは、電子伝達系によって電子が酵素まで流れる過程で遊離されてくる自由エネルギーを、ATPの高エネルギーリン酸に変換捕捉する反応である。

b. 電子伝達系は、ミトコンドリア外膜に存在する複合体I~複合体IVの成分で構成されている。

c. 電子伝達系による電子輸送に伴って発生するH+を膜透過させる力、すなわちプロトン駆動力(△p)が酸化的リン酸化における高エネルギー中間状態である。

d. プロトン(H+)濃度勾配がミトコンドリアのクリステに存在するF0F1ATPaseによって解消されるのと共役して、ADPからATPが生成される。

e. 酸化的リン酸化によって、NADH(NADH+H+)から1.5-2分子のATP が、FADH2から2.5-3分子のATPが生成する。

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14.  誤っているのはどれか。

a. 赤血球にはクエン酸経路が存在しないので、エネルギー(ATP)産生は完全に解糖系(Embden-Meyerhof経路)に依存している。

b. 筋肉の糖代謝では、運動により産生された乳酸は肝臓に輸送されてグルコースに再生され、再び糖原として筋肉に戻るという Coriサイクルが存在する。

c. 解糖系においては、グルコースが、好気(有酸素)条件ではピルビン酸に、無機(無酸素)条件では乳酸に、それぞれ変化する。

d. 解糖系の初段階のグルコース 6-リン酸を生成する反応は肝臓・すい臓ではヘキソキナーゼ、筋肉やその他の組織ではグルコキナーゼが触媒する。

e. 一般に心筋では好気的解糖、骨格筋では嫌気的解糖が行われている。

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15.  誤っているのはどれか。

a. ミトコンドリア内膜には電子伝達系及び酸化的リン酸化反応に関与する酵素が存在する。

b. グルコース、脂肪酸、アミノ酸から生成されたアセチルCoAはクエン酸回路により完全に酸化される。

c. クエン酸回路はアセチルCoAがオキザロ酢酸と結合してコハク酸になる反応から開始される。

d. グルコース1分子が生体酸化反応によってCO2とH2Oにまで分解する過程でATPは30-38分子生成される。

e. 電子伝達系はアミタール、ロテノン、アンチマイシン、一酸化炭素、シアンイオンなどにより阻害される。

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16 . グルカゴンにより活性が増加する酵素反応はどれか。

a. グリコーゲン合成酵素

b. ピルビン酸脱水素酵素

c. フルクトース-1.6-ビスホスファターゼ

d. ヘキソキナーゼ

e. ホスホフルクトキナーゼ

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17.  糖について誤っているのはどれか。

a. 糖負荷試験は早朝空腹時にグルコース75gを経口負荷して調べる。

b. 糖尿病では空腹時の静脈血漿中のグルコース濃度が110mg/dl以上となる。

c. 糖尿病では糖負荷2時間後の静脈血漿中のグルコース濃度が200mg/dl以上となる。

d. 血漿タンパク質は血中グルコースと反応してアマドリ転移によりケトアミンを生成する。

e. フルクトサミンは過去2週間程度の血糖状態を反映する指標である。

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18.  誤っているのはどれか。

a. クエン酸回路はミトコンドリアのマトリックスにあり、アセチルCoAがオキザロ酢酸と縮合してクエン酸になる反応から始まる。

b. ピルビン酸はピルビン酸脱水素酵素複合体によってアセチルCoAに変化する。

c. アセチルCoAがクエン酸回路を一回転すると4回の脱水素反応が起きる。

d. アセチルCoAはクエン酸回路で代謝される際、3か所で脱炭酸される。

e. ミトコンドリアにおけるATP合成はクエン酸回路、電子伝達系、及び酸化的リン酸化を介して行われる。

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19.  エネルギー源としてグルコースしか利用できない臓器(細胞)はどれか。

