放射線検査について

泌尿器系のレントゲン検査について少し知ってみましょう!!

 

腰が痛いなと思っていたら赤いおしっこ迄でてきてどうしましょう。なんて時には石ができて悪さをしていることがあります(尿路結石)。

こんな時には腎盂尿管造影検査(IVP)という検査をします。

尿路系の解剖を少し知っておきましょう。

尿路の解剖図

 

 

 

腎臓・・・血液の中から余分な水分を絞り出して、おしっこを作っています。

尿管・・・おしっこの流れ道です。

膀胱・・・おしっこを溜めておくところです。大人でおおよそ350〜500mlぐらい溜まります。

 

 

 

 

IVPってどういう検査?

  1. 寝台に寝ころんで、お腹(腎臓から膀胱にかけて)の写真を撮ります(単純写真)。
  2. 血管(静脈)から造影剤を注射します。
  3. 寝台の頭の方を少し下げます(頭低位)この状態で造影剤は腎臓に溜まってきます。
  4. 注射が終わってから5分後に写真を撮ります。
  5. 同様に15分後に写真を撮ります。
  6. 寝台を起こして写真を撮ります(立位)。
  7. このころには膀胱におしっこがたまっているのでトイレで出し(排尿)、もう一度寝ころんで写真を撮ります。

IVPで何がわかるの?

おおまかに

といったことがわかります。

時間のある人は写真でも見て下さい。

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