藤田保健衛生大学医学部 リハビリテーション医学 I & II 講座

医学生リハセミナー

2013年春期医学生リハセミナーは9名の学生さんと4名の研修医,2名の医師が参加しました.

リピーターとして参加してくれる方が増えてきたので,セミナー内容の再検討しました.

さて,新企画はどうだったでしょうか?(その答えはアンケート結果に反映されていますよ)

参加者と開催地

藤田保健衛生大学4年:藤田保健衛生大学,七栗サナトリウム

京都大学5年:七栗サナトリウム

藤田保健衛生大学5年:藤田保健衛生大学

信州大学6年:藤田保健衛生大学,七栗サナトリウム

東京医科大学6年:七栗サナトリウム

三重大学6年:七栗サナトリウム

高知大学6年:七栗サナトリウム

藤田保健衛生大学6年:藤田保健衛生大学

藤田保健衛生大学6年:藤田保健衛生大学

研修医1年(愛知県):藤田保健衛生大学,七栗サナトリウム

研修医1年(三重建):七栗サナトリウム

研修医1年(京都府):七栗サナトリウム

研修医2年(愛知県):藤田保健衛生大学,七栗サナトリウム

整形外科医師(愛知県):藤田保健衛生大学

リハビリ科医師(愛知県):藤田保健衛生大学,七栗サナトリウム

セミナー内容(一部をご紹介)

・障害者体験

高齢者スーツや障害者スーツを着用して,階段昇降をしました.視野障害,難聴,麻痺,関節拘縮を体感しました.

障害者体験

温かく見守っている若手リハ医です.

階段

 

・リハロボット体験

下肢麻痺者の歩行補助ロボット(WPAL:Wearable Power-Assist Locomotor)を装着して,歩行しました.

歩行再建ロボット

バランス練習アシストロボットに乗って訓練をしましたが,なかなか難しかったようです.

バランス練習アシストロボ

訓練失敗

 

・リハ医とは?

藤田保健衛生大学では若手リハ医3名が討論者となって,「リハ医の意義」について討論しました.

七栗サナトリウムではその発展バージョンでセミナー参加者が「リハ医としてどのような評価をするか?」というテーマを反し合いました.

活発な意見が飛び交い,こちらも考えさせられる発言が多々ありました.

討論

 

参加者の感想

1)専門的な話が聞けたことがよかったです.リハ医に興味がわきました.リハに触れられるだけで楽しいです.

2)リハ医についてよく知ることができ,貴重な機会を頂きました.

3)リハロボットに元々興味があり,実際体験もさせて頂いて,より興味が増しました.ディスカッションでは,今まで知る機会のなかったリハ医について知ることができ,理解が深まったので面白く感じました.三重ではあまりリハについて学ぶ機会が無かったので,とても貴重な経験になったと思います.ロボットの開発についての話も,実際に患者が使用するところまで考えて行われていることが分かり,感銘を受けました.

4)6年にもなって神経所見をとることがスムーズにできず,勉強が足りないことを痛感できました.プリズム療法の理論背景など知りたかったです.運動学や高次脳機能障害のレクチャーも受けたかったです.リハ医に関心がありましたが,リハ医の存在意義についてうまく理解できていませんでした.今回の経験とディスカッションでいくらか理解を進めることができました.だいたい進路はリハビリ医学で固まりました.

5)失礼ながら,ポリクリの延長程度の気持ちでの参加でしたが,それ以上のものを見せて頂けたし,体験させて頂けました.また,座学では暗記するしかいけなかったことも実際に体験することで身をもって覚えることができました.

6)リハ医としての専門性を理解できてよかったです.リハ=筋・関節を動かすというイメージが強かったのですが,呼吸リハ,嚥下訓練など他のリハの分野があることが分かりました.患者の「動」「生活」をみるという視点が看護に近くて(現在,看護師で医学生のため),理解しやすかったです.

呼吸リハ

7)リハは何かという授業を受けたことがなかったので,まずオリエンテーションで説明をして頂けてよかったです.治療体験は実際にやってみて楽しみながら,こういうのがあるのかと思えました.初めてリハの現場を見て,とても新鮮だったし,説明をして頂けたので分かりやすかったです.患者のお話を聞けたことがとてもよかったです.患者がリハによって自分でできることが増えて,仕事のやる気もでてきたというお話をしていて,リハ科の先生は病気と付き合っていく患者にモチベーションを保たせることができて,魅力的な仕事だなと思いました.リハについて何もしらない学生でも楽しめる2日間でした.