a. 肝臓

b. 腎臓

c. 心臓

d. 脳

e. 赤血球

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20.  誤っているのはどれか。

a. 解糖系では、グルコースのリン酸エステルをフルクトースのリン酸エステルに変化させてから、2分子のトリオースリン酸に分解する。

b. 解糖系の酵素は、細胞の細胞質に存在する。

c. ガラクトースは解糖系の律速酵素、ホスホフルクトキナーゼをスキップして解糖系に入るので血糖調節能が低い。

d. ホスホフルクトキナーゼの活性は、フルクトース 2,6-ビスリン酸によって活性化される。

e. 解糖系のピルビン酸キナーゼ反応の糖新生時における逆反応は、ミトコンドリア内のピルビン酸カルボキシラーゼとリンゴ酸脱水素酵素、細胞質のリンゴ酸脱水素酵素とホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼの4種の酵素を必要とする。

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21.  糖新生に関与しない酵素はどれか。

a. ピルビン酸カルボキシラーゼ

b. フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ

c. グルコース-6-ホスファターゼ

d. ピルビン酸デヒドロゲナーゼ

e. ホスホエノールピルビン酸カルボキシナーゼ

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22.  ミトコンドリア電子伝達系の複合体IIへ電子を流入させる酵素はどれか。

a. リンゴ酸脱水素酵素

b. ピルビン酸脱水素酵素

c. コハク酸脱水素酵素

d. β-ヒドロキシアシルCoA脱水素酵素

e. イソクエン酸脱水素酵素

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23.  NADH生成を触媒しないのはどれか。

a. ピルビン酸脱水素酵素

b. コハク酸脱水素酵素

c. α-ケトグルタル酸脱水素酵素

d. リンゴ酸脱水素酵素

e. イソクエン酸脱水素酵素

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24.  誤っているのはどれか。

a. 電子伝達系及び酸化的リン酸化反応に関与する酵素はミトコンドリア・マトリックスに存在する。  

b. 1分子のNADH 及びFADH2が電子伝達系で酸化されるとATPが2.5 及び1.5分子生成する。

c. NADHはミトコンドリア内膜を通過する事ができないので、リンゴ酸シャトルあるいはグリセロールリン酸シャトルにより運搬される。

d. 電子伝達に伴ってミトコンドリア内膜に形成されるプロトン濃度勾配を利用してATP 合成が起こる。

e. 電子伝達系はアミタール、ロテノン、アンチマイシン、一酸化炭素、シアンイオンなどにより阻害される。

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25.  TCA回路の酵素のうち酸化的脱炭酸を行うものはどれか。

a. コハク酸脱水素酵素

b. グリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素

c. ピルビン酸脱水素酵素

d. 乳酸脱水素酵素

e. リンゴ酸脱水素酵素

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26.  誤っているのはどれか。

a. 糖質は、分子内にアルデヒド基(CHO基)またはケトン基(CO基)のうちいずれかと、水酸基を2個以上持つ。

b. 糖質は、エネルギー源、細胞の分子の構造成分、細胞同士の情報の伝達分子(細胞間シグナル)として働く。

c. すべての単糖類とスクロース(sucrose、ショ糖)以外の二糖類は、開環した鎖状構造においてアルデヒド基をもち、還元性を示す。

d. 五単糖にはフルクトースやマンノースがある。

e. リボースとデオキシリボースは、核酸のRNAとDNAの成分である。

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27.  次のうち誤っているのはどれか。

a. グルコース、マンノース、フルクトースは六単糖である。

b. マルトース、ガラクトース、スクロースは二糖類である。

c. 解糖系は細胞質に存在し、ATPの生成反応を行なう。

d. 解糖系でグルコースは嫌気的条件では乳酸に、好気的条件ではピルビン酸に変化する。

e. 解糖系はヘキソキナーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、およびピルビン酸キナーゼによって調節されている。

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28.  次の酵素のうち糖新生に関与するものはどれか。

a. ヘキソキナーゼ

b. フルクトキナーゼ

c. ピルビン酸キナーゼ

d. ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ

e. ピルビン酸デヒドロゲナーゼ

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29.  リン酸化、脱リン酸化による活性調節を受けないのはどれか。

a. グリコーゲンホスホリラーゼ

b. ホスホフルクトキナーゼ

c. ピルビン酸カルボキシラーゼ

d. ピルビン酸デヒドロゲナーゼ

e. ピルビン酸キナーゼ

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30.  次のうち誤っているのはどれか。

a. 六単糖にはグルコース、フルクトース、マンノースなどがある。

b. グルコースはケトース、フルクトースはアルドースである。

c. 二糖類にはマルトース、ラクトース、スクロースなどがある。

d. グルコサミノグリカンは主にアミノ糖とグルクロン酸が直鎖上に繰り返し重合した構造を持つ。

e. 糖尿病などでは血中ヘモグロビンが糖付加を受けたHb A1cが増加する。

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31.  次のうち誤っているのはどれか。

a. 解糖系及び糖新生系はアロステリック調節とホルモン調節を受けている。

b. グルコースは解糖系により、好気的条件ではピルビン酸、嫌気的条件では乳酸に代謝される。

c. ホスホフルクトキナーゼの活性はクエン酸及びATPにより活性化される。

d. 解糖系の3カ所の不可逆反応はヘキソキナーゼ、ホスホフルクトキナーゼ及びピルビン酸キナーゼによって触媒される。

e. ピルビン酸カルボキシラーゼはアセチルCoAにより活性化される。

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32.  次のうち誤っているのはどれか。

a. クエン酸回路はミトコンドリア・マトリックスで反応を進行させている。

b. クエン酸回路はアセチルCoAがオキザロ酢酸と縮合してクエン酸になる反応から開始する。

c. アセチルCoAがクエン酸回路で完全に酸化されると、最終的に2分子のCO2、3分子のNADH、1分子のFADH2、1分子のGTPを生成する。

d. ピルビン酸脱水素酵素や2-オキソグルタル酸脱水素酵素は補酵素としてCoA、チアミンピロリン酸、リポ酸、 FAD、NAD+を必要とする。

e. ピルビン酸脱水素酵素は、アセチルCoA、ATP、NADHにより活性化されたピルビン酸脱水素酵素キナーゼによりリン酸化されて、活性化する。

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33.  次のうち誤っているのはどれか。

a. 電子伝達系の酵素はミトコンドリア内膜に存在する。

b. 1分子のNADH及びFADH2が電子伝達系で酸化されるとATPが2.5-3分子及び1.5-2分子が生成する。

c. ピルビン酸やリンゴ酸はミトコンドリア内膜を通過できない。

d. 電子伝達に伴ってミトコンドリア内膜に形成されるプロトン濃度勾配を利用してATP合成が起こる。

e. ミトコンドリア病は母性遺伝形式で、大量のエネルギー消費を必要とする脳や筋組織に障害が発生する。

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34.  次のうち誤っているのはどれか。

a. ペントースリン酸経路によりコレステロールや脂肪酸の合成に必要なNADPHが合成される。

b. ペントースリン酸経路の非酸化的経路では三単糖から七単糖までの糖が合成される。

c. ウロン酸経路ではビリルビンやステロイド代謝に不可欠なグルコン酸が合成される。

d. フルクトースはホスホフルクトキナーゼを迂回するために、代謝調節を受けにくく、高脂血症を招きやすい。

e. 解糖系で生じたNADHは、リンゴ酸-アスパラギン酸シャトルあるいはグリセロールリン酸シャトルによりミトコンドリア・マトリックスに運ばれる。

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35.  次のうち誤っているのはどれか。