8)グループワークで考えてみて,初めて難しさやリハ医教育の重要性が分かりました.グループワークが楽しく,このようにもっと自分達で考える,考えさせる場があったらよいなと思いました.急性期での考え方や流れはよく分かりましたが,回復期での内容がよく分からず,不完全燃焼でした.医療経済,経営も興味があるので,金銭面からの切り口がおもしろかったです.実際に患者の話を聞ける機会はめったにないと思うので,このような場がありうれしかったです.先生方がよく計画して下さったので1日で十分楽しむことができました.本当に,先生方は教育に力を入れているのだなと体感できました.

9)授業で聞いた内容を実際に体験でき,患者のリハの様子を見られてよかったと思います.大変勉強になりました.リハ医学に興味を持ちました.もっと多くの診察を見たかったと思います.診察からリハ計画,説明まで一連の流れをつかむことができましたが,体験したかったです.リハ医がチームで指示している場も体験したかったです.リハの検査を全て体験したいと思いました.また機会がありましたら参加したいと思います.

10)ワークショップ形式でしっかりと考えることができたのがよかったです.運動学と診察が勉強になりました.患者,コメディカルの方の話を聞くことができ,大変ありがたかったです.他の内容も全て面白かったです.コメディカルの方から見たリハ医の姿,理想像,求めているものなど教えて頂けたらありがたいです.ベットサイドでできる簡単なリハや診察,評価,訓練処方の流れについて知りたかったです.

11)回復期リハ病院から退院された患者の話を聞く機会を持てたことが有意義な経験でした.他科では退院したら,そこで診察は終了しますが,リハ科は患者の生涯にわたって付き合うことができる唯一といっていい科でもありますので,その特徴を2日間と短い期間ながら最大限に経験できたと思います.

12)介助者体験実習ではコツさせつかめば女性が男性をベットに移すことができるというのは,1番のツボでした.嚥下内視鏡実習は生まれて初めて行いました,非常に貴重な体験でした.とろみ付きの食事は初めて食べました.回復期リハの話を実際に聞けてためになりました.やはり自分で体験するものはおもしろかったです.療法士インタビューや排泄機能検査が見てみたいです.2日間来てよかったです.リハ医の実情も少し分かるようになりました.もっと勉強したいという気になりました.

13)装具やリハロボットに関しては他の科で見ることがないものなので,貴重な体験ができました.嚥下障害の治療に関しては,普段の診察でリハ科に依頼することはあっても,自分で詳しくみる機会がなかったので,勉強になりました.リハのプラン立てをグループワークで色々な意見を出しあってリアルタイムに体験することができました.リハ医と療法士との治療方針の決め方など具体的にどうやって決めていくのか見てみたかったです.療法士の生の声をもっと聞く機会が欲しいと思いました.これまでリハ科の先生方に依頼するだけだったので,詳しい内容を理解できて,大変勉強になりました.またディスカッションで自分の興味のある分野について率直な意見が聞けて参考になりました.学生,研修医,ベテランの先生と様々な状況の方々とセミナーを体験することができて,それぞれの視点での意見が聞けてよかったです.

14)普段何気なく使用している装具もこだわりを持って使うと違うことを知られて良かったです.リハロボットは最新のリハで面白かったのですが,最先端すぎて実感がわきづらかったです.回復期リハのセミナー内容でまた参加したいです.

装具

15)リハ医の診察を直接見せて頂く機会は初めてでした.今更誰にも聞けないことばかりで本当に助かりました.排泄機能検査,病棟での食事介助の様子を見せて頂ける機会があるといいと思いました.システムや装具,環境など何度来ても新たな発見があります.学生や研修医の方々の率直な質問や意見を聞くことができたので,今後の学生指導に役立てられると思い,参考にさせて頂きました.看護師とも話ができてかなり色々なアイディアが浮かび,少し先が明るくなりました.日常業務を行う上で,ちょっとした工夫で取り入れられそうなこと,すぐには無理ですが,将来的にこうした方がいいなと思うアイディアが豊富につまったセミナーでした.医学生セミナーという名称ですが,私程の年代でもとても参考になることが多く,むしろこの年代になると誰にも教えてもらえなかった,多職種の方に遠慮されていることが多いと思うので,こういったセミナーが役立つと思いました.

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2013.6.19