a. グリコーゲン合成酵素の活性はプロテインキナーゼAによるリン酸化で不活性化され、プロテインホスファターゼ1による脱リン酸化により活性化される。

b. グルカゴンは細胞内cAMPを上昇させプロテインキナーゼAを活性化する。

c. グリコーゲンホスホリラーゼはホスホリラーゼキナーゼによるリン酸化により活性化する。

d. グリコーゲン合成酵素はグルコース-1-リン酸を重合させてグリコーゲンを合成する。

e. グリコーゲンの脱分枝酵素はグルコース鎖上のα1-6結合を切断する。

糖・アミノ酸

1.  次の酵素反応のうち誤っているのはどれか。

a. アスパラギン酸+2-オキソグルタミン酸→オキザロ酢酸+グルタミン酸

b. アラニン+2-オキソグルタル酸→ピルビン酸+アスパラギン酸

c. グルタミン酸+NAD(P)++H2O→2-オキソグルタル酸+アンモニア+NAD(P)H+H+

d. リンゴ酸+NAD+→オキザロ酢酸+NADH+H+

e. グルタミン+H2O→グルタミン酸+アンモニア

糖・タンパク質

1.  誤っているのはどれか。

a. 糖負荷試験で静脈血漿中の血糖が空腹時126mg/dl以上、2時間後200mg/dl以上の時、糖尿病と判定される。

b. 糖負荷試験は早朝空腹時にグルコース75gを経口負荷し、糖負荷後の糖処理能を調べる試験である。

c. 血清総蛋白中においてアルブミンの占める割合はおよそ60~70%である。

d. 蛋白質は水溶液中で酸・塩基の何れとしても働く両性電解質である。

e. 血清蛋白はセルロースアセテート膜電気泳動上、主に3つに分画される。

複製

1.  複製フォークにおけるDNA複製に関与しない酵素はどれか。

a. プライマーゼ

b. ヘリカーゼ

c. DNAリガーゼ

d. DNAトポイソメラーゼ

e. ポリヌクレオチドキナーゼ

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2.  誤っているのはどれか。

a. DNAの複製は半保存的で、二方向に向かって複製開始点と呼ばれる部位から始まる。

b. DNAは損傷すると除去修復、直接修復、組換え修復などによって修復されて常に正しい状態に保たれ、遺伝情報の保全が行われている。

c. DNAの複製で合成される鎖には、3’→5’方向に連続的に合成されるリーディング鎖と断続的に合成されるランギング鎖がある。

d. 複製分岐点(複製フォーク)における鎖の伸長方向は2本の鎖においてお互いに異なっている。

e. 複製フォークではDNAポリメラーゼ、プライマーゼ、ヘリカーゼ、トポイソメラーゼなどを含むレプリソームが形成され、染色体DNAの複製が効率的に行われる。

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3.  誤っているのはどれか。

a. DNA ポリメラーゼが新しい鎖のDNA合成を開始するに際しては、プライマーゼによって合成されたプライマーRNAが必要である。

b. DNA複製は半保存的で、複製開始点と呼ばれる部位から両方向に向かってDNA合成が開始する。

c. 染色体DNAの複製は、二本鎖の各々に対して5’から3’の方向へ進行するので、ラギング鎖では岡崎フラグメントと言う複数個の短いDNA鎖断片が形成される。

d. DNAポリメラーゼの校正機能とはDNAを3’側から分解するエンドヌクレアーゼ活性のことである。

e. DNAポリメラーゼの5’側から分解するエキソヌクレアーゼ活性は、DNAに変異が生じた際の修復反応に必要である。

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4.  次のうち誤っているのはどれか。

a. 染色体DNAの複製は、二本鎖の各々に対して5′から3′の方向へ進行する。

b. リーディング鎖の合成時には岡崎フラグメントと呼ばれる短いDNA断片が一時的に生成する。

c. DNAポリメラーゼの校正機能とはDNAを3’側から分解するエキソヌクレアーゼ活性のことである。

d. DNAポリメラーゼの5’側から分解するエキソヌクレアーゼ活性はDNAに変異が生じた際の修復反応に必要である。

e. 複製において生成したDNA断片は、ATPの加水分解と共 役してDNAリガーゼが連結する。

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5.  複製フォークにおけるDNA複製に関与しない酵素はどれか。

a. DNAトポイソメラーゼ

b. DNAリガーゼ

c. テロメラーゼ

d. プライマーゼ

e. ヘリカーゼ

翻訳

1.  誤っているのはどれか。

a. ペプチドの延長反応には、一つのアミノ酸の付加延長につき2分子のGTPが必要である。

b. リボソーム上にはペプチジルtRNAが結合するP部位とアミノアシルtRNAが結合するA部位とが存在する。

c. ある種の抗生物質は原核生物に特異的な30S及び50Sリボソーム亜粒子に結合することにより細菌などの蛋白質合生を特異的に阻止する。

d. 翻訳された分泌蛋白質はN-末端側のシグナル配列によりシグナル認識顆粒(SRP)に認識され、小胞体内腔へ輸送される。

e. 翻訳された蛋白質は小胞体及びゴルジ装置で糖鎖が付加される。O-結合型糖鎖はアスパラギン残基、N-結合型糖鎖はセリン、スレオニン残基に結合する。

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2.  誤っているのはどれか。

a. 細胞質に局在するRNAにはメッセンジャーRNA (mRNA)、トランスファーRNA(tRNA)、リボソームRNA(rRNA)がある。

b. スプライシングによって生成した成熟mRNAは細胞質へ輸送されてタンパク質の生合成に使用される。

c. タンパク質合成中、リボソーム上でのペプチド転移反応は60Sサブユニットの持つペプチジルトランスフェラーゼ活性が行う。

d. タンパク質生合成はmRNA、40Sリボソームサブユニット、メチオニルtRNA、ATPなどからなる40S開始複合体形成後、これに60Sリボソームサブユニットが結合して80S開始複合体を形成することから始まる。

e. ペプチド鎖の合成において終止コドンが出現するとGTPと遊離因子が作用してペプチド鎖が遊離される。

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3.  誤っているのはどれか。

a. 20種類のアミノ酸の各々に対して、それぞれ1種類のトランスファーRNA 及びアミノアシルtRNA合成酵素が存在している。

b. アミノアシルtRNA合成酵素はATPを用いてアミノ酸を対応するトランスファーRNAに結合させる反応を触媒している。

c. タンパク質合成の開始を指示する開始コドンAUGは、同時にメチオニンのコドンでもあるが、終止コドンUAA、UGA、UAGには対応するアミノアシルtRNAは存在しない。

d. アミノ酸を3’未端部のCCAに結合させたトランスファーRNAは、そのアンチコドンをメッセンジャーRNA上のコドンと対合させることにより、メッセンジャーRNAの遺伝情報をアミノ酸配列として解読していく。

e. メッセンジャーRNA が染色体DNA(遺伝子)上の遺伝情報の必要部分を写し取ってきたコピーであるのに対して、リボソームRNAは蛋白質合成の工場、トランスファーRNAは遺伝情報とアミノ酸との間を繋ぐアダプター分子ということが出来る。

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4.  誤っているのはどれか。

a. 翻訳されたミトコンドリアタンパク質や核タンパク質にはミトコンドリア及び核に移行・局在化するための特異的なアミノ酸配列が存在する。

b. O-結合型糖鎖はセリン、スレオニン残基、N-結合型糖鎖はアスパラギン残基に結合する。

c. 翻訳された分泌タンパク質はN-末端側のシグナル配列によりSRPに認識され、小胞体内腔へ輸送される。

d. ある種の癌遺伝子タンパク質はファルネシル基やゲラニルゲラニル基などのイソプレノイド基で修飾される。

e. タンパク質のリン酸化はセリン、プロリン、イソロイシン残基で起こる。

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5.  誤っているのはどれか。

a. タンパク質合成の開始を指示する開始コドンAUGは、同時にメチオニンのコドンでもあるが、終止コドンUAA、UAG、UGAには対応するアミノアシルtRNAは存在しない。

b. 20種類のアミノ酸各々に対して、特異的なトランスファーRNA及びアミノアシルtRNA合成酵素が存在している。

c. アミノアシルtRNA合成酵素はATPを用いて、アミノ酸を対応するトランスファーRNAに結合させる反応を触媒している。

d. メッセンジャーRNAは遺伝子情報の必要部分を写し取ってきたコピー、リボソームRNAはタンパク質合成の工場、トランスファーRNAは遺伝情報とアミノ酸との間を繋ぐアダプター分子と言う事ができる。

e. アミノ酸を3’-未端のキャップ構造に結合させたトランスファーRNAは、そのアンチコドンとメッセンジャーRNA上のコドンと対合させる事により遺伝情報をアミノ酸配列として解読していく。

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6.  誤っているのはどれか。

a. リボソーム上にはペプチジルtRNAが結合するP部位とアミノシルtRNAが結合するA部位とが存在する。

b. ペプチドの延長反応には、一つのアミノ酸の付加延長につき2分子のATPが必要である。

c. ペプチドの延長反応においてペプチド鎖の転移後、生じたペブチジルtRNAはA部位よりP部位に転移し、リボソームは1コドン分だけ3’側に移動する。

d. ペプチド鎖合成において終止コドンが出現すると遊離因子が作用してペプチド鎖が遊離される。

e. 抗生物質は原核生物に特異的なリボソーム亜粒子に結合することにより、細菌等のタンパク質合成を特異的に阻止する。

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7.  誤っているのはどれか。

a. アミノアシルtRNA合成酵素は、ATPを用いてアミノ酸を対応するトランスファーRNAに結合させる反応を触媒する。

b. トランスファーRNAは、そのアンチコドンをメッセンジャーRNA上のコドンと対合させることにより、メッセンジャーRNAの遺伝情報をアミノ酸配列として解読していく。

c. リボソームRNAはクローバー型の構造、トランスファーRNAは大亜粒子と小亜粒子とが結合したダルマのような形をしている。

d. メッセンジャーRNAが遺伝情報の必要部分を写しとってきたコピーであるのに対して、リボソームRNAは蛋白質合成の工場、トランスファーRNAは遺伝情報とアミノ酸との間を繋ぐアダプター分子と言うことができる。

e. 蛋白質合成は、メッセンジャーRNA、40S リボソーム小亜粒子、メチオニル tRNA、GTP、ATP及び開始因子の存在下、40S開始複合体を形成することにより始まる。

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8.  誤っているのはどれか。

a. タンパク質生合成はmRNA、40Sリボソーム、メチオニルtRNA、GTPなどからなる40S開始複合体の形成後、これに60Sリボソームが結合して80S開始複合体を形成することから始まる。

b. タンパク質合成中、リボソーム上でのペプチド転移反応は60Sリボソームサブユニットの持つペプチジルトランスフェラーゼ活性が行なう。

c. ペプチドの延長反応には、一つのアミノ酸の付加延長につき二分子のGPTが必要である。

d. リボソーム上にはペプチジルtRNAが結合するP部位とアミノアシルtRNAが結合するA部位とが存在する。

e. ペプチド鎖の合成において終止コドンが出現するとATPと遊離因子が作用してペプチド鎖が遊離される。

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9.  次のうち誤っているのはどれか。

a. mRNA上では約100ヌクレオチドが翻訳される度に、次の翻訳開始複合体が形成される。

b. ペプチドの延長反応には、一つのアミノ酸の付加延長につき2分子のGTPが必要である。

c. リボソーム上にはぺプチジルtRNAが結合するP部位とアミノアシルtRNAが結合するA部位とが存在する。

d. mRNAの翻訳中、ペプチド転移反応は60Sサブユニットの持つぺプチジルトランスフェラーゼ活性が行なう。

e. ペプチド鎖の合成において終止コドンが出現するとATPと終結因子が作用してペプチド鎖が遊離される。

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10.  次のうち誤っているのはどれか。

a. 20種類のアミノ酸の各々に対して、特異的なトランスファーRNA及びアミノアシルtRNA合成酵素が存在している。

b. アミmアシルtRNA合成酵素はGTPを用いてアミノ酸を対応するトランスファーRNAに結合させる。

c. 蛋白質合成の開始を指示する開始コドンAUGは、同時に メチオニンのコドンである。

d. トランスファーRNAの中にはアンチコドンに揺らぎが存在するため複数のコドンと対合出来るものがある。

e. トランスファーRNAは遺伝情報とアミノ酸との間を繋ぐアダプター分子として機能する。

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